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【2020 J1 第7節】鹿島アントラーズ 2 - 2 FC東京 歩みは遅いけれども...半歩前進

 

前半と後半では別のチームのような内容でした。 

前半はそれはもう酷い内容で1点取れたのが不思議なぐらいでしたが、後半は逆に何で1点しか取れなかったのかという感じでして。

2020鹿島アントラーズは、歩みは遅いですが確実に前へ進んでいます。

(´-`).。oO(また最下位になったけどな) 

 

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スタメンは前節から5名変更。 

上田、白崎、土居、永木、杉岡に代わり、

伊藤、遠藤、ファンアラーノ、三竿、永木が入りました。

 

■ハイライト 

www.youtube.com

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■総評 

・まさにワンチャンスの先制弾

・勝ち筋の見えなかった前半

・目指す形が見えた後半

・勝ちたかった... 

 

■感想 

これはちょっと歯が立たないかも...と感じた立ち上がり。

少なくてもここ数試合では一番よくない内容だったかと。

カウンター志向のFC東京相手にポゼッションされる展開で、勝ち筋が全く見えない展開でしたが、その中でホントにここしかなかったんじゃないかってぐらいワンチャンスを生かした先制点を守り切るしかないんじゃて思うぐらい可能性のない前半。

 

そして前半アディショナルタイムにCKから連続失点して逆転された時点でこの試合は終わったと思いました。

ですが後半は思いもよらない展開に。

前半あれだけ機能しなかったビルドアップが繋がりだし、相手陣内で試合を進める場面が増えてきました。

 

この要因は試合後のザーゴ監督のコメントに答えがありました。

[ ザーゴ監督 ]
前半はわれわれの形ではないボールロストやミスが続いてしまった。今までやってきたことがなかなか表現できなかった。その1つはFC東京さんが高い位置でプレスを掛けてきた。それをくぐり抜けるにはもう少し工夫が必要だった。またビルドアップのところで落ち着きが足りず、自分たちでリズムを失ったと思います。

後半は前半からそうやってプレスを掛けたことで自然に足が止まって、全体的に下がったところでわれわれにスペースができたことで、決めることができた部分もあれば、ポストに当たったのが2本くらいあったと思います。それ以上にチャンスがありました。ただ、残念ながら守備のセットプレーの練習をしているのですが、やればやるほど失点してしまうところがある。ちょっと気がかりです。

https://www.jleague.jp/match/j1/2020/072605/coach/

 

確かに前半はFC東京の的確で早い寄せに苦しんでいたところはありました。

ですがあの強度で1試合通して行うのは、特に蒸し暑いこの時期は難しいんですよね。

それでもそれを見越して後半早めに選手交代してきたFC東京に対して後手を踏まなかったのは評価できるのかなと思います。 

 

引き続きザーゴ監督のコメントを引用しますが

全体的にまだ構築している最中ですけど、目指しているサッカーの一部分は表現できたかなと思います。見ている方もこういうものを見続けたいと思ってくれたらと思います。僕が目指しているのはこういうものです。ただ、質であったり、精度やタイミングだったり、微調整が必要なところは多々あるのですが、発展の状況にあるかなと思います。セットプレーからの失点はもう少し改善する必要があると思います。 

 

まだまだ改善点は多いが目指しているサッカーが表現できているという点は私もそう感じましたし、毎試合着実に進歩しているところを見せてくれているので、決して悲観的になる必要はないかと思います。

 

ただ、正直言って今日は勝ち切りたかった内容だったかなとは思っていて、結果で評価されるのがプロの世界ですし、結果が選手、チームそして監督に自信を生むものなので、今は切実に結果が欲しいですよね。 

 

■得点シーン

 

前半の決定機はこれ一つだったかと思いますが、綺麗な崩しでした。

ゴールを決めたエヴェラウドが起点というのも興味深いですね。

三竿から遠藤を経由して右サイド広瀬へのサイドチェンジ。

FC東京の守備陣形が整う前の早めのアーリークロスは起点のパスを出してからスプリントしてきたファーのエヴェラウドへどんぴしゃ。

一旦ファーへ動き出してからニアへ走ってスペースを作った伊藤翔も素晴らしかった。 

 

 

シュート自体はすごく難しくて、これだけ見れば決めた方を褒めるべきなのですが、ゾーン+マンマークなのに、マンマークのターゲットにフリーで動かれてフリーでシュート打たれるのは酷過ぎやしないでしょうか┐(´д`)┌ヤレヤレ

見直してみると渡辺のマークは三竿のようですね... 

 

 

失点から5分後に再びCKでいいようにやられるの巻┐(´д`)┌ヤレヤレ

今度はゾーンで守っているストーンとGKの間に入れられて、またフリーで打たれてますね...

あれだけ密集しているとGKとしてもスペースがなくてあまり高く飛べないですから、一人で止めるのは難しかったと思いますが。

 

 

引いている相手の崩し方の見本のようなゴールで、これこそザーゴ監督が求めている崩しなのかなと思います。

ポゼッションしつつ相手の隙を見つけ一気に仕留める的な崩し方を好んでいるように見えます。

にしても斜め後ろからのクロスに対して見事なダイレクトボレーでしたね。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

広瀬 

表現があまりよろしくないかもしれないですが。

地味だけどいい仕事していると個人的に評価している選手です。

攻撃時の崩しの質の良さ、クロスの精度はもちろんなんですが、マイナスに上げたり、GKと最終ラインの間に入れたりと、狙いどころの良さが際立っていて、これは昨年所属していた似たようなサッカーを志向しているマリノスでの経験が活きているのかなと感じています。

 

土居

今シーズンここまで新しいサッカーへのフィットが遅れているように感じた土居ですが、ザーゴ監督のコメントを三度引用しますが、怪我をしていた期間が長かったのが要因のようですね。

[ ザーゴ監督 ]
--土居 聖真選手への評価を聞かせてください。
まず技術的な話をします。彼は3カ月近くケガで離脱していました。戻ってきたところでいきなりフルに使うとケガが再発する恐れがあったし、ほかの部分をケガする可能性がありました。技術的な部分では申し分がない。少しずつ彼をフィットさせたい部分がある。ここ数年でケガがある選手を徐々にフィットさせたいという思いで準備しているし、彼らともそういう話をしています。
個々とチームを合わせて、いかに活動量、活動日数を増やすかを考えています。土居選手に関しては技術的には問題ありません。前節も非常に良いプレーをしていましたし、そのほかの試合でも良いプレーができています。駒の1人として考えることができる選手です。記者さんは知っていると思いますが、ほとんどの選手がチャンスをもらっています。それぞれがそれぞれの武器と特長を発揮してくれればいい。その中で組織の役割をしっかりとやっていくところなので、彼だけでなく途中で入った選手全員が、チームや組織としての意識を持って取り組んでくれていると思います。
https://www.jleague.jp/match/j1/2020/072605/coach/

 

選手を大切にしている監督の気持ちが伝わってきていて、今出番がない選手も万全な状態にして徐々にフィットさせていきたいという思いが伝わってきます。 

 

次節は8/1(土)アウエーでの大分戦です。

 

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