近年お得意様にしていた広島相手に今季初黒星を喫しました。
立ち上がりこそ押し込んでいたものの、徐々に組織立った守備網を敷いてきた相手の網にかかることが増えてきて尻すぼみな展開に。
後半立ち上がりに、こちらのミスから失点し、逆に相手のミスを得点に繋げられませんでした。
スタメンはリーグ戦前節から1名変更。
遠藤に代わり中村が入りました。
【J1採点&寸評】鹿島 0-1 広島|伏兵の一撃と守護神の好守で 難攻不落のカシマを攻略!! | サッカーダイジェストWeb
■立ち上がりの決定機を決めていれば...というタラレバ話
振り返ってみれば、これを決めていればまた違う展開になってましたね(勝てたとは言わないw)
広島サイドのペナルティアーク付近へのルーズなボールの処理を広島 水本がもたついているのをかっさらったペドロジュニオールがGKと1対1になって後は流し込むだけだったのですが、それをGKに当ててしまったという場面です。
ペドロジュニオール、相変わらずボール収まりませんし、ボールロストも多いですが、動きはいいですよね。
それが決定機に顔を出していることに繋がっていると思うんですが、肝心の得点に繋がりませんね...
昨シーズン得点を量産した時期もありますから、一つ決めれば調子に乗って来ると思うんですけどね。
■オーストラリア行ってない組
立ち上がりの決定機を逃した後もリズム自体は悪くなく、いくつか決定機を作り出しましたが、それを決められなかったことで徐々に押し返され始めます。
前線への楔が入らず、収まらずで中盤で網にかかってという場面が散見し始めました。
金崎がいつもより動きが重いようで、金崎で収められなかったのも要因なのかなと。
それでもクォンスンテを中心として危ない場面は角度のないところから川辺に打たれた一本だけだったかなと思ってましたが、後半早々にミスから失点。
鹿島の左サイドを突破されたものの、クロスを上げる前に止めて、さあクリアだ!って場面で三竿健がなぜかパスを選択しまして。
ゴール前の密集してる場面であのパスはリスキー過ぎる選択で、それをカットされて、慌てて突っ込んだところをあっさり交わされてシュートを決められるという流れでした。
[ 三竿 健斗 ]
前半ミスが多くて、それを引きずらないように積極的にやろうと思っていた。ボールを持ったときに(小笠原)満男さんしか見えていなかった。同じミスをしないように切り替えたい。一つひとつのパスがちょっとずつズレていた。全体的にミスが多かった。僕自身気持ちの部分でうまくいっていなかった。サッカーはメンタルのスポーツ。そこが最高に持っていけなかった。今日のことを次につなげて、同じようなことがないようにしたい。
https://www.jleague.jp/match/j1/2018/031005/player/
失点とは直接関係ないんですが、少し前に昌子がパトリックとの1対1であっさり交わされるってシーンがありまして。
昌子が1対1であれだけあっさり交わされるシーンってほとんど見たことなくて、それでチームが浮足立ってしまったのが失点に繋がったんじゃないかなと思っています。
昌子、これ以降もパトリックとの1対1であっさり交わされるってのが続いて、オーストラリアのアウエーから中二日の疲れですかね...
ってお前オーストラリア行ってないじゃん(*`Д´)ノ
ということで、金崎、昌子とオーストラリア行ってない組の動きが悪くて、温存したんじゃなかったんかい...って思いました。
小笠原も後半入ってからガクッと運動量が落ちて、ミスが目立ち始めましたしね。
チームから離れたことで、メンタルの面でいったん緩んでしまったのかも...としか思えませんね。そんなんじゃ困るんですけど。
■またもサイドに怪我人
逆に中二日で疲れが残ってると思われる選手の方が動きはよかったですね。
PKを獲得した鈴木もそうですが、ACLに続いてスタメン出場した土居も目立ちはしませんがチームの円滑油として献身的に走り回っていたことはもっと評価されてよいと思います。
鈴木がPKを獲得した場面ですが、1対2の場面でいったん奪われたのを諦めずに食い下がったのが相手のもたつきを誘い、ゴールライン際を突破しようとしたところを後ろから掴まれたものです。
このPKを金崎が決めていれば、、、とまたもタラレバ話なので以下略w
鈴木はホントに昨年とは見違えましたね。
動きにキレがあるので単独での突破も迫力がありますし、何といっても前線で収まるようになったのが大きいですよね。
これは金崎にもペドロジュニオールにもない点で、FWの軸としては鈴木が第一になるのではと今時点では思います。
”今時点では”と言うのは、あまりスタミナのない子なのでね...今のパフォーマンスが安定して発揮し続けられるかが不安要素ではあります。
試合は、鈴木、伊東を投入して流れを変えようとしたものの、どちらも一時的な活性化にしか繋がらず、このまま試合終了。
予想に反してパトリックの動きが落ちず、脅威になり続けたのが要因の一つなのかなと。
そして敗戦以上に痛いと言えるのが、移籍してすぐにさまざまなポジションで使われ、鹿島の新社畜の名を欲しいままにしていた安西の負傷。
レアンドロに始まり、三竿雄、内田、遠藤、安部に続きサイドが本職の選手の離脱は6人目。
サイドできる選手って、この試合スタメンに出た山本、土居、中村以外だと、伊東と金森ぐらいじゃないですかね...まあ鈴木もできますが彼はトップで使いたいですし。
過密日程が続く中、安西の離脱は非常に痛いですね。
次節は3/18(日)アウエーでの鳥栖戦。
その前にACLグループリーグ第3節があります。
3/13(火)ホームでのシドニーFC戦です。
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