アジアの頂点まであと一つとなりました。
先制するも、後半攻め方を変えてきた相手にわずか8分間で3失点を喫してトータルスコアで上回れる苦しい展開。
最早これまでか...と思われましたが、西のゴールで1点差に迫りトータルスコアでも並ぶと、これぞ助っ人の働きと言うしかないセルジーニョのゴールで決勝進出を決めました。
スタメンは3週間前の1stレグから5名変更。
遠藤、安部、永木、内田、犬飼に代わり、土居、安西、レオシルバ、西、昌子が入りました。
直近のゲーム30節浦和戦からは4名変更。
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■先制するも後ろに重心が行き過ぎなのが気になる気になる
立ち上がりは1stレグと異なり、静かな展開に。
こちらの守備がハマらずボールを持たれる時間が多かったですが徐々に盛り返してからの先制ゴールは山本。
右サイド浅い位置からのセルジーニョFKにバックヘッドで決めました。
貴重なアウエーゴールとは言え、1stレグではアウエーゴールを2点献上していますので、まだ安心できる展開ではありませんでしたが、試合開始時から後ろに重心が行きがちだったのが守備陣がさらに後ろに重心が行ったように見えまして。
その影響で選手間の距離が遠くなって、さっぱり攻撃が機能しないのが気になって気になって...このままだとどこかでやられたら一気に持ってかれるで...と思っていたら後半攻め方を変えて、前線の高さを存分に生かす戦い方に変えてきた相手に同点、逆転そして3点目と、まさに一気に流れを持っていかれました。
同点ゴールはクロスからのヘディングシュートはクォンスンテが何とか弾き出しましたがクリアボールを押し込まれ、逆転ゴールはCKからマークに付いていた昌子が振り切られてのヘディング。
3失点目はサイドを攻略され、角度のないところからのシュート。
攻め方を変えてきた相手に対応しきれない内に一気に畳み込まれてもはやこれまでか...と思いました。
■神様仏様クォンスンテ様
3失点を喫したもののGKとしてはどれもノーチャンスで、それ以外にいくつも決定機を防いでくれたクォンスンテ。
彼がいなければあと2、3点は間違いなく取られてました。
これまでにも何度もチームの窮地を救ってくれたクォンスンテ。
この試合でも彼のプレイが再度チームを奮い立たせました。
反撃の1点は右SB西大伍。
安西のクロスに中央セルジーニョが競ったこぼれ球を拾った西が、身体を張って止めに来たディフェンスの動きを冷静に見極めつつのシュート。
西らしいゴールでした。
■神様仏様セルジーニョ様
これでトータルスコア、アウエーゴール数ともに並び、このまま終わると延長戦という状態に。
勢いの落ちてきた相手に攻め込む時間帯が増えてきましたが、後半の猛攻を受け続けてきたディフェンス陣もいっぱいいっぱいで、どちらに転んでもおかしくない展開でしたが、勝負を決めたのはジーコが連れてきた助っ人セルジーニョ。
スローインをペナルティーエリア内で受けようとした鈴木とディフェンスが競り合ったこぼれ球を拾ったセルジーニョが右足で放ったシュートがゴール右上に突き刺さりました。
もうここしかない場所に決め切るセルジーニョの技術の高さが垣間見える決勝ゴールでした。
先制アシストも精度高かったですし、派手さはないですけどプレー判断が早くて的確で、彼が加入してなかったらACLももっと早く敗退してたでしょうね...
決勝の相手はイランのペルセポリス。
試合時間は未定ですが、1stレグは11/3(土)ホーム、2ndレグは11/10(土)アウエーでの試合となります。
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