大岩監督就任後4連勝となりました。
寄せが早く球際に強いハイプレスの柏相手に主導権を握られ先制されるという苦しい展開での逆転勝ちは勝ち点3以上の価値があります。
勢いの付く勝利と言えるのではないでしょうか。
スタメンは前節から3名変更。
土居、小笠原、植田に代わり、金崎、永木、レオシルバが入りました。
【J1採点&寸評】柏2-3鹿島|勝敗を分けた個の力。MOMは反撃の狼煙を上げた鹿島のエース | サッカーダイジェストWeb
■ハイプレスに苦しむ中見えた光明
首位柏の強さが光った前半45分でした。
ハイプレスで寄せ早く球際に強い柏に、序盤は何とかついていけたものの、これまでの3試合のように攻撃が繋がらず、そうする内に柏の圧力に押し込まれるように。
その圧力に屈したのが24分の失点。
ゴール前を固める鹿島をあざ笑うかのようにサイド→アタッキングサード→バイタルに繋がれてシュートブロックに入ったディフェンスの股を抜いてのゴール。
この流れで2点目を取られていれば一巻の終わりだったように思いますし、スピードに乗って攻めてくる柏に腰が引けてもおかしくはなかったのですが、気持ちを切らさずにそして攻める気持ちも持ち続けることで押し返し始めます。
40分過ぎにレアンドロが初めて裏を取ったシーンは決めておきたかったですけど、後半への光明を見出すのに十分なシーンでした。
■夢生の勢いが生んだ逆転劇
後半、アクシデントから試合が動き始めました。
後半開始直後、ゴール前で相手と交錯したクォンスンテが指を痛め負傷交代。
1点ビハインドの中、最初の交代カードを負傷交代で使わざるを得ず、流れを相手に引き渡してもやむを得ない流れでしたが、金崎の一撃で強引に流れを引き戻しました。
サイドを強引に突破した金崎がクロスと見せかけてカットイン、そしてそのまま放った渾身の一撃は柏GK中村の真上をぶち抜きゴールに突き刺さりました。
気持ちの乗った強烈な同点ゴールは1点以上のダメージを与えました。
3分後、左サイド45度から放った永木のフリーキックは、飛び出した柏GK中村の頭上を飛び越えて直接ゴールイン。
日本代表に推す声も多い中村にしてはチョンボともいえる目測ミスですが、その前の金崎の強烈なゴールが中村の判断に誤りを生じさせていたともいえる逆転ゴールだったとも言えるのではないでしょうか。
■激闘に決着をつけたペドロジュニオールの個人技
逆転に成功したものの、さすがはここまで首位に立っている柏。
わずか6分後に同点に追いつかれました。
またもサイドから崩され最後はクリスティアーノ。
同点に追いつかれ、中盤が空きだすオープンな展開になり、スピードのある柏アタッカー陣のよさが活きてくる展開になってきましたが、激闘に決着をつけたのは鹿島のスピードスターの個人技でした。
スローインのボールを受けたペドロジュニオールが強引にドリブルで切り込んでからの角度のないところからの巻き気味のシュートは相手に当たってゴール右隅にゴールイン。
大岩監督になってから持ち味のスピードを活かしての活躍がみられるようになったペドロジュニオールの個人技で首位柏を沈めました。
次節は中二日で、延期になっていた13節が開催されます。
7/5(水)アウエーでのG大阪戦です。
柏に代わって首位に立ったC大阪とは勝ち点差2ですが、試合数が1つ少ないので、G大阪を破ると首位に立てる大事な一戦です。
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