アウエーの地でなす術無き完敗を喫しました。
ホームでの完敗に続いて2試合連続の完敗から大きな課題が見えてきたように感じました。
スタメンは前節から変更なし。
■2試合連続の完敗で見えてきた大きな課題
この試合だけ見ると、
・後方のビルドアップからしっかりプレスされたときに満足に攻撃の形が作れなくなる
・そもそもコンディションが悪かった
この2点が完敗の要因と言えるのかなと。
前者は昨年度から抱えている課題で、改善は見られますが今日の名古屋のように質の高い選手に質の高い追い込みをされるとまだあたふたしてしまうところがありますね。
ただ、今日はそれよりもコンディションの問題起因で、結果後方でのビルドアップが狙われた感の方が強いです。
ここ1週間、札幌は寒の戻りがあり、朝起きたら雪で一面真っ白という日が多く、グラウンドを使った練習が行えなかった日が多かったようです。
この試合に向けた練習が満足に行えたとは到底思えず、それが個々の選手の動きの重さや連携のずれに出ていたように思います。
代表帰りの鈴木武蔵やチャナティップは、個人的には周りが言うほど悪くなかったように感じましたが、周りのコンディションの悪さに引きずられたのと、代表で不在にしていた分、連携面での息の合わなさが垣間見えましたかね。
この試合だけだと完敗の要因としては以上なんですが、前節のホーム鹿島戦に続いての完敗から見えてきた大きな課題があるように私は感じまして。
2試合とも早い時間に失点して、劣勢を覆せずに失点を重ねて一方的なゲームに持ち込まれています。
劣勢の時にチームを鼓舞・統率する役割の選手がピッチ上にいない
ってのが、このチームの大きな課題じゃないんですかね...
と強く感じました。
先に点を取られ、焦って攻めてミスで相手にボールを渡して逆襲を受けるという場面がここ2試合で多く見られました。
焦りからか、選手間の距離が遠く、連動してパスを繋いでいくという場面がほとんど見えず、個々の選手がバラバラな印象。
こういう劣勢の場面で、チームを鼓舞して前を向かせ、落ち着かせる役割を持ったリーダーシップを持った選手が今の札幌にいないのが大きな課題なんじゃないかって思うんですよね。
年齢的にもキャプテンという役割的にも宮澤にそれを担って欲しいところなんですが、正直難しそうな感じですね...
ベンチメンバー含めて25歳前後の選手がほとんどの若いチームと言っていい札幌ですから、調子がいい時は勢いに乗って清水戦のようにイケイケでいけますが、先に点を取られたときのあまりにも脆過ぎる現況を見るに、それを改善するにはリーダーシップに秀でた選手の必要性を感じるわけなんですよね。
ベテランである必要はないと思ってますが、怪我で離脱中のジェイがいれば少なくても落ち着かせることはできるんじゃないですかね。
▼'17 シャビエル(名古屋) 名古屋グランパス 1 - 0 北海道コンサドーレ札幌
中盤でボールを奪われてからのショートカウンターでしたね。
和泉のシュートはクソンユンが止めますが、こぼれ球をフリーのシャビエルに落ち着いて流し込まれました。
ショートカウンター発動した時点で3対4の数的不利な状況下で、そういう場面にさせてしまったことが問題ではあるわけなんですが、強いて言えば頑張って戻った菅がシャビエルを意識できていれば防げたかもしれない失点でしたね。
(意識できていても交わされた可能性は大いにありますがw)
▼'31 オウンゴール(名古屋) 名古屋グランパス 2 - 0 北海道コンサドーレ札幌
最終的にはオウンゴールですけど、サイドから裏取られて完全に崩されましたね。
人は足りてましたが、ボールに向かうでも選手に向かうでもなく棒立ち状態な選手が多かったのが気にかかりましたね。
一言で言えば...寄せが甘いんじゃあああ(*`Д´)ノ
ですね(*'ω'*)
▼'39 長谷川(名古屋) 名古屋グランパス 3 - 0 北海道コンサドーレ札幌
前半だけでの3失点目で、勝負としてはここで決した感がありました。
これも完全に崩されての失点ですね。
反応が遅いのと寄せが甘いのとで、完全に好きにやれてしまった得点でした。
▼'50 シャビエル(名古屋) 名古屋グランパス 4 - 0 北海道コンサドーレ札幌
これも崩されての失点で、結局1点目だけなんですよね、カウンターでやられたのは。
4点目はエリア内に名古屋が5人いるのに対して札幌はGK除くと4人で、カウンターじゃないのにどうして数的不利なんですか!って感じで、気落ちして戻る気力すらなかったんですかね...
札幌は及第点あげられる選手はいなかったですが、気になったのは前半だけで交代したルーカスフェルナンデスですかね。
対面した和泉、吉田に完全に抑えられ、何もさせてもらえなかったんですが、前節でも鹿島の安西に抑えられていて、壁にぶち当たっている印象です。
そしてもう一人気になっている選手がチャナティップです。
今シーズンは2トップ気味になることが多く、トップ下という位置が多いチャナティップですが、チーム戦術がそうなのか、昨シーズンより低めのポジションでのプレーが多く、相手に取っては低い位置でプレーするチャナティップに対しての怖さは薄れていますし、攻撃の幅も狭まっているように思いますね。
今シーズン得点王の期待があったチャナティップですが、この位置取りだと得点できる雰囲気すらないです。
次節は4/6(土)ホームでの大分戦です。
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