韓国の蔚山の寄せの速さ、球際の強さに苦しめられるも、クォンスンテのスーパーセーブから流れを引き寄せ、後半に2得点で引き離し、苦手の韓国勢相手に初戦を勝ち、アジアの頂へ好発進となりました。
スタメンはゼロックス杯から6名変更。
ペドロジュニオール、遠藤、土居、小笠原、西、三竿雄に代わり
鈴木、レアンドロ、中村、永木、伊東、山本が入りました。
【ACL採点&寸評】鹿島×蔚山| | サッカーダイジェストWeb
■寄せの速さ、球際の強さ、これがACL
鹿島にとって2年ぶりのACL参戦。
グループステージ敗退となった2年前は、アジアの強豪クラブの寄せの速さ、球際の強さに苦しめられましたが、蔚山も球際に強く、寄せも早く、
ああこれがACLなんだよなあと再認識しました。
鹿島は、寄せの速さにワンタッチパスを繋げて突破を試みますが、寄せが早く窮屈なプレーを強いられ、なかなかチャンスまでには持っていけません。
まだまだ連携面は息が合っていないというのもあるように思います。
■クォンスンテの神がかり的セーブが勝利に繋がった
両チーム球際の競り合いが多い前半でしたが、クォンスンテの神がかり的スーパーセーブが流れを鹿島に持って行ったと言ってもいいかなと。
エリア内への放り込みに対して、蔚山の選手がバックヘッドのような形でシュートを打たれ、ゴール左隅に流し込まれると思われましたが、クォンスンテがこの至近距離でのシュートに反応して、辛うじて弾き出しました。
ゼロックス杯でも同じように止める場面があり、その時はこぼれ球を押し込まれましたが、この反応の速さはさすが昨年のACL優勝チームの守護神だなと唸らずにはいられず、今年は曽ヶ端の出番が少なくなりそうだな...と思った次第です。
試合は後半に入ってから2ゴールを決めた鹿島が2-0で勝利し、初戦を飾りました。
先制点はセットプレー。
永木のCKに、金崎が走り込んでの逆サイドへのヘッドがゴール右隅に決まったもの。
金崎は、中二日のせいか動きにキレがない風でしたが、決めるべき時に決めるのはさすがですね。
追加点は優磨。
ゴールの背にしてスローインを受けた金崎が背面でゴール方向に浮き球。
そこに優磨が走り込んで、ゴール左隅へ。
スタメンで、90分間前線で身体を張り、左右に流れ起点となり、貢献度が高かった優磨。
最後でFWの仕事をして、満点と言える出来だったのではないでしょうか?
■6名変更で勝てたのが大きい
ゼロックス杯から6名変更でしたが、チーム力の低下も見られず、ターンオーバー出来たと言えるのではないのかなと。
欲を言えば、レオシルバは途中交代で少しでも休ませたかったところですが、ゼロックス杯は彼を代えてからバランスが崩れましたから、それもリスクが大きいと判断したのかもしれません。
そのレオシルバですが、この試合でも豊富な運動量でピンチの芽を摘み、機を見た攻め上がりでチャンスを作り出す活躍ぶりでした。
でしたが、後半疲れてきてからは、危ない場所でボールロスとするなど、個の力が高い故のボールを持ちすぎるという悪い面も出てきたのかなと。
レアンドロが公式戦初出場。
突破力というよりは、周りを使ってのプレーの方が持ち味のようで、周りと息があってくると怖さが出てきそうです。
この勢いで開幕戦も勝ちますよ(*`Д´)ノ
J1開幕戦は2/25(土)、ホームでのFC東京戦です。
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