試合開始時点で33度と言う季節外れの暑さの中でのキックオフとなった試合は、球際の激しい試合で膠着状態が続き、そのままスコアレスドローで終わると思われましたが、後半アディショナルタイムに痛恨の失点を喫し、監督交代後連勝を続ける鳥栖の勢いに屈する形となりました。
スタメンは4日前のACLグループステージ第6節山東戦から3名変更。
中村、永木、町田に代わり、レアンドロ、山本、安西が入りました。
J1第12節松本戦からは1名変更。
■総評
・相手のペースに引きずり込まれ徐々にペースを失う
・ACLの激闘から中三日、メンバー入れ替え少の強気の采配が季節外れの暑さで裏目に出たか
・勝ち目があるとしたら序盤、相手の守備が不安定だった時しかなかった
監督交代でハードワークが蘇った鳥栖の守備網を崩すには、立ち上がりまだ相手の守備が不安定だった時しかありませんでしたね結果論ですが。
実際に崩しかけるところまではいきましたが、そのチャンスを逃すと徐々に鳥栖のペースとも言える肉弾戦に持ち込まれ、流れを相手に引き渡しました。
4日前のACL山東戦からほとんどメンバーを入れ替えない強気の采配が、季節外れの暑さで裏目に出てしまったのは運のなさももちろんあるんですが、ホームとは言えグループステージ突破を掛けた試合で先制されてからの逆転勝利は相当な負荷相当な負荷になったと思うんですよね。
それに加えて肉弾戦に持ち込まれたことで消耗度も増してきたのが、徐々にペースを失っていった要因ではないかなと。
それでも点を取られる感じもなくこのままスコアレスドロー決着かなと思われた後半アディショナルタイムも終わりを迎えたタイミングで痛恨の失点。
勝ち点1さえも失う結果に。
▼'94 豊田(鳥栖) サガン鳥栖 1 - 0 鹿島アントラーズ
細かいところで責めるべき点はあるのですが、これは素直にニアからファーに動きなおした豊田の動きを褒めるべきなんだと思います。
監督代わるまではベンチ外なこともあった豊田ですが、別に衰えたわけじゃなく戦術的なものだったり監督の好みで外されていただけなんですね。
前線からハードワークし続けて試合終了間際でも衰えぬ走力で決勝点を生み出す、これこそエースの働きとも言うべき豊田の決勝ゴールでした。
もう1点、我々が見習うべき点として、鳥栖が後半終了間際になって仕掛けてきたパワープレーですかね。
前線の高さ強さを活かしてなりふり構わず勝ちに行く姿勢こそ、常勝と呼ばれた今の我々に必要な姿勢じゃないんでしょうかねと思ったわけです。
次節は6/1(土)アウエーでのG大阪戦です。
↓ランキングに参加しています