今年初厚別は、まだまだ寒い4月平日のナイトゲーム。
雨が降り続きスリッピーなピッチコンディションも影響したような感じに見受けましたが、相手のハイラインハイプレスに苦しみました。
その上、前半終了間際に先制されましたが、後半ギアを上げて勝ち切ると言う勝負強さを発揮し、これで7試合負けなし(5勝2分)で4位をキープ。
新北海道コンサドーレ札幌の勢いはまだまだ止まりません。
スタメンは前節から1名変更。
荒野に代わり駒井が入りました。
【J1採点&寸評】札幌2-1横浜|劣勢覆したミシャ采配! 再三のピンチを凌いだ韓国人守護神を最高評価 | サッカーダイジェストWeb
■ハイプレスに苦しんだ前半
ペトロヴィッチ監督の元、ポゼッションサッカーに舵を切っている札幌ですが、今季ここまではポゼッション志向のチーム相手になるとポゼッションでは後れを取るゲームが続いています。
この日の相手、横浜もハイラインハイプレスのポゼッションサッカーの後れを取りました。
それでも全く手も足も出なかったわけではなく、横浜の浅すぎるディフェンスラインの裏を突いていくつかチャンスは作り出しましたが、スリッピーなピッチコンディションもあり、ラストパスの精度の悪さが目立ち決定機までは至らず。
ハイプレスを掻い潜ったチームにチャンスが生まれるも、ピッチコンディションの悪さで両チームとも精度の悪さが目立った前半でした。
チャンスは横浜の方が多く、前半終了間際にセットプレーから先制したのは横浜でした。
CKから中澤がヘッドで折り返したのを金井に押し込まれましたが、中澤にマークが付き過ぎて中の守備が疎かになっていましたね。
■後半の入りも苦しかった中で大きかった同点ゴール
後半の入りも横浜優勢で、都倉の一発がなければ勝つのは難しかったでしょうね...
福森の早めに出したアーリークロスが都倉の足元にぴったり入り、利き足である左で打つと予測したディフェンスの裏をかき、右に持ち替えてからのシュートが決まりました。
■ハイプレスの相手のお株を奪うショートカウンターで逆転!
試合後のペトロヴィッチ監督のコメントにある通り後半勝負のプランだった札幌。
今日の後半のやり方で90分を通して戦うのは難しいと私は思っています。試合前のプランでは0-0で後半に勝負をかけようと思っていました。ですが、後半は勝負に出なければいけなくなり、前からプレッシャーを掛けにいきました。1対1で対峙する場面が増えましたが、その中で逆転できたのは狙いどおりでした。
https://www.jleague.jp/match/j1/2018/042501/coach/
1点のビハインドこそ想定外だったものの、後半立ち上がりに同点に追いつけたことでギアが上がってきた感じに見えました。
その流れで生まれたのが進藤の逆転ゴールでした。
鋭いタックルでボールを奪った菅が、ハイプレスの相手のお株を奪うショートカウンター発動。
サイドを一気に駆け上がってからのクロスに合わせたのは、オーバーラップからいったん戻りかけたところを菅のボール奪取に合わせて反転して飛び込んだ進藤。
ディフェンスの頭越しに豪快なダイビングヘッドを叩き込みました。
菅はシーズン初めに比べると動きやクロスの質に成長が見られます。
思い切りのよさが目立つのは自信をつけてきている証拠なのかなと。
その後も浅いディフェンスラインの裏を突くアーリークロスで決定機を演出した菅、まだまだ成長してくれそうです。
逆転後は、クソンユンのファインセーブもあり逃げ切りに成功。
これで7試合負けなしとなり順位も4位をキープ。
思うようにポゼッションの出来ない試合でも我慢して自分たちのペースに持ち込めるのは、昨年までに築き上げた四方田サッカーがベースとしてあるからなのかなと。
今季初めはその土台すらもゼロになったように見えましたが、どこかの段階で融合したのか噛み合ってきたのか。
どちらにせよペトロヴィッチ+四方田が噛み合ってきての今なんだと思います。
次節は中二日、4/28(土)アウエーでの仙台戦です。
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