大敗です。
攻守にしっかりとした共通意識があり、チームとして戦えているホームチームに対し、攻守にチームの土台がなく個の力の集合体として戦っているアウエーチームとのチームとしての完成度の差は大きく感じました。
2点のビハインドから1点を返し、戻しかけた試合の流れを一つの凡ミスが台無しにしたというのは事実ですが、それがなくても勝つことは難しかっただろうなと思わずにいられない完敗でした。
スタメンは前節から変更なし。
火曜日のACLからは6名変更。
【J1採点&寸評】川崎 4-1 鹿島|家長、憲剛、大久保…役者たちが躍動!鹿島はミスが重なり… | サッカーダイジェストWeb
■またオウンゴールでの失点
これで今シーズン何度目ですか...(6節、7節に続いて今季3回目でした)
これだけ繰り返されるにはそうならざるを得ない原因があるはずで、 6節、7節そしてこの試合のオウンゴールを見返してみると、どれもサイドを深くえぐられてからのクロスからなんですよね...まあそれだけ深くえぐられるのが問題ですな。
試合は先制した川崎が勢いづいて攻勢を続ける展開。
小田のサイドが徹底的に狙われていたのと、押し込まれる時間帯が続いたことでディフェンスラインが下がりすぎて空いたアタッキングサードを使われ放題でなかなか押し返すことができませんでした。
■今日も社畜ツートップは元気いっぱい
私が勝手に名付けた、金崎・鈴木の社畜ツートップ。
過密日程7試合目ですが、鈴木は全試合スタメンフル出場。
金崎は5試合スタメンフル出場、1試合は前半途中から出場で、前のACLでようやくお休みをいただけるかと思いきや後半途中から出場してましたねw
さすがにこれだけ連戦が続くと動きに重さが出てきてもおかしくないというかそれが普通だと思うんですが、むしろ動きが良くなっているように見えるのは私だけでしょうか( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
特に鈴木の動きの良さが目立ちましたよね。
前半25分過ぎから、防戦一方だった展開を盛り返し始めたのは鈴木の単独突破でした。
家長、奈良とひと悶着ありましたが、それが相手をイラつかせるキレッキレのプレーっぷりだったことを表していました。
■反撃ムードを台無しにした一つの凡ミス
前半は0-1で折り返してまずは同点というムードに水を差した2失点目。
2人目3人目と連動した崩しに見事にやられたのに対して組織で守れていない我々との差が出てしまったというのと、前半に続いて試合の入りの悪さが出た2失点目でした。
内容的にも差があり、これは厳しいなと思ってましたが、永木の直接FKが決まって1点差。
ディフェンスに当たってコース変わったという幸運にも恵まれて、一気に反撃ムードやあああ(*`Д´)ノ
という流れを一つの凡ミスが無にしてしまいました。
小田のGKへのバックパスが弱すぎて詰めていた中村憲剛にかっさわれ決められたという、これはもうアマチュアレベルのミスですな...
全般を通してはよくやっていたと私は思ってますが、これは痛すぎるミスでした。
試合は、今日も個の力でピンチを防いでいた昌子がこの日2枚目のイエローカードで退場して万事休す。
大久保に4点目を決められて、1-4で試合終了。
昌子は、1枚目のイエロー(足を高く上げた)が余計だったのと、1対1で抜群の強さを発揮してますが、唯一と言っていいフリックへの対応の弱さと言う弱点を狙われた感があります。
■選手は悪くない
と思うんです。
選手は一生懸命やってますし、選手一人一人の力では決して劣っていないことは試合をご覧になった方ならわかると思います。
それでもさっぱりチームとしての状態が上向いてこないのは、何度も申し上げている通りチームとしての共通意識が攻守に全くないからであり、それは後半1-4になってから一方的に押し込んだ場面で、選手の動きが被りまくったシーンがそれを如実に表しています。
選手は結果が出ない中それこそ必死にプレーして何とかしようとしているのが涙ぐましいぐらい伝わってきて見ているのもつらくなりますが、共通意識がない中ではバラバラに動いているようにしか見えなくて相手に簡単に対策されてしまいますよね。
大岩体制になってもうすぐ一年ですが、チームとしての完成度は上がるどころか下がる一方で、フロントはどこまで引っ張るつもりなんでしょうか...
今頃血まなこになって新監督を探していると思いたいですが...ね。
大岩体制が続く限り、個の力でなんとかなるレベルの相手であれば勝ち点を拾っていけるでしょうが、今日の川崎であったりFC東京のような、しっかりとした共通意識のもとチームとして戦えているチーム相手に勝ち点を拾っていくことは難しいと言わざるを得ません。
過密日程はまだまだ続きます。
次節は4/25(水)ホームでの神戸戦。
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