今季初参戦は残念な結果に終わりました。
4か月ぶりで新芝となった札幌ドームでの試合は相手の個の力に屈する形での敗戦となりました。
相手の土俵に自ら上がってしまった印象が強く、ゲーム運びに課題が残った試合でした。
スタメンは前節から変更なし。
【J１採点＆寸評】札幌１-２柏｜MOMは本領発揮のスピードスター!! 札幌も前線の奮闘が目立ったが… | サッカーダイジェストWeb
■フルスロットルで入った前半
酷暑のアウエーから中三日で疲労が心配されましたが、暑さもひと段落した札幌そしてドーム内での快適なコンディション下もあって、試合開始からフルスロットルでの入りとなりました。
中でも三好の突破力が光りましたね。
一人で中央突破してゴールに向かう姿はワクワクしました(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))
それでも点を取れないでいると、徐々に柏のカウンターを受けるように。
そして前半終了間際に先制点を許してしまいます。
縦パスからのフリックに見事に引っかかっちゃいましたね...
■相手のゲームに乗って自ら苦しむの図
1点のビハインドで折り返した後半。
立ち上がりからフルスロットルだったことから、さらに上げるギアはなく苦しい展開になりましたが、何とかワンチャンスを生かして同点に追いつきました。
右サイド深くえぐった駒井のクロスを三好がトラップしてサイドに出た菅へ。
菅が放った早いクロスにジェイがダイレクトボレー。
綺麗な崩しで札幌が追いつきました。
ですが...同点の時間は10分持ちませんでした...
柏が出したルーズなボールに対して福森がワントラップ目をミスったところを伊東純也にさらわれてから一気にシュートまで持っていかれました。
福森のトラップミスは確かに失点に結びついたのですが、最初のルーズなボールに対して札幌の選手全体の戻りが遅かったことで相手に数的優位を作られたとも言えます。
試合はその後オープンな試合となり攻め合いとなりましたがこのまま試合終了。
ホームで勝ち点3を落とす痛い結果となりました。
[ ペトロヴィッチ監督 ]
－－今日の試合について。
今日のゲームは双方にとって良いゲームでした。非常に高いテンポで、どちらもチャンスを多く作り、見ている人には面白いゲームだったと思います。
https://www.jleague.jp/match/j1/2018/080501/coach/
ペトロヴィッチ監督の試合後のコメントには、負けてしまったけどいいゲームだったという気持ちが見えますが、私の見方は違いまして。
柏の得意とするハイペースの試合に自ら乗ってしまい、相手の良さ - 伊東純也を中心とした個のスピードを生かす - を存分に出させてしまった結果としての必然の敗戦だと思ってます。
札幌もそういう戦いができないわけではないですが、柏の方がより良さが生きる印象があります。
そしてこの試合でのポイントとなったのは2失点目に集約されていて、柏の伊東純也のサイドで、対面する菅は守備面での不安があり、福森はスピード対応での不安があり、2失点目は後者の不安が露呈してしまった形です。
そしてハイペースな試合になったことで消耗もより激しくなって、ビハインドを取り返しに行ったときに細かなミスが多く、決定機を自ら潰してしまう場面が散見されました。
酷暑のアウエー戦のダメージも当然あったでしょうが、ハイペースな試合でカウンターの打ち合いになってしまったことで激しい上下動を求められたことで消耗も早かったのかなと。
札幌としてはもっとペース配分を考えて、行くべき時間とじっくり行く時間を分けていく戦いをしていくべきだったと思いますし、そうすることで相手の良さも消せたのかなとも思います。
が、4位という順位が選手そして監督にも変な自信を持たせてしまったように見えてしまった敗戦でした。
次節は8/11(土)ホームでのC大阪戦です。
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