2/19から始まった鹿島アントラーズの2019シーズン最後の試合は完敗で終わりました。
他のどのクラブよりも長かった2019シーズンは結局無冠に終わり、大岩監督もこの試合で退任。
肝心なところで結果を出せなかった今シーズンを思い起こさせるゲームでした。
スタメンは天皇杯準決勝 長崎戦から1名変更。
土居に代わり、名古が入りました。
■総評
・準決勝と異なったのは相手だけ
・完敗
・どうしてこうなった?
下位ディビジョン相手に地力の差で辛うじて勝ちあがった準決勝から10日あまり。
チーム状態は全く変わっていませんでした。
準決勝と異なっていたのは相手が同じディビジョンで、リーグ戦でも完敗を喫した神戸だというだけで、リーグ戦と同じ完敗で、2019シーズンは無冠に終わりました。
スコア的には2点差ですが、これは神戸が2点リード後、リスク管理に重きを置いて無理して点を取りに来なかっただけであって、内容的には大きな差がありましたね。
イニエスタ、ポドルスキ、酒井高徳、山口蛍、西大伍と、個の力でも劣るのに組織力でも後れを取っては勝てるはずもなく...と必然の完敗でした。
選手間の距離が遠く、パススピードが遅く、ミスも多い。
鹿島の強みであったはずの献身性、一体感も見られず。
終盤まではそこそこやれていたはずなのに、どうしてここまでチーム状態が悪くなったのか自分なりに想像してみたのですが、少ない戦術的引き出しの中、他チームの研究が進む中でも、選手の個の力で何とか踏ん張り続けていたことで選手の消耗度が激しく、それが終盤戦の失速に繋がったんじゃないかなと。
そして、大岩監督の退任発表後もチーム状態が変わらなかったのは、モチベーターとしては優秀だったけれども、求心力を完全に失ってしまっていたであろう大岩監督の元では一枚岩になれなかったのが要因と見ております。
後半、名古が負傷交代したタイミングで3バックにしてから一時的に押し戻した風には見えましたが、これは3バックがハマったというよりは、神戸と同じ3-4-2-1の陣形(神戸は正確には2トップに見えましたけど)にしたことでミラーゲームとなり、スペースを埋めやすくなったからだと感じました。
そして、西大伍、酒井高徳といった神戸の両翼に対して、永木、町田といったサイドが本職ではない2人では明らかに力不足で、そこの違いも結果に大きく寄与してしまいましたかね。
鹿島アントラーズの2019シーズン振り返りは別途。
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