試合に勝ったことよりも”安部 裕葵”という衝撃に魅せられた一戦でした。
もしかすると来年の今頃は海外移籍しているかも...と思うのが大げさではないほどのプレーを魅せてくれました。
一度90分でのプレーを観てみたいですね。
スタメンは前節から3名変更。
ペドロジュニオール、遠藤、永木に代わり、土居、中村、植田が入りました。
好調ペドロジュニオールは左第5中足骨骨折で全治2か月とのこと。
大岩体制になってきてからの好調をけん引してきたペドロジュニオール。
しっかり治して、シーズン終盤での活躍を期待したいです。
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■”安部 裕葵”という衝撃
安部が登場したのは2-0と大勢が決した76分でした。
サマーブレイク中のセビージャとの親善試合で活躍したことで一躍脚光を浴びた高卒ルーキー。
リーグ戦は3試合目の出場ですが、これまでの2試合では時折光るプレーはあるものの、全体としてはいいところなしでした。
安部が入った76分からアディショナルタイム入れて正味20分弱でしたが、最後の10分ちょいは安部を中心にチームが動いている感さえあるぐらいの存在感。
プレーの一つ一つがいちいち上手いんですが、一番おおおと思ったのはワンタッチ目の洗練さですかね。
相手との位置関係もしっかり見て、ワンタッチ目でどうボールを扱えば次のプレーに繋げれるかを考えてプレーしてるのがわかるところにセンスを感じさせます。
オフザボールの動きも高卒ルーキーらしからぬもの。
3点目はそのオフザボールの動きから決めたものです。
アタッキングサードでレアンドロがボールを受けると、ゴール前に走りながらペナルティアーク付近を指し示し、レアンドロがそれに従いスルーパスを出すと、そこにフリーで安部が飛び込んでキーパーとの1対1を制してシュートを決めました。
いやあこれは楽しみな選手になってきましたね。
■らしさが出た先制点で勝負あり
おっと、試合の概観についても触れておきますねw
5バックでがっちり守備を締めてきた甲府をこじ開けるのに苦労しましたが、後半立ち上がりの、まだ試合に入り切れていない相手のわずかな隙を突くという鹿島らしいしたたかな先制点で勝負あった感じでしたね。
開始ワンプレー目がはね返されたボールを中盤で奪い返し、三竿健の縦パスに金崎が反応し、レアンドロとのパスアンドゴーでキーパーと1対1になったのを落ち着いて決めました。
2点目は後半途中から出場した鈴木。
中村からの縦パスにサイドを抜け出した金崎の山なりのクロスに飛び込んだ鈴木が決めたもの。
何とかかんとか届いた感じで、見た目よりも難しいゴールだったかなと。
この後、終了間際に前出の安部のゴールが決まり3-0での勝利でしたが、昌子・レオシルバの動きの悪さが気になりましたかね。
無失点で終えられたのは、甲府の決定力不足と運にも助けられた感じがあります。
次節は8/5(土)ホームでの仙台戦です。
ルヴァンカップ準々決勝の前哨戦ですね!
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