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【2019 J1 第31節】鹿島アントラーズ 0 - 2 川崎フロンターレ 優勝が大きく遠のく痛恨の敗戦

 

リーグ戦10試合ぶりそして、ホームでは開幕戦以来の敗戦は、優勝争いから大きく後退する一敗となりました。

そして、相手の猛攻を耐え忍び、少ないチャンスを仕留めるという、自分たちがこれまで積み上げてきた勝ちパターンをリーグ連覇中の川崎にやられてしまったことは、大きなダメージが残る敗戦であるとも言えます。

 

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スタメンは前節から2名変更。

遠藤、三竿に代わり、セルジーニョ、内田が入りました。

 

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■総評 

・サッカーではよく見られる流れでの必然の敗戦 

・優勝争いとは別の意味で痛い敗戦

 

主導権の握り合いが続いて両チームとも目立ったチャンスはない前半10分から、徐々に川崎がポゼッションを握り始めるも危うい場面はなく、前半30分時点で両チームともにシュートは1本ずつという展開から、鹿島が押し返し始めて流れを掴みかけて決定機を一つ作ったものの取り切れずというところで前半終了。

川崎に流れが行きかけたところを押し返せた要因は川崎のパスの出し所となるボランチに仕事をさせなかったところかなと。

そして、左SB町田がこれまで見られなかった積極的な突破でチャンスを作ったのもありますかね。

後半に入りさらに流れは鹿島に行って、ゴールまであと一歩まで迫ったかと試合中は思っていましたが、最終スタッツを見ると枠内シュートはわずか2つで、そう言われるとシュートの精度はよくなかったですね...

後半立ち上がり早々にセルジーニョがGKのいなくなったゴールへの押し込みがカバーリングされていて弾き出されたのが唯一の決定機だったのかも。

思うに、首位に立っているとは言え3位まで勝ち点差1の大混戦と言うのに加えて、昨季までリーグ連覇中で対戦成績でも分が悪い川崎相手と言うことで余計な力が入って、最後のシュートもそうですし、そこに至るまでのプレーにも力みが目立っていたように感じましたね。

 

自チームに流れが向いている時間帯で点を取り切れないと相手に少ないチャンスを決められるというのはサッカーではよくある話でして。

後半立ち上がりからギア上げて攻め続けて一息入ってしまった、もっとはっきり言えば気が抜けてしまったタイミングが私にはわかってしまって、まさにその瞬間を突かれての失点でした。

 

▼'62 山村(川崎) 鹿島アントラーズ 0 - 1 川崎フロンターレ

 

ホントに気が緩んだとしか思えないほど、どフリーでヘディングさせてしまってはさしものクォンスンテも防ぎようがないですね...

ゾーンで守ってましたが、ファーの対応が薄かったところを突かれてしまいました。

内田と永木の間に入られていますが、両者の責任というよりはセットプレー時の守り方の問題ですかね。

 

先制されたことで鹿島は上田綺世を投入しますが、攻め続けていた中でセットプレー一発で仕留められたことのダメージは大きかったようで、攻撃が繋がらなくなり、奪い返しに行ったところを剥がされて逆にピンチと言う場面が出てくるようになった中、今度はカウンター一発で致命的な追加点を奪われました。 

 

▼'73 長谷川(川崎) 鹿島アントラーズ 0 - 2 川崎フロンターレ

 

ボールを奪われて阿部に対して3人で奪い返しに行ったところをサイドに出されてからのロングカウンター。

車屋からのダイナミックなサイドチェンジは町田の裏を取った小林悠へ。

エリア外からのミドルはポストに弾かれますがこぼれ球を長谷川に押し込まれました。

 

この追加点で勝負あった感があり、選手交代でも流れは押し戻せず、痛い痛い敗戦となり3位に転落。

優勝を争うFC東京横浜FMが最終節で直接対決するという状況下で、その2チームに後れを取ることになり、優勝争いからは大きく後退したと言えます。

 

そしてこの敗戦、優勝争いとは別の意味で大きなダメージの残る敗戦だと思っておりまして。

それは本記事の最初でも触れましたが、

相手の猛攻を耐え忍び、少ないチャンスを仕留めるという、自分たちがこれまで積み上げてきた勝ちパターンを相手にやられてしまったことだと思っておりまして。 

次の試合にも引きずりかねないダメージではあるのですが、代表ウィークを挟む関係上、次の試合まで2週間あるのは不幸中の幸いですかね。 

 

次節は11/23(土)アウエーでの広島戦です。

 

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