電撃解任からの2試合目。
一週間経っても四方田監督の独自色は伺えず2試合連続の無失点で連敗。
10位に後退し、プレーオフ圏とは勝ち点差7に拡がりました。
四方田監督の手腕に疑問符がつきました。
スタメンは前節から4名変更。
菊岡、宮澤、福森、クソンユンに代わり古田、上里、河合、金山が入ります。
宮澤は累積警告による出場停止、クソンユンは東アジアカップに韓国代表として選出されたため。福森は怪我なんですかね?
試合開始時点で35℃を超える猛暑の中、前半は両チームとも控え目な運動量に終始しました。
後半開始には33℃ ぐらいまで下がりました。
その中、先に仕掛けたのは札幌でしたが、すぐに主導権を京都に奪われます。
そして後半12分、17分に立て続けにゴールを許し、そのまま無得点で敗戦を喫しました。
四方田新監督になって連敗、無得点、さらに内容にも見るべきところがなく正にどん底のチーム状態です。
私は、監督交代は完全に失敗だったのではと感じています。
バルバリッチ監督自体への評価としては、
○守備ブロックの構築に長けており、好調時は相手に攻撃の形を作らせなかった
×攻撃面でのアイディアに乏しく、前線の個人力頼みである
でして、怪我人が多い今を乗り切れば堅守速攻を武器にまだまだ挽回可能と見てました。
四方田監督になって2試合ですが、これまでのストロングポイントであった守備ブロックについては迷いが見られるように。四方田監督なりのやり方があり、選手がまだそれについていけてないのかもしれませんが確実にレベルダウンしてます。
攻撃面に関しても四方田監督の独自色は伺えず、相変わらず縦ポンに終始しています。
監督が代わると、その監督が得意としている攻撃の形のひとつやふたつは垣間見えるものなのですが、それも全く見えず。一体どんな練習をしてきているんだか疑問を抱かざるを得ません。
四方田監督が育てたユース出身の選手達、古田や荒野、中原、堀米、前兄弟。
みんなテクニックのあるいい選手で、トップチームにこれだけ多くの選手を送り込んだ四方田監督に育成手腕は疑う余地はありません。
ですが、それがトップチームの監督でも通じるかといったらそれは違うと思います。
普通、監督が代わると選手から勝とうという必死さが伝わってくるものですが、2試合を見てもそれが伝わってきません。
ここからは完全に想像になりますが。
チームの主力になっているユース出身の選手たちにとって四方田監督は自分達を育ててもらった恩人です。
恩返しをしたいという気持ちは大きいと思うのですが、その一方で自分達のことをよくわかってくれていることによる甘えみたいなのが出ていたりしないでしょうか?
具体的に言うと勝つことへのこだわり、厳しさが欠けているようにユース出身の彼らには見えます。
それは昨日今日始まったという話ではなく前から気になっていた点ではあります。
四方田監督自身に勝つことへのこだわり、厳しさという監督として最も必要な資質が足りないのでは?と疑念を抱かざるを得ません。
今シーズンのJ1昇格を託されての就任でしたが、正直なところ残り十数試合で結果を出さなければいけないという短期的な視点として見た場合、四方田監督の力不足は明らかであり、このまま補強がなければJ1昇格への道は遠く険しいものになりそうです。
前記事でもお話しましたが、疲れから都倉の動きがどんどん悪くなっています。
ナザリトがどういうコンディションなのか全く不明ですが、早期復帰が無理ならワントップ張れるFWの補強を望みます。
次節は8/8(土)アウエーでの長崎戦です。
次こそ結果を出して欲しいものです。
↓ランキングに参加しています