リーグ戦では今季初めての聖地厚別。
ホームとは言え、今や年数回しか利用しない厚別のボールが止まりやすいピッチに苦戦するも、後半早い時間の1点を守り切り、貴重な勝ち点3を積み上げることができました。
残り10試合で残留圏を堅持しています。
スタメンは前節から3名変更。
ジェイ、マセード、荒野に代わり、ヘイス、早坂、宮澤が入りました。
■敵も味方も戸惑った厚別の芝
これまでさまざまな歴史を積み上げてきた聖地厚別ですが、近年は札幌ドームがすっかりホームとして定着し、厚別での試合は数えるほどにまで減りました。
リーグ戦では今季初の厚別。
厚別と言えば、風が強く、向きも変わりやすいことから、風が試合の行方を左右することもありますが、まさか芝までトリッキーになってるとは...
札幌ドームの芝と同じように、バウンドが止まりやすいだけでなく、芝が深いのか、パスやドリブルも止まりやすく、それに苦戦する姿が仙台だけでなく、札幌の選手にも多く見られました。
ホームとは言え、年数回しか使わないですからしょうがないですかね。
■シャドーで活きたヘイス、トップで活きた都倉
ジェイが負傷でいないこともあり、若干メンバーを入れ替えてきました。
都倉をトップに置き、ヘイスをシャドーに。
常々言ってきましたが、ヘイスはシャドーの方がプレーし易そうでしたね。
ボールに触ってリズムを作っていく選手ですから、ポジションの制約が少ないシャドーの方が適してるのかなと。
値千金の先制ゴールはヘイスでした。
後半8分、左サイド兵藤からのアーリークロスにニアに入り込んだヘイスのヘッドがゴール左隅に。キーパーに当たってゴールイン。
ポジション取りのよさと決定力が光るゴールでした。
逆に前から守備を頑張る都倉がトップにいることで、チームとして前線からの守備のスイッチが入れやすい感じがしました。
都倉につられて、ヘイスやチャナティップも追いかけやすそうに見えました。
右WBにはマセードに代わって、久々の早坂。
正直、攻撃面では???な感じでしたが、守備を考えるとマセードよりは安心できますね。
マセードはあまり守備をやらせるより、点を取りに行きたいときの切り札として考えた方がいいのかなと。
■これまでとは趣が異なった交代カードで逃げ切りに成功
試合はヘイスの先制点を守り切り、聖地厚別で貴重な勝ち点3を得たわけですが、これまでとは趣が異なる交代カードが目を引きました。
これまでは同じポジション同士の交代はあまりない印象でしたが、
兵藤→荒野
菊池→進藤
と2枚の交代カードを同じポジション同士での交代に使いました。
先制後にどん引きになってしまう戦い方に課題がある今季の札幌。
この試合でも、先制後、守りへの気持ちが強すぎる最終ラインが下がりすぎる一方で、前線は都倉を先頭に前目から追いかけていて、結果すかすかになった中盤を仙台に使われ放題で、カウンターを食らいまくる展開に。
そこで投入された荒野が監督の意図を伝えたのか、ラインがコンパクトになり試合が落ち着いてきました。
そして、仙台が切り札クリスランを入れると、疲れの見えた菊池を、比較的スピードのある進藤に代えて対応。
これまでにない的確な采配で逃げ切りに成功しました。
これがたまたまでないことを祈りましょうw
J1は代表戦で2週間の中断に入ります。
次節は9/9(土)ホームでの磐田戦です。
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