現在のチーム状況と3連覇を狙う相手を考えると、今出せる力は出し切ったと言えます。
もちろん勝てれば最高ですが、ゲームの中で感じた力の差を鑑みると、アウエーでの勝ち点1は最善の結果であったのではないですかね。
スタメンは開幕戦から3名変更。
遠藤、チョンスンヒョン、山本に代わり、土居、町田、内田が入りました。
■我慢比べの90分
一言で言うとそういう試合だったと感じました。
点を取るよりは取られないことに重心を置き、しっかり守備ブロックを作り、むやみやたらに突っ込まず、焦れずに少ない相手の隙を伺う、まさに我慢の展開。
それは攻める側の川崎にとっても同じで、強固な守備ブロックを作って待ち構える相手に対して、パスを回しながら焦れずに相手の少ない隙を伺う、こちらも我慢の展開で、それが90分続きました。
試合のキーポイントとしては、前半9分という早い時間に攻めていた川崎がセットプレーから先制したシーンでしょうか。
鹿島側としては絶対に与えたくなかった点であり、これを機に一方的な試合になる雲行きもありましたが、そうはなりませんでした。
推測も混じってますが、あまりにも早く点を取ったことで、リスクケアに重点を置いたことが影響したんじゃないかなと。
圧倒的に攻め続けてはいるものの、チャレンジングな攻めは影を潜め、鹿島としては慣れてくるにつれ、対応しやすさが出てきた感じ。
川崎側としては、それこそいつでも点は取れるという慢心もあったのでしょうが、一応は鹿島が持っている(と思われている)怖さに対する尊重もあったのだと思います。
ただ、一度変わった流れは鹿島が追いついても戻らず、今日のメンバーとしては力の差はあったと認めざるを得ませんが、最終的には1-1の同点に終わったところにサッカーの難しさがありますね...
得点シーンを振り返ります。
▼'9 中村(川崎) 川崎フロンターレ 1 - 0 鹿島アントラーズ
これはもう...敵ながら見事というしかないFKでしたね。
壁のわずか上をいく高さ、左隅を狙ったコースそしてスピードと、あのクォンスンテが一歩も動けないのも納得な一発でした。
▼'21 伊藤(鹿島) 川崎フロンターレ 1 - 1 鹿島アントラーズ
公式戦3戦連続ゴールとなった伊藤翔。
内田の右サイドハーフウェイライン付近からのディフェンス裏を狙ったロングボールにワントラップして流し込みました。
トラップ技術とシュート精度が光るゴールでしたね。
鈴木が長期離脱中の中、伊藤がいなかったらと思うと(((( ;゚д゚)))アワワワワ
考えるだけでも恐ろしいですw
個人的によかったと思ったのは町田ですね。
大岩監督がACLとリーグ戦どちらにウェイト置いてるかは不明ですが、ACLプレーオフで犬飼を差し置いてスタメンに抜擢されたのもわかりますよね。
昨年より安定感出てますし、セットプレーにも強い。
幻の逆転ゴール、土居がオフサイド判定になりましたが、あれはちょいと厳しい判定だったかなと思います。
中三日でACLグループステージ初戦があります。
3/5(火)ホームでのJDT(ジョホール・ダルル・タクジムFC)戦です。
リーグ戦次節はそこから中三日、ホームでの湘南戦です。
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