二週続けてのホームゲーム。
昨シーズン年間3位の川崎相手に先制を許すも都倉弾で追いつきました。
ホームとは言え、強敵相手に追いついての勝ち点1は、最高ではなくても前向きにとらえて良い結果と言えると思います。
スタメンは前節から1名変更。
ジュリーニョに代わり内村が入りました。
【J1採点&寸評】札幌×川崎|最高点は圧巻のゴールを決めた都倉。川崎は小林、中村が奮闘するも… | サッカーダイジェストWeb
■アグレッシブな試合の入り
細かく繋いでくる川崎のパス回しをカットして速攻からチャンスを演出するというアグレッシブな試合の入りでした。
早く裏を狙ってくるよりは札幌にとっては組みし易しなタイプなのかも。
いつものことながら、こういういい流れで先制できていればよかったのですが、最後の詰めがががというこれまたいつも通りの展開で、スコアレスを推移していきます。
いい流れも15分ぐらいまででしたかね。
それでも川崎に自分たちのサッカーさせてませんでしたが、時間の経過とともに少しずつボールへの反応が遅れ始めたところで前半終了。
0-0で折り返します。
■アンカー宮澤の評価がうなぎのぼり
深井が今季絶望の怪我を負って、代わりに3ボランチの底 アンカーに入ったのは宮澤ですが、わずか2試合で評価が急上昇しています。
深井と宮澤ではタイプが違うので比較論では語れませんが、宮澤は攻撃時の潤滑油として大きく貢献しているのかなと。パスの繋ぎ役で攻撃にリズムを生んだり、逆サイドへのミドルパスでリズムを変えたりといった具合です。
■後半劣勢に回ったのは札幌守備の構造的問題
後半に入り、川崎を圧力に押し込まれる形で劣勢に回るようになりました。
後半開始直後に内村がハムストリングを痛めて、ゲームプランが狂ったのもあるでしょうが、川崎が真ん中中心で攻撃を組み立てるようになったのも大きかったのかなと。
これは札幌守備ブロックの構造的問題もあるのかなと思いまして。
札幌は守備時は5-3-2の守備ブロックを引いてます。
前の2枚が追いかけて、3ボランチの前の2枚(荒野、兵藤)が割と高めの位置でサイドもケアしてる形なんですが、そうするとアンカーの宮澤の脇が割と空きがちになってしまうんですよね。
前半は割とサイドを突く形が多かったり、宮澤の脇を突かれてもキムミンテや福森がケアできてたんですが徐々にスタミナ的な問題からか、前に出てこれなくなって、そこを川崎に疲れてピンチを招くっつう場面が多くなりました。
PKのシーンは、まさにその真ん中を細かいパス回しで突破されて奪われたもの。
中村憲剛の突破を福森が引っ掛けてしまいました。
札幌の選手が執拗に抗議してたんで近くで見ればわからないのですが、TVで見れば10回中9回はPKだろうという妥当な判定でした。
■強敵相手に追いついての勝ち点1
攻撃に人数を掛けられなくなった中でPKを決められて先制を許し、もはやこれまでか...と思いました...ががが!
先制を許した札幌は切り札小野伸二を投入。
菅をワイドに出して、小野をトップ下に入れましたが、その采配が見事に的中。
菅のサイド突破は一旦止められますが、こぼれ球を荒野がダイレクトでクロス。
中で待ち構えていた都倉は垂直飛びと言うボールに勢いをつけにくい状況の中、ゴール右隅に見事にヘディングシュートをねじ込みました。
試合はこのまま1-1で終了。
ホームでドローと言うのは最良の結果とは言えませんが、昨年年間3位相手に追いついての勝ち点1は前向きにとらえて良い結果でしょう。
これで週中のルヴァンカップ含めて3試合負けなし。
徐々にJ1のスピードにも慣れてきた感があります。
次節は4/22(土)アウエーでの浦和戦。
爆発的な攻撃力を誇る相手にどれだけやれるか。
↓ランキングに参加しています