ついに5年振りのJ1昇格と9年振りのJ2制覇を成し遂げました。
ですがその瞬間は、怒号とブーイングが飛び交う異例の雰囲気で迎えることになりました。
スタメンは前節から2名変更。
出場停止のジュリーニョ、福森に代わり、ヘイス、櫛引が入りました。
■リスクを避け、負けない戦いに終始した最終戦
引き分けでもJ2優勝&J1昇格が決まる札幌は、リスクを負わず、守備に重点を置いたサッカーを繰り広げました。
攻撃は基本的に前線の3人に任せ、石井・堀米の両WBも上がる頻度は少なかったです。
そんな中でも福森がいれば、パス一発で決定機を作れるのですが、その福森を出場停止で欠き、決定機を作るまでには至りませんでした。
その役割を期待されスタメンに入ったであろう上里ですが、、、残念ながら期待に応えることはできませんでした。
札幌が守備に重視を置いたこともあり、負ければJ3への自動降格となる金沢が押し気味な試合展開でしたが、河合を中心にがっちり守備を堅め、決定機を作らせませんでした。
ですが、福森の代わりに入った櫛引のところは結構ヒヤヒヤしましたね。
後半に入っても守備重視の姿勢は変わらず、内村を投入し攻める姿勢は皆無ではありませんでしたが、攻撃に人数は掛けず、逆に金沢の攻勢を受け続ける時間が続きました。
そして、CKのチャンスの場面にクソンユンをベンチに呼び寄せあるメッセージを託します。
クソンユンはそのメッセージを櫛引に伝え、ピッチのメンバーへ伝わります。
そのメッセージが何だったのかは不確かですが、その後さらに後ろに重点を置き始めたことから、引き分け狙いへシフトすることへの指示だったことは明らかでした。
金沢もベンチから他会場の情報が入っていたようで、残留を争う北九州が3点リードされており、引き分けでも自動降格が免れ、そして上を行く岐阜がリードしており、勝っても入れ替え戦は免れないことが濃厚になったことで、金沢も引き分け狙いへとシフト。
ピッチ上は3万越えの今季最多の観客を置き去りにしたひたすら単調なパス回しに終始する異様な光景が最後の10分間に渡って繰り広げられました。
そんな裏の事情を知らないサポーターからは怒号やブーイングが飛び交い、異様な雰囲気の中での試合終了となりました。
私は長いことサッカーを観ていますが、数年に一度は観られる光景だったので、札幌の割り切りは理解できましたし、そのままでよいと思ってました(金沢の状況までは知りませんでしたので、ボールを取りに行かないことは不思議に思ってましたが)
大観衆の半分近くを占めたであろう一見さんの多くは二度と試合を観に来てくれないかもしれません。
ですが、ここで無理に攻めて逆に失点していれば優勝はおろかJ1昇格を逃す恐れもあったわけで、私はこの選択を大いに評価したいと思います。
今日の試合だけではなく42試合として評価して欲しいと四方田監督や野々村社長はコメントしてましたが、私的には前回降格した2012年以来の4年間の積み重ねの結果であり、大観衆のブーイングにも動じず結果を求めた選手たちを誇りに思います。
5年振りにJ1へ戻ります。
苦しい戦いが待ちうけていることは間違いがないですが、まずは今期の疲れを癒して欲しいです。
おめでとう!そしてありがとう!!北海道コンサドーレ札幌\(^O^)/
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