スタメンは前節から1名変更。
岡村に代わり、ジェイが入りました。
4日前のルヴァンカップ福岡戦からは4名変更。
■ハイライト
■総評
・高さ勝負に掛けたゲームプランを打ち砕いたのは...強風
・勝ち抜けを狙ったルヴァンカップのツケ
■感想
降格圏近くに位置している両チームの戦いはスコアレスドローの痛み分けに終わりました。
ボール支配率は札幌でしたが、決定機としては試合終盤を中心に湘南の方が多かった印象。
やっぱそうするよ(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
というのは、札幌のスタメンを見たときの第一印象でして。
最終ラインを中心に高さに欠ける相手に対して、今シーズン初めてジェイをスタメン起用し、アンデルソンロペスもシャドーでスタメン起用。
高さのあるジェイをターゲットにして、そこの優位性から得点につなげていくという狙いは明らかでした。
試合後のペトロヴィッチ監督も、そういう狙いがあったことは認めつつも、そのゲームプランが狂った要因についても触れています。
[ ペトロヴィッチ監督 ]
試合は風の影響もあってなかなか攻撃がつながらない中、われわれは相手のディフェンス陣には高さが足りないと見ていたので、高さのある選手を起用してトライしました。ただ、長いボールが風の影響を受けてしまい、狙いどおりのプレーがなかなかできませんでした。その中でセットプレーから二度ほど良いシュートがありましたが、なかなか得点につながりませんでした。そこも風の影響があったと思います。
https://www.jleague.jp/match/j1/2021/050202/live#coach
風の影響
札幌の高さ勝負に掛けたゲームプランを狂わせたのは、セットしたボールが時折動いてしまうぐらいの強風だったということです。
札幌が誇るプレースキッカーである福森も試合後のコメントでその難しさに触れていました。
DF 5 福森晃斗
やはり今日は風があって、特に横風はプレースキッカーとしては蹴りにくい状態になります。ピッチも乾いていたので、なかなかボールが転がらなかったですし。
モニターを通してみる立場だと、ピッチの縦幅に沿って風が吹いている錯覚に陥りますけど、実際は斜めに吹いていたり横風だったりして、観ている側が思っているよりはプレーする選手としては難しいコンディションなんでしょうね...
コンディションを言い訳にせず、コンディションに応じた戦い方ができるようになって欲しいと思ってはいるんですが、途中からは足元へのパスも交えつつにしていた印象だったので、全く意識してなかったわけじゃないんでしょうね。
それでも、ピッチの横幅を広く使ったミドルレンジのパスを中心に局面を打開していく今の札幌のスタイルだと、風が強いコンディションはかなり難しい部類に入るのかなと感じました。
そして、いつものようなマンツーマンディフェンスが控え気味なような...ということが気になりまして。
体力的に厳しいジェイが入っている影響もあるのかな...とは思っていたのですが、再び引用する福森の試合後のコメントからはそういう狙いだったようです。
DF 5 福森晃斗
また、今日の序盤はリトリートする感じの守備で飲水タイムまで戦っていたので、それもあって最後まで走れたと思っています。もっと前から行くのがもともとの自分たちのスタイルだと思っているので、いろいろなやり方ができるようになってきたと感じています。
ルヴァンカップも含め、(ホントに開催するのかもわからない)東京五輪に向けてほぼほぼ週2ペースになっている過密日程の中、こういう割り切りも大切になってきますからね。
ただ、苦言を呈すとすれば4日前のルヴァンカップ福岡戦で、主力を使い過ぎた感は否めませんよね...
勝てばグループステージ突破の可能性もあったので勝負を掛けたんだとは思いますが...
この試合でジェイをスタメン起用するつもりだったのであれば、ルヴァンカップでフル出場させたのがもったいなかったのかな...と、この日の動きの重さを見て感じました。
ルヴァンカップでスタメン出場した駒井、金子を早い時間に交代させたこともコンディション的な問題でしょうし、その交代が終盤の劣勢に繋がったようにも見えて、勝ち抜けを狙ったルヴァンカップで無理をしたツケがこの試合に影響したのかなと感じました。
この後も連戦が続く中、早いタイミングで無理をしたことが悪い方向に転ばないことを祈るのみです。
■得点シーン
なし
■採点
次節は5/9(日)アウエーでの徳島戦。
5/5(水)ホーム札幌ドームでの開催です。
↓ランキングに参加しています