4日後に敵地イランでのACL決勝2ndレグと言う大一番を控え、11名全員を入れ替えてきました。
立ち上がりこそ不安定な守備で、先制するも逆転される苦しい展開でしたが、尻上がりに安定感を増してきて最後は逆転勝利。
控えメンバーで勝ち切って、大一番へ弾みがつく結果となりました。
スタメンはリーグ戦前節C大阪戦から3名変更。
田中、昌子、クォンスンテに代わり、遠藤、安西、曽ヶ端が入りました。
3日前のACL決勝1stレグからは11名全員変更です。
■大一番控えての総入れ替え
ACL決勝1stレグから中二日、アウエーでの2ndレグまで中三日。
いろいろ事情はあるのでしょうが、いじめかよ(*`Д´)ノって言いたいぐらいの過密日程下で迎えた試合。
来年のACL出場権がかかっているとは言え、目前に控えた大一番と比べれば優先度を落とすのは十分理解できますね。
11名変更は想定内で、遠藤を90分使ったことぐらいでしたかね想定外だったことは。
後は2ndレグでも出番あるであろう安西をフルタイム使ったのがどうかですけど。
このターンオーバーで、残留争い渦中の柏相手と言うことで、防戦一方の展開を予想してましたが、まさか開始直後に先制できるとは...
浅い位置からの遠藤FKが跳ね返されたこぼれ球を拾った金森がワントラップから振りぬいた左足がゴール右上に突き刺さりました。
このゴールだけではなく、前線で攻守の起点になれていて、今季一番の出来だったと言える金森のゴールで先制しました。
■不安定な最終ライン故の必然の打ち合い
ですがリードの時間はわずか2分で同点そして逆転を許します。
アバウトな放り込みを跳ね返したこぼれ球を個の力で打開された格好。
この同点ゴールでペースは柏に流れていき、あっさりと逆転ゴールを許します。
左サイドに流れたクリスティアーノに起点を作られ、カットインはマークに付いていた小田が止めますが、カバーに入った犬飼の対応がルーズで中に折り返され、フリーになっていた瀬川にこの試合2ゴール目を決められました。
瀬川の前には町田がいましたが、寄せが甘かったですよね...
この試合CBでコンビを組んだ犬飼、町田ともに守備が軽くて及第点を与えられる出来には程遠くて、さらに久しぶりの出番となった曽ヶ端もフィードミスが多くて、この最終ラインの不安定さが生み出した必然の同点そして逆転ゴールだったと言えます。
このままずるずる失点を重ねてもおかしくない流れでしたが、セットプレーで同点に追いつけたのが大きかったですね。
小笠原のCKに対してファーから中央に走りこんできた町田がフリーでのどんぴしゃヘッド。
町田は守備面ではサイドのケアが疎かで、何回も裏を取られ続けるなどザルもいいところでしたが、攻撃センスはこの試合でも光りましたよね。
何か、今はC大阪にいる山村と被るようなところがあって、CBよりも前目の位置もしくは前の試合のようにSBの方が適性があるかもしれないです...
■勝ち越し後に見せた”らしさ”
同点後、前半は鹿島の方がペース握ってましたが、後半になると鹿島の左サイドを伊東純也とクリスティアーノの個の力で打開しようと狙い始めた柏が押し返してくるように。
伊東純也に一人で突破されてシュートを決められるところでしたが、ゴールライン上にいた小田がスーパーブロック。
これを機に流れは再び鹿島に来た感じがします。
小田はこのビッグプレー以外も無難にこなしていて、レギュラークラスと比べても遜色ない出来だったと思います。
ポジションを争っているのが西、内田じゃなければもっと試合に出れても不思議ではないと感じましたよ。
そして勝ち越しゴールは山口。
相手の縦の楔をカットしてからのショートカウンター発動。
金森から右サイドフリー遠藤に渡ってからの狙いすました左足はバーに叩かれるもこぼれ球にいち早く反応した山口がダイレクトで押し込みました。
山口はこれが嬉しいプロ入り初ゴールとなりました。
1点リードしてからの戦いぶりは鹿島”らしさ”が垣間見えましたね。
控え組とは言え曽ヶ端、小笠原という大ベテランそして遠藤、永木と言ったベテランがピッチにいたことが大きかったですかね。
相手の攻撃を受けつつもカウンターの怖さも見せて、最後は金森を中心に盤石の鹿島りで危なげなく試合を締めくくりました。
前半は不安定感満載で何点でも取られそうだった守備陣も尻上がりに安定感増してましたね。
1点差とは言え、危なげなく試合を締めくくり、目前に控えた大一番へ弾みがつく勝利となりました。
中三日でアウエーイランに乗り込んで、ACL決勝2ndレグに挑みます。
アジアの頂点いただきましょう(*`Д´)ノ
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