塩試合と呼んで差し支えない我慢比べの一戦を、新加入相馬の一撃で制しました。
こういう展開で生きてくるのが個の力の決定力であることをまざまざと見せつけた決勝弾でがっちり2位をキープです。
スタメンは前節から1名変更。
累積警告による出場停止のクォンスンテに代わり、曽ヶ端が入りました。
3日前の天皇杯3回戦からは9名変更。
■総評
焦れず食いつかず 我慢比べを制す
前半のシュート数:鹿島2 - 0 大分
90分を通しても、鹿島6に対して大分2と極端にシュート数が少ない、にらみ合いが続く我慢比べの試合となりました。
大分の戦い方って、後方でのビルドアップに食いついてきた相手の裏を狙ってくるという、これまであまり見たことがなかったもので、それがここまでの躍進に繋がっているのですが、この日の鹿島のようにそれをわかって食いつかず、じっくり構えられると手詰まりになってしまうようですね...
逆に鹿島は、大分のミスを突いてのショートカウンター狙い風に見えましたが、特に前半は人数かけずにリスクを極力回避する方針のように見えました。
ということで、我慢比べのにらみ合いで前半は終わり、後半に入ってもその時間帯が続きましたが、60分を過ぎてから両チームとも選手交代で試合を動かそうと試みましたが、試合を動かすことに成功したのはアウエーチームでした。
▼'71 相馬(鹿島) 大分トリニータ 0 - 1 鹿島アントラーズ
大分のお株を奪うようなロングカウンター一発でした。
大分の繋ぎをカットして、守備に戻り切る前に左サイド小池から逆サイドの裏を狙ったサイドチェンジ。
これを受けた相馬がカットインからの左足一閃。
コース、スピード文句なしの一撃でした。
相馬の裏をスプリントしてディフェンスを引き付けた小泉のサポートもよかったですね。
その後は虎の子の1点を危なげなく守り切りウノゼロでの勝利。
相手の良さを消して、少ないチャンスを生かすという、鹿島の試合巧者ぶりが光るゲームでしたね。
次節は8/23(金)ホームでのG大阪戦です。
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