試合開始時点での現地測定で39度と言う季節外れの猛暑下で行われた1位と3位の上位対決はスコアレスドローに終わりました。
1位と3位とは言え、勝ち点差11もある状態でのこの結果は、3位のホームチームにとっては勝ち点2を失う結果であり、残り5試合での勝ち点11差はさすがに優勝は絶望的と言わざるを得ません。
スタメンは4日前のACL準決勝1stレグから2名変更。
永木、内田に代わり、レオシルバ、安西が入りました。
リーグ戦前節神戸戦からは6名変更。
【J1採点&寸評】鹿島0-0川崎|上位対決の激闘!! ドロー決着も川崎は鹿島の追走を許さず | サッカーダイジェストWeb
■季節外れの猛暑下での13時キックオフ
観始めたDAZNの中継で伝えられた現地気温39度。
確かに季節外れの猛暑ではありましたがさすがに39度は間違いじゃ...と思ってましたけど繰り返し伝えてましたので、少なくてもピッチレベルではそのぐらいの気温だったんだろうなと。
猛暑の試合下では給水タイムが設けられることは知ってましたが、まさか10月にそういう場面に遭遇するとは...驚きですw
給水タイムのことをクーリングブレイクと言うことは初めて知ったのですが、調べてみると...
32度に達すると審判の判断で儲けることができるようですね、FIFAの基準だと。
ACLの死闘から中三日でスタメンを2名しか変更しなかったのに加えて季節外れの暑さという悪コンディションで試合は始まりました。
■チームの窮地を救ったクォンスンテ
そんな中で迎えた試合は川崎に圧倒的にボール支配されながらも粘り強く鹿島が耐え忍ぶ展開で幕を開けます。
鹿島の左サイドのエルシーニョをフリーにさせるシーンが目立ちそこからピンチになりますが、安易に突っ込んだりせず粘り強く対応で来てたのかなと。
エルシーニョの位置取りがサイドラインぎりぎりという嫌らしい位置取りであまり近寄るとそこより内よりのスペースを使われてしまうリスクもあったのでまあしょうがない部分もありましたけど。
そこから若干攻めに出始めたところで、PK判定を受けます。
チョンスンヒョンと小林悠の競り合いで取られたものですが...これはまあどっちもどっちな感がありありですなあですが、PKと判断されてもやむを得ない感はあります。
失点やむなしなチームの窮地を救ったのが神様仏様クォンスンテさまさま。
元々クオリティーの高いプレーで何度も何度もチームの窮地を救ってくれてますが、最近は気持ちを表に出してチームを鼓舞するシーンも出てきていて存在感が増してきています。
そんなクォンスンテのPKストップでしたが、試合後のコメントで意図的な駆け引きであることが窺えて、頼もしい守護神だなあと改めて感じた次第です。
PKについてはずっと練習してきたし、今日の試合は絶対に勝たないといけないと思っていた。コースをよく読んで跳べたと思う。PKの場面は(小林 悠が)2、3試合前に正面に蹴った場面があったので、最後まで正面を残しながら跳びました。ゴールラインにつくときはわざとゆっくり意図的に下がりました。ホームのサポーターがいて有利なので、わざとゆっくり下がって相手を圧倒する状況を作ろうと思いました。サポーターがいるというのはホームの最大の利点なので、そこを生かそうと思いました。
https://www.jleague.jp/match/j1/2018/100714/trackingdata/#player
これ以外にも3点くらいは防いでくれたと思っていて、無失点の8割くらいはクォンスンテのお陰と言っていいと思いますよ。
■ACLの死闘の爪痕
試合は後半に入り鹿島が盛り返し始める展開に。
大岩監督お得意のハーフタイムのスイッチが入ったのか、アグレッシブさが出てきた感じが。
そしてあのハンドがPKと判定されてれば...というのが遠藤のシュートでしたね。
川崎谷口の左手に当たったように見えましたが村上主審の判定はノーファール。
手に当たったのは見えていて、故意ではないとの判定だったように見えます。
試合後に某twitter上で判定の是非が話題に上がり、このハンドが故意かどうかが判定の焦点になるかと思います。
サッカーにおいて、あるプレーが故意かどうかって難しくて、今回のケースが100%故意だとは私も思っていないのですが、PKと判定されても守備側から猛抗議が来るほどとは思えず、10人中7人ぐらいはPKと判定するだろうなと。
まあもちろん、鹿島サポの主観が入っていることは承知の上ですが、残念な判定だったと言えます。
試合はその後も全体的には鹿島が押し気味に試合を進めながらもあと一押しが効かずそのままスコアレスドローで終了。
終了間際の土居のカウンターを川崎阿部が退場覚悟で止めたのが大きかったですね。
あれ止めてなければ決定的チャンスまでいけた可能性が高く、道義的な話はさておくとある意味ビッグプレーだったと言えます。
季節外れの猛暑の中、後半途中から明らかに両チーム運動量が落ちましたが、鹿島の方は前へ出て行く力が出ない感じでしたね。
2点差をひっくり返したACL準決勝1stレグの死闘から中三日でスタメンほとんどいじってこなかったのが響いた感じでしたかね。
決定力のあるセルジーニョを切り札としてベンチスタートにしてもよかったかもしれないですけどね。
残り5試合となったリーグ戦ですが、これで首位川崎とは勝ち点差11となり、可能性はゼロではありませんが、何か事件的なことがない限りは優勝は難しいでしょうね。
リーグ戦はACL出場圏内となる3位を目指しつつ、残りのタイトルへ注力していくことになりますね。
リーグ戦は代表ウィークで2週間の中断に入ります。
次節は10/20(土)アウエーでの浦和戦。
代表ウィークにはルヴァン杯準決勝が行われます。
横浜FM相手に10/10(水)がホーム、10/14(日)がアウエーでの戦いとなります。
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