苦しい苦しい試合でした。
中二日の過密日程に加えて怪我人続出、同じポゼッションサッカーを志向する柏にポゼッションで後れを取り自分たちのペースに持ち込めない中、前半早々に先制される展開での逆転勝ちは大きな大きな価値があり、チームにとっても大きな自信に繋がったと思います。
これで3連勝となり、順位は4位。
J1での4位なんて、、、すごいですね!
スタメンは前節から3名変更。
チャナティップ、宮澤、福森に代わり、宮吉、兵藤、石川が入りました。
【J1採点&寸評】柏1-2札幌|脅威を与え続けた三好がMOM!札幌指揮官の修正もハマった | サッカーダイジェストWeb
■ここに来て怪我人続出
前節は過密日程を考慮して温存されていたはずのジェイは、右太もも裏痛が癒えずに引き続きベンチ外。
それに加えて、
チャナティップ:右足首痛
宮澤:左ふくらはぎの張り
福森:右股関節痛
で遠征に帯同しておらず、スタメン4名を欠く苦しい布陣となりました。
中でも、精度の高いプレースキックの福森を欠くと言うのは非常に痛いですね。
4選手とも重症という感じではなさそうですが長引きそうな感じにも見えるので、しっかり治して戻ってきて欲しいものです。
■苦しかった苦しかった前半45分
さて、試合のレビューに入りますね。
バックラインでのパス回しに対してしっかりプレスしてこられ、攻撃の起点を作ることすらままならない立ち上がりの中、不運なミドルで先制される苦しい入りでした。
柏の亀川が左サイドカットインからのシュートが、ブロックに入った進藤の足でコースが変わってゴールインしたものです。
コース変わってなければクソンユンは弾くことはできたでしょうが、進藤のミスっていうわけでもないですしね。
ペース掴めないまま失点したことで、先行きに暗雲が立ち込めてきました...
がっ!!!
4分後に追いつけたことで気持ち的に踏ん張ることができましたかね。
右サイド三好からのクロスに、リーグ戦初先発の宮吉のヘッド。
形としては単純なんですが、
ヘディングするにはゴールから遠かったことで、相手もそれに対する備えができていなかったことと、都倉がマークを二人引き付けていたことが合わさってのゴールで、
宮吉のヘディングも見事ですが、マークを引き付けた都倉の存在感も合わさっての同点ゴールかと思います。
■ポゼッションでは後れを取ったが勝ち点を取ったのは俺たちだ!
同点後も苦しい展開は続きました。
特に前半はフルボッコと言ってもいい押され具合で、前半を耐え忍べたことが非常に大きかったと思います。
自分たちで主導権を握って攻め続けると言う、やりたいサッカーはできていませんでしたが、粘り強く辛抱強く守備できたのは、四方田監督時代のベースがあってのものですよね。
シーズン初めは寄せの甘さや軽々しく突っ込んであっさり交わされるとか、とにかく軽さが目立った守備陣ですが、キムミンテも進藤もそういう面が目立たなくなってきてますし、今日は福森に比べれば守備的な石川が入ったこともプラスに作用しましたかね。
後半に入ると、柏の運動量がガクッと落ちまして、札幌が攻め返す時間が出てきました。
後半に入ってすぐのことだったので、落ちたというよりは意識して落としたのが正解なのかもしれませんが、どちらにせよこれで札幌もまだまだいけるという気持ちが出てきましたので、作戦であったならば失敗だったのかなと。
前半も肝心な場面でパスミスなどが目立ったように、柏はチーム全体としてはよくない部類に入る出来だったように感じました。
それでも 試合全体を握っていたのは柏で、このまま同点で終われれば御の字な試合でした...
がっ!!!(本日二回目)
試合終了間際、3試合連続となる都倉の逆転ゴールで勝ち切った札幌。
左サイドを突破した都倉のクロスを受けた三好が粘ってキープし、右サイドから中にクロス。
ファーに飛び込んできた都倉がブロックに入った相手の上から叩き込むようにダイビングヘッド。
都倉のフィジカルの強さが際立った決勝ゴールでした。
これで3連勝、5試合負けなし(4勝1分け) と勢いが止まらない北海道コンサドーレ札幌。
同じメンバーで戦い続けていることで、過密日程でのスタミナ面、怪我人でメンバーが変わった時に結果が出せるのかという懸念がありましたが、中二日で4人変わっても勝ち点3をアウエーで奪えたのはチームに大きな自信を与えたと思います。
次のリーグ戦は、チームの中心と言っていい駒井が浦和からの期限付き移籍と言う契約上の問題で出ることはできませんが、今の勢いがあればそれも乗り切れる期待を抱かせてくれます。
過密日程はまだまだ続きます。
中三日でルヴァンカップ、4/18(水)アウエーでの磐田戦。
リーグ戦はそこから中二日、4/21(土)アウエーでの浦和戦です。
↓ランキングに参加しています