最終スタッツだけ見れば、言い訳の出来ない大敗、完敗で片付けられてしまう試合でしたが、少なくても前半に先制されるまでは全く引けを取っておらず逆に決定機ではこちらが勝っている試合でした。
ここまでのスコア差になったのは、一瞬の隙を突かれての失点後に畳み込まれたことで慌てふためいたことが要因であり、J1上位常連の川崎との経験の差が出てしまった格好です。
スタメンは前節から1名変更。
駒井に代わり荒野が入りました。
【J1採点&寸評】川崎 7-0 札幌|家長昭博が1得点・2アシストの活躍!下田北斗&田中碧もゴールでアピール | サッカーダイジェストWeb
■震災後初の試合
9月6日に発生した北海道胆振東部地震。
ほとんどが札幌市内に住んでいる札幌の選手たちも被災し、2日間練習できず、たまたま4日間のオフも含めて6日間練習できない状態でした。
震災後初の試合となった川崎戦は、上位対決という側面よりも北海道のためにという側面が色濃く出る立ち上がりとなりました。
立ち上がりから鬼気迫る勢いで前線からのハイプレスで次々とチャンスを作り出したのはアウエー札幌。
やっぱり震災後初の試合という気持ちの入り方がというのも当然ありますが、シャドーに本来はボランチの荒野が入ったことで、前線からの守備がいつもより機能した側面も大きいのかなと。
タラレバ話ですが、ここで1点でも取っていれば勝敗はいかようにでも転びうる試合だったかなと思いますが、一つのミスが試合の行方を決してしまいました。
私の記憶が正しければこれが川崎のこの試合初シュート(厳密にはクソンユンが足で止めたのが1本目で決められたのは2本目)
宮澤のトラップが少し大きくなったところを中村に奪われてから家長に繋がれてのシュート。
GKの股の間を狙ったシュートはクソンユンが足で弾き出しましたがこぼれ球が家長に戻って、今度はゴール左上を狙ったコントロールショット。
シュート自体は家長の個人技が見事と言うほかないのですが、奪われた宮澤も、宮澤へのパスも自陣のアタッキングサードでするプレーではなかったですね...
そして2分後にまたも自陣で奪われてからのショートカウンターで追加点を奪われたことで、若手中心のバックラインは一気に落ち着きを失うことに。
前半の内に3点目を失い、後半頭から2枚替えで勝負を掛けますが逆にカウンターから4点目を奪われてジエンド。
ここからさらに3点を奪われて最終的には0-7の大敗を喫しました。
これだけの大差を付けられると逆に悔しさなんてないもんなんですが、すごくすごく悔しくてですな...
その理由を考えていたところに、都倉選手のコメントが響きました。
[ 都倉 賢 ]
結果だけを見れば0-7でしたけど、最初の25分は自分たちの狙いを持ってプレーできていましたし、われわれもその中で何本か決定的なチャンスを作り出していた。それを決められたか、決められなかったかで、今日の試合は表と裏が完全にひっくり返ってしまうような展開でした。0-3も、0-7も正直変わらないと思っているので、そういう中で自分たちが、何ができたのかを見つめ直して次に進んでいければなと思っています。この試合を良い薬にする必要があると思います。
https://www.jleague.jp/match/j1/2018/091516/live/#player
そうそう、これなんですよ。
最初の流れを掴んでいれば、勝てる可能性はあったし、少なくてもここまでの大差にはならなかったと思うんですよね。
そして、立ち上がりから全開バリバリで攻めてたところに一瞬の隙を突かれて先制されたことで一気にガクッとしたところを畳み込まれたことによる大量失点。
これはペース配分の誤りも当然あるでしょうし、そこから立て直せなかったチームとしての経験値不足という側面もあるのかなと。
チームとして完成度が高い川崎と違い、我々にはまだまだ伸びしろがあります。
俺たちは決してこの悔しさを忘れません。
これを糧にして前に進むのみです。
■俺たちはこれからも北海道と共に生きるそして...
俺たちはこれからも北海道コンサドーレ札幌と共に歩き続ける。
頑張ろう!北海道
頑張ろう!北海道コンサドーレ札幌
次節は9/23(日)ホームでの鹿島戦です。
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