雨が強く降り続く中での2位、3位の上位対決はスコアレスドローに終わりました。
現・元日本代表が多く名を連ねる2位FC東京相手に一歩も引かなかった戦いぶりは、我々の現在地が順位に見合ったものであることを感じさせました。
スタメンは前節から1名変更。
累積警告で出場停止の三好に代わりジェイが入りました。
【J1採点&寸評】FC東京0-0札幌|両GKが惚れ惚れするセーブを連発。右SBの室屋はあの決定機を決めていれば… | サッカーダイジェストWeb
■久しぶりのツインタワー揃い踏み
事前の各紙のスタメン予想では都倉スタメンで、怪我明けのジェイはベンチ予想でしたが、ふたを開けてみればジェイもスタメンに名を連ねており、昨季終盤戦に猛威を振るったツインタワー久しぶりの揃い踏みとなりました。
先発からの揃い踏みは今季初、昨季最終節以来でした。
雨中の中でのアウエーFC東京戦と言えば、ツインタワー大暴れで残留に大きく近づいた思い出されますね。
雨中での試合でフィジカルの強さが生きる試合になることもツインタワーの起用を後押ししたのかもしれません。
ですが、この試合ではツインタワーは機能したとは言い難かったですね...
昨年とは違って、繋いでくるサッカースタイルに対してボール運びに難がある都倉がシャドーポジションで生きなかったことが一つ。
そしてトップに入ったジェイが期待していたほどは収まらなかったことがもう一つ。
後者に関してはFC東京のCBがよく抑えたって見方もできますが、私はジェイが怪我明けでコンディション的に万全ではなかったことが影響したのかなと見ています。
都倉もシャドーに入ったことで守備に終われる時間が多くて、攻撃面での好調さを出せずじまいで、攻撃重視でいったツインタワーは正直外れだったかなと。
結果論にはなってしまいますが、ジェイは終盤の切り札にしておいて都倉トップでいけるところまでいってジェイでトドメ刺すがよかったように思います。
■我々の現在地は?
雨中での上位対決は、ピッチコンディションの悪さからお互いに偶然も期待した一発狙いが多い、どちらかと言うと粗い試合になった感が否めませんが、両チーム勝利に掛ける熱量の高い試合となりました。
前半は五分五分、後半に入って個の力に勝る相手に押されるシーンが多くなり、点取りに行ける力が残ってなさそうでしたが、最終盤で見せ場を作ったところに昨季までとの違いが見えました。
いくつかあった決定機ですが、試合開始直後にあったアバウトなクリアボールにジェイがディフェンスと競り合いながら抜け出してシュートに持っていったシーンが最もゴールに近づいてましたかね。
35分くらいにあったシーンも惜しかったですね。
ジェイの浮き球スルーに菅が半身でジャンピングトラップ、着地反転してのシュートはポストを叩き、跳ね返りを都倉が押し込みましたが、菅のトラップがハンドと判定されてノーゴール。
中継してたDAZNでも最初はオフサイドと勘違いしてたぐらいハンドには見えませんでしたが、スローで見るとまあハンドと言われても...でもなあ...ぐらいの微妙なレベルではありました。
もちろん札幌にもピンチはあって、太田宏介のFKは恐怖を与えましたし、クソンユンのビッグセーブがなければという場面もありました。
でも私としてはキムミンテの落ち着いた守りが一番印象に残ってますかね。
昨季序盤で突っ込み過ぎの守備を露呈して、レギュラー争いどころかベンチ入りすらままならなくなり、今季も変わらない軽い守備で失点を重ねて、もうキムミンテ使うなよおおお(*`Д´)ノ
と思ってましたが、試合に出続けて学んだというのもあるでしょうが、ペトロヴィッチ監督の褒めて伸ばすやり方が合ってるんだと思います。
まさかキムミンテを守備で褒める日が来るとは...夢にも思いませんでした。
冗談抜きでナショナルチームの代表も狙える日が来るかもしれませんよw
次節は5/20(日)アウエーでの神戸戦です。
W杯中断前の最後の試合となります。
週中にはすでに敗退が決まったルヴァンカップがあります。
5/16(水)ホームでの清水戦です。
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