リーグ戦では今年初開催となった聖地厚別は、雨が降り続く難しいコンディション下でのゲームとなりました。
監督交代後の勢いが薄れ、まだまだ仕込み中の感が色濃い相手に対し、成熟度の差を見せつける結果となりました。
スタメンはJ1第15節川崎戦から2名変更。
早坂、福森に代わり、ルーカスフェルナンデス、白井が入りました。
3日前のルヴァンカッププレーオフステージ1stレグ磐田戦からは白井以外の10名変更。
■総評
・ルーカスフェルナンデスCKからの2得点
不動のプレースキッカー福森が欠場の中、代役を務めたルーカスフェルナンデスCKからの2得点。
福森よりもキックの質が優れているとは思いませんが、福森に比べて緩やかな軌道のCKに対策できていなかった鳥栖に対し、練習でしっかり確認してきたことをうかがわせる札幌の差がセットプレーからの2得点に表れた格好です。
きちっと狙ったところに蹴っていたルーカスフェルナンデスのキックの精度は高かったですね。
・2-0直後のクソンユンビッグセーブが勝負の流れを大きく左右した
セットプレーで2点のリードを奪った札幌ですが、その直後のクソンユンのビッグセーブがなければ、勝負の流れはどうなっていたか全くわからなかったですね。
ゴール右上隅に吸い込まれるかに見えたシュートをクソンユンが指先で辛うじて弾き出しましたが、これがなければ鳥栖に勢いを与えて、
サッカーで一番危険なスコアは!
ってな展開になり兼ねなかったので非常に大きなプレーでした。
・全般的には成熟度で勝る札幌が質で上回った
後半に入ってからは、イボルボを起点にして押し込んできた鳥栖にペースを握られる時間が続きましたが、全般的には監督交代直後の勢いが薄れ、いろいろ再構築中の鳥栖に対して成熟度で優る札幌が質で上回った試合かなと。
1点返された後も押し込まれて(((( ;゚д゚)))アワワワワ感は否めませんでしたが、ワンチャンスを生かしたカウンター発動で勝負あり。
ホームでしっかり勝ち点3を得ました。
▼'19 石川(札幌) 北海道コンサドーレ札幌 1 - 0 サガン鳥栖
ルーカスフェルナンデスのCKがファーに流れて最奥フリーになっていた石川のスライディングシュートが見事に決まりました。
観ている方も嬉しくなるようなゴール後の喜び方でしたね。
▼'31 ジェイ(札幌) 北海道コンサドーレ札幌 2 - 0 サガン鳥栖
追加点もルーカスフェルナンデスのCK。
ジェイのどんぴしゃヘッド。
緩めの軌道を描いたキックは走り込んできたジェイの高さにぴったりで、この高さで競り合える選手はいませんから、ルーカスフェルナンデスのキック精度が生んだゴールと言えますかね。
ジェイは今季初ゴール。
▼'70 金崎(鳥栖) 北海道コンサドーレ札幌 2 - 1 サガン鳥栖
鹿島アントラーズサポでも私からすると心中複雑なゴールでしたw
右サイドからショートパスで崩されて、最後はイバルボが落としたところに金崎右足。
この右足のインサイドでのシュートが金崎らしいんですよねー
後半途中から投入されたイバルボを起点に押し込んだ流れから生まれたゴールでした。
▼'84 鈴木(札幌) 北海道コンサドーレ札幌 3 - 1 サガン鳥栖
このゴールがなかったら追いつかれていたかもしれませんね...
相手の苦し紛れのバックパスを見逃さなかったチャナティップがスプリントでボールを奪ってからのカウンター一閃ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
相手を引き付けてから、逆サイドに走り込んできた鈴木へパス。
鈴木はシュートフェイント入れて切り返してからの左足。
これがゴール左隅に吸い込まれていきました。
試合終了間際の疲労困憊の時間帯にに自陣ゴール前からスプリントしてのシュートとは思えないクオリティーのゴール、見事でしたね!
■過密日程
ルヴァンカップを勝ち抜いているクラブはどこもそうだと思いますが、18日間で6試合を戦う過密日程の2戦目が終わりました。
ルヴァンカッププレーオフステージ2ndレグホームでの磐田戦は3日後の6/26(水)
J1第17節はそこから4日後の6/30(日)アウエーでの仙台戦です。
そこから3日後に天皇杯2回戦ホームでのHonda FC戦が7/3(水)、そして7/7(日)ホームでの松本戦で6連戦の締めくくりを迎えます。
ホームでの試合が多いのが幸いですが、怪我人が多い状況下での総力戦になりますね。
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