試合の主導権こそ握っていましたが、ダブルボランチ不在を感じさせる苦しい試合でした。
その中でも相手の一瞬の隙を突いての1点を守り抜いて勝ち切りました。
3位に再び浮上し、最終戦での直接対決を残している2位広島をも視野に入れ始めました。
スタメンは前の試合となった18節名古屋戦から2名変更。
深井、荒野に代わり、早坂、兵藤が入りました。
【J1採点&寸評】札幌1-0仙台|チャナティップ、三好の技術も際立ったがMOMは絶体絶命のピンチを防いだ守護神 | サッカーダイジェストWeb
■ダブルボランチ不在
前の試合でともに通算4枚目のイエローカードを受けた深井、荒野の両ボランチがともに出場停止で迎えた仙台戦。
宮澤をボランチに戻し、駒井もしくは兵藤を相棒にし、3バックに真ん中はキムミンテにしてくると見ていましたが、ふたを開けてみると宮澤はそのままで駒井、兵藤のダブルボランチでしたね。
キムミンテはこの試合途中出場したもののポジションはボランチで、もしかすると3バックとしては失格の烙印を押されているのかも...
いつもと違うダブルボランチで、深井、荒野の存在の大きさを感じたのは最終ラインでのビルドアップですかね。
3バックの左右、福森、進藤がSBのような高めの位置でワイドに開く最近の札幌では最終ラインのビルドアップは宮澤+ダブルボランチで行われますが、前半は特に質の低さを感じて、やらかさないか不安でしょうがなかったですね...
後半こそよくなってきたものの、深井、荒野との違いが出てましたね。
■ワンチャンスを決め切った三好
最終ラインのビルドアップに不安感はありましたが、試合全般を通しては札幌がいつ決めてもおかしくない時間帯が多かったですかね。
それでも時間の経過とともに仙台も怖さを出してきて、主導権こそ札幌が握っていたものの、決定機では五分五分な試合だったと言えます。
札幌は攻めてもちょっとずつパスがずれたりボールタッチが大きくなったりと、ちょっとしたミスでチャンスを逃している印象でした。
後半に入ってから両チームとも攻守の切り替えが早くなり、激しさが増してきました。
札幌は進藤のオーバーラップが増え、シュートもそれこそFWか!ってぐらい打ってましたね。
後半も主導権は札幌が握ってましたが1点が遠く、決まったかと思われた菅のゴールもオフサイドポジションにいたジェイがプレーに関与したと見られてのノーゴール判定と、今日は決まらない日か...と思い始めた時、相手の一瞬のスキを見逃さなかった三好が待望の先制点をもたらします。
クソンユンからのロングフィードにジェイが競り合ったこぼれ球に対して、相手ディフェンスの対応が中途半端になったのを見逃さなかった三好がボールをかっさらってからの左足。
相手のミスではありますが、それを得点に繋げた三好が見事でした。
■苦境を救ったクソンユンのPKストップ
待望の先制点の喜びも冷めやらぬ中、今度は仙台にPKを与えてしまいます。
先制直後に守りを固めるために入ったはずの石川が試合に入り切らない内に、反応が一瞬遅れ思わず引っ張ってしまいましたね...
ようやく取った先制点がふいになってしまう場面でしたが、このチームの苦境を救ったのがクソンユン!
相手の蹴るコースを完全に読み切ってのPKストップ。
他にもいくつものファインセーブを見せて間違いなくこの試合のMVPと言えたクソンユンの活躍で試合はこのまま1-0で終了。
再び3位に浮上した北海道コンサドーレ札幌。
大失速した2位広島との勝ち点差は5となり、最終節での直接対決を残していることで大逆転での2位をも狙える状況になってきました。
最終節までの2試合を札幌が連勝し、広島が1勝1敗だと勝ち点差は2となり、最終節の直接対決で勝つと札幌が2位となります。
2位でも3位でもACLプレーオフからというのは変わりないものの、賞金は上積みされますし(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
個人的にはACLはちょっと厳しいかなとは思いますが、ここまで来たからにはさらなる高みを狙っていこうではないですか(*`Д´)ノ
次節は11/10(土)ホームでの浦和戦です。
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