こんばんは( ´ ▽ ` )ノ
リオ五輪アジア地区最終予選を振り返りますよ。
プレビューでは散々こきおろした手倉森監督の現実的な采配が功を奏して6大会連続の五輪出場を決めることができました。
いやーこれはホントに手倉森監督ごめんなさいごめんなさいm(__)m
と脱帽するしかないです( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
・堅守速攻をチーム全体に浸透させターンオーバーを可能にし短期決戦を乗り切った
・少ないチャンスを活かせるようセットプレーを入念に練ってきた
簡単にまとめると上記の2点が五輪出場権を獲得できたポイントかなと思います。
アジアのライバルたちの力を認め、勝つためにはどうしたらよいかを考えた上での現実的な戦い方なのだと感じました。
近年はポゼッションサッカーに傾倒しがちですが、2010W杯といい、2012ロンドン五輪といい、結果を出しているのは堅守速攻なんですよね。
体格や地力に劣る日本にはこの形が合っているのかなあと改めて思います。
グループステージ:vs北朝鮮 1-0
初戦は固さが目立ちましたね。
DFラインと前線との距離感も悪く、速攻が全く機能しなかったです。
それでも入念に準備してきたセットプレーで取った1点をきっちり守りぬき初戦を飾りました。
グループステージ:vsタイ 4-0
最終的には大差はついたものの、タイに突破される場面も目立ち、スコア以上に苦戦した印象で、タイの決定力不足に助けられましたね。
苦しい展開の中、初戦から起点にもなれずシュートを外し続けた鈴木武蔵の先制点が大きかったです。
タイはいつぞやの日本のように細かくパスを繋いでくるサッカーを志向しているようで。
目指すべきは日本ではなくメキシコですかねw
グループステージ:vsサウジアラビア 2-1
2連勝で早々とグループステージ首位突破が決まっての3戦目。
メンバーも布陣も大きく変えてきまして、よくても引き分けかなあと思ってたので、そこを勝ちきったのは大きな驚きでした。
3戦目でほぉと思ったのは選手たちの思いきりの良さですね。
大島、井手口の見事なミドル2本で勝利したわけですが、これを観ていいチームに仕上げてきたんだなあと思った次第でして。
何かと言うと、シュートもそうですが、失敗を恐れずに思い切ってプレーする姿勢がこの大会を通して目立ちました。(まあ初戦の北朝鮮戦はあまり目立ちませんでしたが)
失敗してもいいから思い切りやれ的なメンタルの植え付けができているチームなのだなと思い、手倉森監督の評価が変わりつつあった3戦目でした。
準々決勝:vsイラン 3-0(延長)
3連勝で迎えた決勝トーナメント初戦。
これまでの3戦とは違い、押し込まれる時間が多くなりました。
疲れが出てきているのかパスミスも目立ち、攻めの形すら満足に作れずこれまでかと何度も思いましたが、GK櫛引の好セーブで何とかスコアレスで90分を戦え抜きました。
今シーズン、我らが鹿島アントラーズに期限付き移籍することになった櫛引ですが、この大会を迎えるまでは正直イラネぐらい思ってたのですが、主に決勝トーナメントでの活躍を観て大きく印象が変わりました。
荒削りな印象は拭えませんが、それを補って余りあるポテンシャルの高さを感じます。
次代の日本代表GK目指して、まずは鹿島の正GKの座を目指して頑張ってもらいたいものです。
ちょっと話しが逸れました。
延長に入り、さすがにイランにも疲れが目立ち始め、日本が盛り返し始めました。
そして、値千金の決勝ゴールは我らが鹿島アントラーズ(今シーズンはファジアーノ岡山に期限付き移籍) の豊川が決めてくれました。
そして、これまで眠っていた日本の10番中島が立て続けに圧巻のミドル2本を決め勝負あり。
準決勝:vsイラク 2-1
準々決勝に続いて、相手に押し込まれる場面が目立ちました。
鈴木武蔵→久保の見事なカウンターで先制するもそれ以外ではチャンスすらなく、前半終了間際に追いつかれてからは防戦一方で、得点の香りすらしない展開でしたが、浅野投入で攻撃のスイッチを入れ、イラクが疲れてきた隙を見逃さず攻め込んだことが後半ATの原川決勝ゴールに繋がりました。
決勝:vs韓国 3-2
今大会初めて先制を許す苦しい展開。
韓国の球際の強さ、流動性に相手を掴み切れずにピンチを迎える場面が目立ちました。
後半開始直後に2点目を許し、ここまでかと思いましたが、攻撃のスイッチ浅野を入れると、徐々にカウンターが決まり始めました。
浅野の見事な裏への抜け出しで1点を返すと1分後に山中のクロスを矢島がヘッドで決め、あっという間に同点。
これで韓国が浮き立ちましたね。
決勝点も浅野。
ロングボールを相手DFとの駆け引きに勝ちフリーで受け取ってからのシュートの流れはさすがJ1で多くのゴールを奪っているのを感じさせました。
得点こそ決勝での2ゴールだけでしたが、後半途中から出てチームに攻撃のスイッチを入れる役割はMVP級の活躍だったと思います。
■本大会へ向けて
ベンチ入りメンバーが18名になり、OA枠もあります。
今大会のメンバーで残りそうなメンバーとOA枠での補強点を考えてみたいと思います。
1.オーバーエッジ枠での補強ポイント
全ポジションに欲しいです( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
まあ冗談はさておき、第一の補強ポイントはボランチかなと思います。
ボールを落ち着かせつつパス回しができる、試合を落ち着かせる選手がいないのかなと感じています。
鹿島アントラーズの柴崎岳が候補に挙がってますが、個人的には小笠原満男がいいのではないかと思ってます。どうですかね手倉森さん(・∀・)ニヤニヤ
第二の補強ポイントはFWですかね。
前線でボールを収めてくれる人材、大迫の名前が出てますが、クラブが出してくれますかねえ。
マインツの武藤なんかも適任かと思いますが、クラブが(以下略)
2.残りそうなメンツ
GK:櫛引
OA枠を使いそうな気がしますが、それでも控えのGKとしては残るんじゃないかと。
CB:植田、岩波、奈良
SB:室屋、山中
DFは何だかんだでOA枠使わず今のメンバー中心で行くんじゃなかろうかと。
ボランチ:遠藤、原川
大島はあまり活躍できませんでしたからね。
SH:中島、南野、矢島
南野はクラブが出してくれないかもですが。
FW:久保、鈴木武蔵、浅野
鈴木武蔵が怪我がちですが、万全であれば監督の信頼抜群ですからね。
リオ五輪本戦は8月4日開幕です。
堅守速攻を武器に少しでも上を目指して欲しいです。
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