ゼロックス杯から始まった15日間で5試合を戦う過密日程の最終戦。
1-0で迎えた後半アディショナルタイムでのPK判定に引き分けやむなしの空気でしたが、新加入のクォンスンテの神がかり的PKストップがチームを救いました。
スタメンはリーグ戦前節から1名変更。
西に代わり伊東が入りました。
4日前のACL 第2戦ムアントン戦からは5名変更です。
【J1採点&寸評】甲府×鹿島|終了間際に鹿島のGKが大仕事!PKストップで勝利の立役者に | サッカーダイジェストWeb
■動き良かった前半に先制できず
後半アディショナルタイムに勝ち越されたACLアウエーから中三日。
心身のダメージが心配されましたが、遠征に帯同しなかった金崎中心に動きはよかったですかね。
フル出場していたペドロジュニオールも中三日を感じさせない動きでしたが、連携面がまだまだなせいか決定機はなし。
甲府は前線のウィルソンに当ててからの早い攻めを狙ってましたが、対峙した昌子が一度は振り切られる場面はあったものの、ほぼほぼ抑え、こちらも決定機なし。
そんな前半45分でした。
■疲れが見える中で貴重な先制ゴールを決めたレオシルバ
試合は後半に入っても同じような展開に終始。
鹿島は攻めるものの、連携面での成熟度の低さから怖さは与えられずでしたが、個の力で貴重な先制ゴールが決まります。
ペドロジュニオールがドリブルで相手数人を引き連れてから近くの金崎にパス。
金崎はワントラップ後レオシルバに流し、レオシルバもワントラップ後にミドル。
これがゴール左隅に突き刺さりました。
過密日程中の全試合に先発出場し、この試合含めて4試合連続でフルタイム出場となったレオシルバ。
前の試合から明らかにパフォーマンスが落ちてミスも目立ってきてますが、決めるべき時に決めるのはさすがですね。
■チームを救ったクォンスンテ
先制後、守りに入らず2点目を取りに行った鹿島でしたが、甲府の厚い壁を打ち破れず。
ですが、攻めもさせずこのまま勝利かと思った後半アディショナルタイムにまさかのPK判定。
放り込みに対応した山本に甲府の選手が突っ込んでいっただけに見えましたが判定はPK。
ちょっと厳しい判定かなとは思いましたが、2点目取っていれば...という場面でした。
これを決められ引き分けで終わっていれば、2試合続けてのアディショナル弾で、チームに与えるダメージははかり知れないと思われましたが、クォンスンテがチームを救ってくれました。
昨年のACL優勝GKの名は伊達ではないですね。
相手が蹴る前に左手を上げて駆け引きをして、右手側に飛んできたシュートをギリギリの所で掻きだし、こぼれ球に素早く反応して詰めさせませんでした。
この試合ほとんどプレー機会はなかったものの、フィードで何度かミスがありました。
最後の最後でそのミスを補って余りある大仕事をしたクォンスンテでした。
■選手短評
クォンスンテ:B
ほとんど出番なしの展開で最後の最後に大仕事
伊東:C
もう少し攻めにパターンを増やせないものか
植田:C
後半からウィルソンと対峙する場面多くなるも劣勢
昌子:B
ウィルソンほぼほぼ抑える
山本:C
エアバトルで見せ場
小笠原:C
バランスを取り続けた90分
レオシルバ:B
連戦の疲れ顕著も貴重な決勝ゴール
遠藤:C
ドリブル多くて動き読まれる
土居:D
局面にあまり姿現さず
金崎:C
前半よしよし後半イマイチ
ペドロジュニオール:C
もっとわがままにプレーしてもいいんじゃ?
鈴木:C
相変わらず裏への抜け出し上手い
永木:-
2列目で右で起用
中村:-
PK判定直後に投入。プレー機会なし。
15日で5試合戦う過密日程が終わり、次の試合までは中5日あります。
3/10(金)にJ1 第3節 ホームでの横浜FM戦です。
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