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鹿島アントラーズサポーターであり北海道コンサドーレ札幌サポーターな人間です。

【2022 J1 第27節】川崎フロンターレ 2 - 1 鹿島アントラーズ 早い時間帯の2失点が重くのしかかり...

 

スタメンは前節から2名変更。 

土居、中村に代わり、和泉、ディエゴピトゥカが入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・試合の流れを決定づけたPK

・壊れそうな試合を寸前で堰き止めたクォンスンテ

・流れを呼び込むも乏しい交代カードで追いつけず

・僅差のようで僅差でない1点差

 

■感想 

開始14分でまさかの2失点。

その後も相手の圧力に押し込まれる展開で大敗も十分あり得た流れをここまで拮抗したゲームとして成り立たせたのは、ビッグセーブを連発したクォンスンテの鬼神ぶりでした。

 

彼がいなければ前半だけで0-4もあり得て、それこそ試合としては壊れてしまってましたから、それを寸前で堰き止めるビッグセーブを連発したクォンスンテは勝っていれば間違いなくMOMだったでしょう...

 

立ち上がりから両チームの勢いが感じられる強度の高いゲームの入りでしたが、その中でPKを与えてしまったことが試合の流れを決定づけてしまいました。

 

PKに繋がるファールをしたのはディエゴピトゥカなんですが、完全に相手に一歩前に出られた格好でたまらず手で止めてのファール。

抜かれてもまだカバーできる選手もいましたし、角度もない位置でしたので、ファールは不用意という他なく、非常にもったいないプレーだったかと思います。

 

0-2となった後もしばらくは相手が主導権を握る展開が続きましたが、その要因としてサイドでの攻防にあったのかなと私は感じました。

 

この試合、鹿島は中盤4枚をダイヤモンド型にして樋口、和泉の両サイドハーフが内に絞り気味のインサイドハーフのような位置取りでした。

 

これによりサイドバック、ウイングが幅を取っている相手にサイドで数的優位を作られ、広瀬、安西の両サイドバックが低い位置に留められ、それにより攻撃に迫力を欠く、そんな流れでの劣勢に見えました。

 

その劣勢が変わりだしたのは前半最後の10~15分ぐらいだったかと感じましたが、その要因としては飲水タイム時に何らかの策を岩政監督が授けたのかもしれませんし、単純に相手の圧力が弱まりだした時間帯だったからかもしれません。

 

少なくても広瀬、安西の両サイドバックに対して、勇気をもってポジションを上げることとサイドのケアについての指示はあったように思われます。

 

要因はどうであれ、前半終盤から掴んだ流れは後半に入っても続き、後半早い時間に1点返して1点差になったこと、相手が必要以上に受けに回ってくれたことで押せ押せムードになりましたが、その後はスコア動かず1点差での敗戦となりました。

 

痛感したのが乏しい交代カードでして。

 

攻撃的選手が加入したばかりのエレケしかおらず、CBのブエノを最後にパワープレー要員として投入せざるを得ないほど苦しいやり繰りだったことが窺え、怪我人もそれなりにいて、直前でコロナ陽性になった選手も複数いたことでそうするしかなかったというのは理解できます。

 

理解できますが、上田綺世が移籍する前から指摘されていたFWの層の薄さに対してのフロントの手当てが足りなかったことが今の状況を招いていると考えていて、鈴木優磨が今のようにチャンスメイクに重きを置くのであればストライカータイプの選手がまだ必要かと感じます。

エレケはそれを考えて獲得した選手なんでしょうが、今日の動きを見る限りはまだまだ時間がかかりそうですかね...

 

結果としては1点差という僅差のゲームではありましたが、最後は危なげなく逃げ切られた印象で、川崎との差は広がる一方だと感じざるを得ない一戦でした。

川崎相手はこれで14戦勝ちなし(10敗4分け)です。

 

■得点シーン

 

PKに繋がったシーンについては感想で触れています。

高さのあるキックでクォンスンテとしてはノーチャンスでしたし、ふかしてしまいがちな位置に正確に蹴りこんだ家長を褒めるべきでしょう。

 

 

この失点は防げなかったんですかね...

壁の左側をストレートで逆サイドに抜かれているように見えるので壁の位置で何とかできなかったんだろうか...

 

 

樋口の早いスピードのクロスに仲間ヘッドで逸らす。
反撃ののろしを上げる1点でした。

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

 

次節は9/3(土)ホームでの浦和戦です。

 

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