アウエーで勝ち点1を持ち帰れたと前向きにとらえるか、
2点のリードを守り切れないで勝ち点2を失ったと落胆するか、
2点のリードを一気に追いつかれて逆転されてもおかしくない展開の中、勝ち点1をよく守り切ったとするか、
評価は人それぞれですが、もったいない試合であったことは確かな一戦でした。
スタメンは前節から1名変更。
田中に代わり金園が入りました。
【J1採点&寸評】磐田×札幌|U-20小川航の投入が同点劇への突破口に。MOMはFKを沈めたあのレフティ | サッカーダイジェストWeb
■一気の攻勢でリードを奪った最高の立ち上がり
前半16分までに2点のリードを奪う最高の立ち上がりでした。
アウエーとは思えない積極的な出足がいい方向に出たのもありますが、福森が割とフリーでボールを出せてたのが大きいんじゃないかと。
開始3分での先制点は福森のアシスト。
宮澤がサイドから中に切り込んでのシュートがサイドに弾かれて、サイドでフリーだった福森の高精度クロスにセットプレーからの流れで残っていた横山が右足で流し込みました。
カンフーキックのような右足アウトサイドでの見事な先制点でした。
追加点は都倉。
中盤で都倉が収めてサイドの早坂へ。
ドリブルでサイドを駆け上がって一度切り替えしてからの左足クロスに都倉が飛び込んでのヘッド。
開始16分で一気に2点のリードを奪いました。
ただ、あまりに早い時間帯での複数得点で逆に戦い方が難しくなってきた感じもあったり。
このまま3点目を奪いに行くのか、一旦試合を落ち着かせるのかの判断が難しいところで、その迷いが各選手に出たのか、中途半端なプレーになってしまってる感じでした。
ちょっと押し込まれ過ぎでヤバい雰囲気で前半を2-0で折り返しました。
■サッカーで一番危険なスコアは2-0
本ブログでも何度も触れておりますが、サッカーで一番危険なスコアは2-0と言われております。
2点差で一見セーフティリードに見えますが次の1点が相手に入ると1点差かつ1点入れたチームに勢いが出てきます。
また、2点差と言うことで守りの姿勢が出てきて受け身になったチームが1点差でばたついてしまい、相手の勢いを止められず追いつかれ、そして逆転されるケースが多いことから危険なスコアと呼ばれるのです。
この格言の通り、この試合でも次の1点が試合の流れを決しました。
札幌も3点目を取るチャンスはありました。
55分のカウンターですが、菅からのスルーパスに斜めに入ってきた荒野がGKの上を抜くループシュート。これがポストに嫌われ、こぼれ球を拾った都倉のシュートも弾かれてしまい3点目ならず。
これを決めてれば大勢は決してましたから、ここで決めれなかったのは大きな痛手でした。
5分後の60分に1点を返されると、その勢いでさらに5分後の65分に直接FKを決められて同点に追いつかれてしまいました。
1失点目は、ボールに釣られ過ぎて、ボールから逃げていく川又をフリーにしてしまったのがまずかったですね。
一気に追いつかれ、勢いは完全に磐田に持っていかれ、完全に足が止まってしまい、いつ逆転されてもおかしくない流れでした。
金園、都倉が後退し、前線での収めどころを失い、カウンターもできない状態ではありましたが、その分守備に集中できたのか、何とかこのまま試合終了。
非常に惜しい試合ではありましたが、貴重なアウエーでの勝ち点1を持ち帰ることができました。
勝ち点3を持ち帰れなかったのは非常にもったいない展開ではありましたが、それでも最低限の結果は残せたことは今後に繋がると思います。
次節は5/6(土)ホームでの大宮戦です。
最下位に沈む相手ですが、首位浦和を破り開幕からの連敗を止めたタイミングで当たることになります。
その前にルヴァンカップがあります。
5/3(祝)アウエーでのFC東京戦です。
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