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鹿島アントラーズ 2018年を振り返る 悲願のACL制覇にも関わらず消えぬモヤモヤ感...

 

鹿島アントラーズの2018シーズンが終わりました。

Jリーグチーム最多となる60試合の公式戦を戦い、悲願のACL制覇で節目となる20冠を成し遂げたものの、国内タイトルは無冠と終わりました。

 

鹿島アントラーズの2018シーズンを振り返ります。

シーズン初めに書いたプレビューそして前半戦の振り返りもご参考に。

 

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■悲願のACL制覇

2018シーズン唯一獲得したタイトルは、クラブの悲願であったアジア王者のタイトルでした。

 

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ついについに悲願のACL制覇です。
かつてはACLで全く勝てなくて、鹿島は内弁慶と言われ続けていただけに喜びもひとしおですね。

印象的だったのが優勝トロフィーを掲げる場面で、キャプテンマーク付けてた昌子が小笠原にトロフィーを渡したところですかね。
小笠原そして曽ヶ端という多くのタイトルを獲ってきたクラブのレジェンドを持ってしても届かなかったアジアの頂。
彼らが現役の間に獲れてホントにホントによかったですね。

 

つい先日、現役引退を発表した小笠原。

今年獲れてホントにホントによかったなあと改めて実感しました。 

 

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キャプテン小笠原が最後に掲げたタイトルがACLとなりました。

 

ACLを振り返ってみると、特に決勝トーナメントに入ってからは勝負強さが際立ったのかなと。

決勝トーナメントに入ってからは全試合1stレグがホームでの試合となりましたが、ラウンド16、準々決勝、準決勝、決勝と4試合すべてで勝利を収め、有利な形で2ndレグに臨めたことが大きかったですよね。

そして一番苦しかったのが準決勝水原三星戦。

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1stレグは開始6分で負った2点のビハインドをひっくり返しての逆転勝ち。

後半アディショナルタイムの決勝ゴールは内田でした。

 

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2ndレグは先制してからの3失点から、2点差を追いついて、トータルスコアで辛うじて勝っての決勝進出。

 

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勝ち上がりを決める3点目を上げたのはセルジーニョ

準々決勝から出場して6試合5ゴールを上げた助っ人の力なくしてはACL制覇は成しえなかったでしょう。

そして個人的にMVPと思っているのはクォンスンテ。

彼の責任で失った得点は1つもなく、逆に彼のお陰で防いだ失点は数え切れず。

そして強い気持ちでチームを奮い立たせ引っ張っていったクォンスンテ。

今シーズン何度、神様仏様クォンスンテ様と叫んだことかわかりません。 

 

■国内タイトルは無冠

一方国内タイトルは無冠に終わりました。

リーグ戦は3位、ルヴァンカップ天皇杯は準決勝敗退と、そこそこの成績とは言えるのですが、ACLと違ってここ一番での勝負弱さが目立ったように感じました。

 

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リーグ戦で事実上の終戦となったのはこの試合ですが、ここに至るまでに失った勝ち点の積み重ねがこの結果に繋がっていますからね...

  

■個の力頼みの糞サッカー

鹿島アントラーズの2018シーズンは過密日程との戦いでした。

戦った試合数は60試合で、J1の中で断トツの試合数。

(確か続くのはルヴァンカップ決勝までいった横浜FMの40試合代後半だったような...) 

その過密日程の影響は全くなかったとは言いませんが、国内タイトルを逃した要因は戦術が全く成熟しない個の力頼みの糞サッカーにあったと思うんですよね。

 

シーズン前のプレビューでも危惧してたのですが、モチベーターとして秀でている一方で、戦術面そして采配面での選択肢の少なさが昨シーズン後半に露呈しており、これ以上の上澄みが望めない雰囲気でのシーズンインでしたが、それを悪い意味で裏切らない戦いぶりでした。

 

攻守ともに個の力頼みで全く噛み合わず、このままだと降格もあり得るのでは...という窮地を救ったのが神様ジーコの復活であり、黒崎コーチの招聘でした。

神様ジーコはその存在感と、重みのある言葉で精神的にチームを支え、黒崎コーチは主に攻撃面での戦術の幅を広げるのに大きく貢献しました。

 

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ロシアW杯の中断明けに黒崎コーチ加入の効果が垣間見えてましたね。

元々力のある選手たちが揃ってますから、少し形を与えてあげればこれぐらいはできるということなんでしょうね。

寧ろそれまでできなかったところに大岩監督の限界も改めて見えてしまったような...

 

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アウエーでのACL決勝2ndレグを直前に控え、控え中心で臨んだこの試合に勝てたのも、チームとしての戦術が浸透していた証なのかなと。

ただ、改善が見られた攻撃面と比較すると守備面はまだまだ個の力頼みな面が否めず、クォンスンテを中心としたクオリティーの高い守備陣に頼っている現状から安い失点が目立ってますよね。

ACLでは相手もそこまで研究していないので個の力頼みでも十分できて、それが優勝に繋がっているのですが、国内では一人一人の選手の特徴などもしっかり見られてますから、それが国内タイトル無冠に繋がってるんじゃないかなと感じている次第です。

 

選手一人一人は頑張っていると思うんですが、監督が違っていればもっと良い成績を残せたんじゃ...って感じてしまい、悲願のACL制覇を成し遂げたものの、モヤモヤ感が消えないのですよね。

 

■来シーズンへ向けての期待と課題 

2018シーズンの最終結果は以下の通り。

 

どうやら大岩監督の続投は決まっているようで、来シーズンもモヤモヤした一年を過ごしそうで、来年は北海道コンサドーレ札幌の応援に本腰を入れようかな...と本気で考え中ですw

 

期待と言うか楽しみなのは新加入の選手がどれだけやれるかで、特にユースから加入の有馬くんですかね。

全日本ユースの決勝で初めてプレー振りを観たのですが、鈴木優磨を彷彿とさせるプレー振りで、来シーズンすぐには難しいと思いますが、後半ぐらいからベンチ入りしてくれないかな...と。

 

課題としては昌子の抜けた守備陣ですかね...

前述した通り守備は個の力頼みですので、犬飼で力不足とは思いませんが昌子と比べるとまだまだと思ってしまいますし、駒不足なことは間違いないですからね。

 

鹿島アントラーズの記事は今年最後になります。

お付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

 

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