リーグ戦初勝利からの連勝とはなりませんでした。
ボール支配率を高め、試合の主導権を握れていた時間は長かったですが、決定機の数としてはそれほど差はなく。
ここに鹿島アントラーズの現在地があるのかなと感じた試合でした。
スタメンは前節から4名変更。
遠藤、ファンアラーノ、三竿、永戸に代わり、白崎、土居、永木、杉岡が入りました。
■ハイライト
■総評
・ベースのない中でのチーム作りの難しさ
・コロナ禍も悪い方向に作用
・できることは増えている...必要なのは時間
■感想
再開初戦と比べたら明らかに良くなっていることはわかるんですけど...結果が付いてこない。
一言で申すとこんなところですかね。
最終的なボール支配率62%-38%に示される通り、試合の主導権を握っている時間は多く、これはビルドアップ、繋ぎの質が向上していることの証と言っていいと思います。
再開初戦に比べると、球回しがスムーズでテンポよく繋がる場面が増えて、相手に簡単に渡してしまうという場面も減ってきている印象です。
ただ、アタッキングサード、ピッチを三分割した場合の相手ゴールに最も近いエリアに近づくにつれ、その質は低下し、それがボール支配率ほどはチャンスが作れておらず、ゲーム全体を通してはそれ程圧倒した感がなく、逆に相手にワンチャンスを決められての敗戦という結果に繋がったのかなと分析しました。
チーム作りとしては間違いなく前進を続けており、それがビルドアップだったり繋ぎの質がよくなってきていることに表れていると思うんです。
思うんですが、チーム作りとしてはまだまだ途上で、アタッキングサードからゴールに結びつけるまでの崩しであったり最後決めるところはまだまだ取り組めていないんじゃないかと見ています。
サッカーでなかなか結果に表れづらい部分であり、選手間の連携強化が必要なところなので、選手の入れ替わりが激しく、前監督が築き上げた土台が脆弱だったことで、ベースがない中でのチーム作りを強いられていて、それがなかなか結果に結びつかない要因になっているのかなと私は思っています。
そして、コロナ禍で中断中は全体練習が行えず、再開してからは過密日程が続き、疲労回復と次の試合の準備で、チーム作りに必要な練習の時間がなかなか取れない状態が続いていることもザーゴ監督にとっては不運なのかなと。
試合を追うごとにできることは増えてきているので、必要なのは時間なのかなと思っていて、個人的にはそれほど悲観はしていないのですが、例年通り降格のあるレギュレーションであれば、6節終えて1勝5敗という戦績だと、普通にクビが飛んでもおかしくない状況ですので、結果も求められるのはプロの世界では当たり前のことで。
即効性のある施策、例えばセットプレーの仕込みであったり、が求められるのかなと思いました。
■得点シーン
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) July 22, 2020
🏆 明治安田生命J1リーグ 第6節
🆚 湘南vs鹿島
🔢 1-0
⌚️ 66分
⚽️ 石原 直樹(湘南)#Jリーグ#湘南ベルマーレvs鹿島アントラーズ
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXLYeZ pic.twitter.com/EFUlU9L0lx
CKをニアで逸らされてタイミングをずらされたところに石原。
ニアで杉岡が先に触ったかもですが、中で犬飼の手前に石原に入られてしまいましたね。
鹿島は流れの中ではいくつか惜しい場面はありましたが、この日はセットプレーで入りそうな可能性はなかったのは、これまでキッカーを務めていた永戸がいなかったのが大きいんですかね...
チーム作りの途上で手っ取り早く点に結びつけられるのはセットプレーを磨くだと思ってるんですが...
■採点
次節は7/26(日)ホームでのFC東京戦です。
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