石井監督が心労で前日練習を欠席すると言う衝撃のニュースが飛び込んできた中で迎えたアウエー横浜FM戦。
2ndステージに入ってから見られなかったチームの一体感が戻ってきて、攻撃面での改善が見られましたが、斎藤学一人に守備網を崩されて2失点。
まだまだトンネルの出口は遠そうです。
スタメンは前節から1名変更。
永木に代わり柴崎が入りました。
【J1採点&寸評】横浜 2-2 鹿島|齋藤、鈴木ともに1得点・1アシストの「7」だが、“デュエル”の印象度で前者をMOMに | サッカーダイジェストWeb
■石井監督を欠く中での戦い
試合前日に衝撃のニュースが飛び込んできました...
普通、心労でという話しはあまり表に出て来ないですが、表に出てくると言うことはそうとう症状が重たいのでは...と感じています。
メンタルの問題だとすると数日休んだぐらいじゃ回復するのは難しいので、このまま退任となる可能性が高そうですね。。。
トニーニョセレーゾ監督から引き継いで劇的にチームを立て直し、昨年のナビスコカップ、今年の1stステージのタイトルをもたらしてくれた功績は見事なものでしたが、監督としてはまだまだ成長の余地があっただけに、非常に残念ですし寂しい気持ちでいっぱいです。
ただ、今の状態での監督業は厳しいと言わざるを得ないので、今はゆっくり休んで心身の回復に専念して欲しいと思います。
そしてまたいつの日か戻ってきてもらいたい、そう願っています。
■明らかに改善が見られた攻撃面
さて、試合ですが、攻撃面では明らかな改善が見られました。
一言で言うと一体感が戻って来た感じ。
ここ数試合は選手間の意思疎通がなく、パスが繋がらず観ていてさっぱり楽しくない攻撃でしたが、この試合は繋がりがあって躍動感のある攻撃が観ていて楽しかったですね。
攻撃のバリエーションも増えていて、セットプレーも変化をつけてきましたし、最近さっぱり見なくなったミドルシュートも見られました。
ミドルが増えたのは、大岩コーチが試合後のインタビューで言っていたアグレッシブさの表れなのかなと思います。
金崎が献身的にサイドに流れてボールを引き出しているのが大きくて、先制点もサイドに流れてボールを引き出した金崎からのスルーパスが起点。
針の穴を通すように斜めにエリア内の入ってきた鈴木に繋がり、鈴木が流しこみました。
■一方で2失点とまたもや不安定さを露呈した守備陣
改善が見られた攻撃面と相まって、またもや不安定さを露呈した守備陣。
斎藤学一人にずたずたにされた印象が否めませんでしたが、中盤でスペースがちょくちょく空いて、相手をフリーにさせている場面が垣間見えました。
1失点目はスペースを突かれての失点。
シュート性のクロスに飛び込まれた形で、巧く合わせられたなと、シュート自体は見事だったんですが、エリアの真ん中でフリーでシュート打たせたらダメですよね...って場面でした。
試合が進むにつれて徐々に改善されてはいましたが、2失点目は中盤でのパスミスをかっさらわれたてから、斎藤学の突破力にやられた形。
付いていたのはファンソッコですが、これは彼を責めるのは酷で、パスミスの方が問題なのかなと。
■ファブリシオ来日初ゴール!
逆転されてから投入されたファブリシオがファーストタッチで来日初ゴールを決めました。
右サイドの西→伊東がクロスを上げ、鈴木が折り返したのをファブリシオが押し込みました。
まあごっつぁんゴールなのは確かなんですが、プレーぶりも悪くなく、連携面がよくなってくれば先発での起用もいけそうですね。
73分に赤崎に代えて伊東を入れて、前線を金崎、鈴木に、右サイドを2列目西、SBを伊東にしてから、右サイドからの攻撃が光ってました。
やはり鈴木はトップでこそ怖さを発揮する選手だなというのと、2列目の西も悪くないなというのと、西が伊東のオーバーラップを生かしていたなということで、この組み合わせをもう少し長い時間見てみたいものですね。
西は守備面が最近よくありませんので、2列目で使った方がよいのかもしれません。
代表戦のためリーグ戦は2週間の中断に入ります。
次節は9/10(土)アウエーでの柏戦です。
その前に天皇杯の2回戦が9/3(土)にあります。
相手はJ3の富山です。
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