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鹿島アントラーズサポーターであり北海道コンサドーレ札幌サポーターな人間です。

【2020 J1 第9節】清水エスパルス 3 - 1 北海道コンサドーレ札幌 狂ったゲームプラン

 

今シーズン初の連敗となりました。

1点ビハインドの後半立ち上がりに追いついて畳みかけようとした矢先に退場で1人少なくなったことが勝敗の分水嶺かとは思いますが、勝負を分けたのはその後の選手交代だったように感じました。 

 

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スタメンは前節から1名変更。 

田中に代わり、鈴木が入りました。

鈴木は7/8(水)第3節鹿島戦以来の出場。

3日前のルヴァンカップ広島戦からは8名変更です。

 

■ハイライト 

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■総評 

・武蔵復帰でも0トップ

・狂ったゲームプラン

・消えた勝ち筋 

  

■感想 

札幌は武蔵が復帰して1トップと思われましたが、試合中のチャナティップとの位置関係及び荒野、駒井、深井の位置関係から、ここ2試合と同様の布陣と判断しました。

これを0トップとみるか2トップとみるかは趣味嗜好レベルじゃないかと思いますのでどちらでもいいんですが、狙いとすることとしては中盤に厚みを持たせることで、細かく小気味よくパスを繋げていく中で相手の穴を見つけて崩していくことなんじゃないかと。

 

純粋な1トップをこなせるのがジェイだけで、彼が離脱中で復帰しても年齢的にフル稼働は厳しいでしょうから、ペトロヴィッチ監督が新しい布陣を志向するのも理解できますし、それが形になりつつあるのもこの試合を通して感じました。

少なくてもジェイが戻ってくるまではこの形を続けるものと予想しています。

 

ネット上で一通り評価を眺めてから視聴した試合でしたが、前半は終了間際にPKで先制されたことを除けば悲観するような内容ではなかったのかなと。

3トップで前線からきっちり追いかけてきて、ミスも多いもののスペースを狙って攻撃の怖さがある相手に思ったよりも手を焼いていた印象こそありましたが、決して後れを取っている風ではなかったように感じました。

 

後半立ち上がりはペースを握っている時間帯に鈴木のFKで追いついてここから畳みかけようとした矢先に退場で1人少なくなったことでゲームプランが大きく狂ってしまいましたね。

それが後半頭から出てきた田中だったのも影響としては大きくて、2枚目のイエローカードが出されたときに映し出されたペトロヴィッチ監督の頭を抱えた姿が、事の深刻さを物語っているように感じました。 

深井に代わってボランチの底に入ったんですが、田中が退場になったことで代わりに同じポジションが務まる選手がベンチも含めていなかったことが一つ。

それに加えて、進藤も前半限りで交代して3バックの右には進藤よりも守備強度としては明らかに劣る駒井が入っていたことで、バックラインの守備強度を田中に大きく依存する布陣にしていたことがもう一つ。

この2点を取っても田中退場のインパクトがいかに大きいかは明らかで、歴戦の名士であるペトロヴィッチ監督をしても頭を抱えてしまうほど、ゲームプランが狂ってしまった瞬間なのかなと。

 

それでも1人少なくなった状態でも決定機を作り出している姿からは勝ち筋が消えてしまったとは感じず、その分ピンチも増えていることは確かなんですが、勝ち切れる可能性もあるなと感じていました。

 

その勝ち筋を消してしまったのが皮肉にも自チームの選手交代だったように感じました。

 

田中の退場後は荒野、チャナティップが少し下がり目になり、田中のいたポジションを二人でカバーし、鈴木とドウグラスオリベイラが縦関係の2トップという形でしたが、キムミンテと白井を投入することで4バックに代えてきました。

右から白井、キムミンテ、宮澤、菅の4バックに、右から鈴木、駒井、荒野、チャナティップの2列目にドウグラスオリベイラがワントップ。

1人少ない中で守備陣形をしっかり整えてからのカウンター狙いというのは理解できますし、3バックに本職のDFがいない状態で試合終了まで守り続けることのリスクよりも4バックを選んだのも普通の選択肢かなと思います。

ですが、残念ながらその狙いは裏目と出てしまった格好です。

交代直後から一方的に攻撃を受け続け、結果的には褒めるしかない素晴らしいゴールではありますが勝ち越しゴールそしてダメ押しゴールを奪われての敗戦。

選手交代によって流れを自ら引き渡してしまったことは明らかで、勝ち筋を失ってしまった瞬間なのかなと。

真夏の蒸し暑いアウエーで体力的に厳しかったというのもあるとは思いますが、それよりも1人少ない状態で慣れない4バックにしたことで、バランスが逆に悪くなって、攻めに行ける体制にいけなかったことで攻撃を受け続け力尽きたというのが私の見立てです。 

 

■得点シーン

 

PKを与えたのは菅のハンド。

金子のシュートがスライディングした際に上げた手に当たってしまったのがハンドと判定されました。

わざとではなく不可抗力なんですが、あれだけ高く上げてしまうと当たった際にPKと判定されてしまいますね... 

 

 

動画には映ってないんですが、最初は菅しか蹴る位置にいなかったんですが、GKとか壁の位置をみて右足の方が狙いやすいとチームとして判断して鈴木に蹴らせたのかも。

とか考えてみるとなかなか深いFKだったように感じました。 

 

 

これはもう決めた相手を褒めるしかないですね...

受けてからシュートまでも早かったので寄せるのも難しかったでしょうし、コースも難しくかつシュートも強烈だったので菅野としてもノーチャンスだったと思います。 

 

 

動画見てみると札幌の選手は完全に足が止まってしまってますね...

人数は揃ってるんですが、清水と比べると選手たちの動きが全く違いますよ。

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節は8/15(土)ホームでの川崎戦です。

その前に中三日でルヴァンカップがあります。

8/12(水)、こちらもホームでの横浜FC戦。

 

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