スタメンは前節から2名変更。
荒木、常本に代わり、三竿、広瀬が入りました。
4日前のルヴァンカップ第2節からは5名変更。
■ハイライト
■総評
・不格好ながら勝ち取った意味のある勝ち点3
・試合後コメントから読み取れる明確な狙い
■感想
両チームともロングボールが多く、単調で大味なゲームが総じての印象でした。
ヽ( ´O`)ゞ正直眠かったですw
3月から外国人の新規入国が認められ、レネ・ヴァイラー新監督も次の試合から指揮を執れるのではと噂されており、岩政コーチによる試合もこれで最後になるかもしれませんが、試合後のコメントからは、様々なことを考え、分析してから、明確な狙いをもって試合に臨んでいることが伺えて、そういう方が次の試合からはコーチとして側面からチームを支えてくれることが頼もしくもあり、もったいないなとも感じてしまいます。
その岩政コーチの試合後コメントから読み取れる狙いの一つは右SBに常本ではなく広瀬を配置したこと。
[ 岩政 大樹コーチ ]
--中盤を菱形にした理由と、広瀬 陸斗選手を配置した狙いは?(前略)
広瀬 陸斗に関しては今日、変えました。
(一部略)
そこから変えたのは少しビルドアップの形。
(一部略)
そのための広瀬でした。
特にSBから配球する形を増やすということでした。
それはCBのストレスを少し減らしてあげる。
彼らが認知の部分で少し難しくなるところをもう少し負荷を下げてあげて、彼らの仕事に集中させてあげることを狙って戦い方を変えました。
それには広瀬のほうがマッチする。
(後略)
前節で敗因に繋がるミスをしたCBコンビを敢えて起用し、奮起を促すとともに彼らが苦手なビルドアップの部分をカバーさせることで、彼らの強みを生かせるようにという配慮からの広瀬起用というのがわかります。
そして、キムミンテ、関川はその期待に応えて、持ち前の強さ、速さを発揮してクリーンシートに貢献したと感じました。
もう1点は、中盤を三竿を底にしたダイヤモンド型にした点。
[ 岩政 大樹コーチ ]
--中盤を菱形にした理由と、広瀬 陸斗選手を配置した狙いは?
菱形にしたのは、前半を菱形で乗り切ろう。そして後半にシステムを変えて少し戦いを転換していくというプランで考えました。意図としては、相手が蹴り込んでくるボールに対して中央に人を集める、と。列を作って[4-4-2]とか[4-2-3-1]ですとどうしても3列になりますので、セカンドボールが拾いにくい。そういうところで、[4-3-1-2]にすることで中央のところの段差を作って拾いやすくするということを狙っていきました。あとは、攻撃のところで、もう少し前の3枚で背後を突いていきたいところもありました。(土居)聖真を中心によく突いてくれたところもありましたが、なかなか思ったようにというか、これぐらいになるだろうなとは思っていましたけども、もう少し敵陣で崩すことができて良かったんですけれども、そこまでの状態にはなかったかなと思います。
わかりやすいので全文引用しましたが、狙いとしては以下2点。
・セカンドボールを拾いやすくする
・相手の背後を突きやすくする
残念ながら後者についてはあまり機能はしていなかった印象ですが、これ以外にも先制ゴールに繋がった崩しの形は昨シーズンはあまり見られなかった、明確な意図を持った崩しの形でしたし、レネ・ヴァイラー監督が指揮を執ることで、こういったシーンが増えてくると、すぐには結果には繋がらないかもしれませんが、少なくても観てて面白いサッカーにはなるんじゃないかなと思うわけです。
■得点シーン
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) March 6, 2022
🏆 明治安田生命J1リーグ 第3節
🆚 鹿島vs柏
🔢 1-0
⌚️ 65分
⚽️ 荒木 遼太郎(鹿島)#Jリーグ#鹿島柏
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXLYeZ pic.twitter.com/zurvFylHw8
無理筋でもシュートを打ちさえすれば何か起こり得る、そんなサッカーの格言を思い出させてくれる値千金の決勝ゴールでした。
右サイドからの崩し、昨シーズンなら切り込んでからのクロスを選ぶであろうところですが、常本は狭いエリアを通す横パス。
仲間見送り、樋口は相手に引っ掛けられたことでスルーのようになり、荒木の元へ。
目の前にディフェンスが立ちはだかった状態で荒木は切り替えしてから強引に打ったシュートはディフェンスにリフレクションしてコースを変わってのゴールインでした。
■採点
<<後日追加>>
次節は3/11(金)アウエーでのヴィッセル神戸戦です。
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