早い時間にセットプレーから失点し、ドン引きで守りを固めてきた相手を崩せず、このまま敗れていればグループステージ敗退だったチームを救ったのは、途中出場した伊藤翔でした。
わずか2分で2ゴールを奪っての逆転勝利。
自力でグループステージ突破を決めました。
スタメンは4日前のJ1第12節松本戦から2名変更。
レアンドロ、安西に代わり、中村、町田が入りました。
■本職SB不在で機能不全に陥ったサイド攻撃
安西が出場停止、本来はボランチの永木が数試合前から右SBに入るのが定番になったことで、安西の代わりは山本かなーと思ってたら町田か...と言うことで本職SBがいないスタメンとなりました。
高さで相当劣っている中で町田を使うというのは理解できなくはないのですが、攻撃面考えるとちょっとな...という不安が的中。
永木はだいぶ慣れてきたのか、裏を取る動きなどSBっぽさはありましたが、町田の方は後半こそ多少良くなりましたが、前半はせいぜい3バックの左ぐらいな感じの攻撃参加でした。
そんな中セットプレーから相手の高さを活かされて失点したことで難しい試合となりました。
すでにグループステージ1位突破を決め無理して2点目を取りに行く必要のなくなった山東はドン引きといっても差し支えないレベルで守りを固めました。
高さで劣る鹿島は単純な放り込みもできなく、そして前述のサイド攻撃不全もあり、攻めあぐねるシーンが多い前半でした。
■神様仏様伊藤翔様
明らかに攻めあぐねているとは言え、徐々にチャンスが生まれつつある中で後半を迎えました。
時おり山東が前からプレッシャー掛けて来る場面があって、その網をかいくぐって早めに裏を狙ったときにチャンスが生まれそうかなと見ていまして。
(まあ逆にそこで奪われると大ピンチになるんですがw)
そんな状況下で逆転できたのは的確な選手交代だったのかなと。
(´-`).。oO(あまり褒めたくはないけど大岩剛やるなと思ったわ)
本職SB山本を入れて、機能不全に陥っていたサイド攻撃を活性化し、立て続けに投入した伊藤が同点そして逆転ゴールで一気に試合をひっくり返しました。
同点ゴールはCKから。
レオシルバのCKはミスっぽい感じでしたが、ニアで山本が逸らせて中で伊藤があわせ損ねたのがディフェンスに当たって伊藤に戻ってきましたw
伊藤がヘッドで押し込んで同点。
ストライカーらしい持ってるなwという同点ゴールでしたね。
逆転ゴールはロングカウンター。
自陣サイドからのボールをセルジーニョワンタッチで受け取ったレオシルバがドリブル突破で相手を引き付けてから伊藤へスルーパス。
伊藤はツータッチ後飛び出してきたGK頭上を抜くシュート。
セルジーニョと被りそうな中でパスを選択しそうな場面で決め切るストライカーらしい逆転ゴールでした。
ACL決勝トーナメントラウンド16は、サンフレッチェ広島との日本勢対決。
6/18(火)がホーム、6/25(火)がアウエーでの戦いとなります。
中三日でJ1第13節があります。
5/26(日)アウエーでの鳥栖戦です。
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