3位柏の逆転優勝への夢を打ち砕く、まさかの完勝劇でした。
完勝劇の中心にいたのは7月に加入したジェイ。
彼を戦術の中心に据えた策がものの見事にハマりましたね。
スタメンは前節から1名変更。
チャナティップに代わり兵藤が入りました。
【J1採点&寸評】札幌 3-0 柏|2得点・1アシストのジェイがMOM!柏は決定力を欠いて… | サッカーダイジェストWeb
■戦術ジェイ
別の言葉で言うと、ジェイ頼みの糞サッカーですかな( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
ジェイのコンディションが良かったのもあるでしょうが、これだけハマると気持ちがいいものですなあ。
ボールが止めると評判の札幌ドームのピッチ以上にボールが止まる厚別の芝。
この芝を考慮して、札幌は中盤省略で早めに高さのある前線に当ててからのセカンドボール狙いの戦術を徹底してきました。
そしてこれが、柏の若い最終ライン相手に効果的でしたね。
ジェイの懐の深いポストプレーに太刀打ちできず、そのジェイのアシストで先制します。
中盤からの荒野の早めのアーリークロスに高さで抜きんでたジェイが頭で落としたところにフリーで飛び込んだ宮澤が蹴りこみました。
2点目、3点目もそうなんですが、ジェイが受けることを考えての高さのあるクロスが目立った今日。
中断期間中に結構クロスの精度を高める練習してきたんじゃないんですかね...
2点目は深い位置からのスローインを受けた宮澤の山なりのクロスに相手GKより一瞬早く触ったジェイのヘッド。
これはまあ、柏GK中村がやっちまったのが半分ですが、それでもジェイの特性を十二分に生かしたクロスから生まれたものです。
そして、後半開始直後の3点目が大きかったですね。
2-0の次の1点が柏に入れば、私の大好物
”サッカーで一番危険なスコアは・・・”
が現実になっても不思議ではないチーム力の差はありますからね...
この3点目で一気に楽になった感じはありました。
3点目は左WB石川の切り替えしてからの右足クロスが秀逸でした。
最奥に走りこんできたジェイが頭で合わせて、相手GKが掻き出しましたがゴールインの判定。
石川は対面した、柏のキーマン伊東に仕事をさせず守備面での貢献も大きく、個人的にはジェイに次いで評価したい選手であります。
■2列目兵藤という選択肢
強力柏攻撃陣を相手に無失点試合を演じたわけですが、それに一番貢献したのは厚別の芝ですかね( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
札幌のパスカットが多かったのは、出足がよかったのもあるでしょうが、厚別の止まりやすい芝のおかげでいつもよりパスが短くなったのも多分にあるんじゃないかと。
まあそれはさておき、本題ですが、いつもはボランチが主戦場の兵藤が2列目に入りました。
これはヘイス怪我、代表帰りのチャナティップも本調子でないという事情があってのことと思われますが、これが結構よかったですね。
ジェイがトップだとそこの守備は期待できないので、2列目がその分追いかけてチームとしての守備のスイッチを入れなきゃなのですが、都倉の相棒がヘイスやチャナティップだと、バランスが悪いんですよね。
ヘイスはジェイと同じレベルの守備しか期待できないですし、チャナティップはよく追いかけてはくれるんですが、守備力と言う面では劣りますし。
という意味で兵藤が2列目に入ることで、前線からの守備のバランスがよくなって、それが全体的な守備の質にも繋がっていたように見えました。
次節以降もこの選択肢もあるのでは...と思う2列目兵藤でした。
■残留が見えてきた?
柏相手に勝ち点3と言うのは完全に想定外で、この勝ち点3は相当に大きいです。
清水を抜いて13位に浮上し、現時点で降格圏の16位広島との勝ち点差は4となり、残留への道にまた一歩近づいたと言っていいでしょう。
次節アウエーの今季初勝利を奪えるようだとさらなる前進ですが...
次節は10/21(土)アウエーでのFC東京戦。
何とか勝ち点を、できれば3を持ち帰りたいところですね。
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