内容としては完勝とも言える前半の内に奪った2点のリードを守り抜いての3連勝。
間に行われたルヴァンカップの連勝も含めると公式戦5連勝と、完全に勢いに乗ったチーム状態とも言えますが、この試合ではリーグ戦では3試合振りに失点すると最後は追いつかれてもおかしくはなく、何とか逃げ切りに成功しての3連勝。
慢心することなく、勝ち点を積み重ねていくことが大事です。
スタメンは前節から変更なし。
週中のルヴァンカップ グループステージ第4節長崎戦からは6名変更。
■総評
前半はパーフェクト、後半3点目を奪えなかったことで最後は薄氷の勝利
前半は文句なしの内容、結果だったと感じました。
早い時間にワンチャンスを生かして先制し、相手に攻撃の隙すら作らせずにセカンドボールもすべて拾い、続けて2点目が取れていればワンサイドゲームにもなり得る展開でした。
前半終了間際にセットプレーから待望の追加点を奪ったものの、後半頭から2枚替えで攻め方を変えてきた磐田に押し返されるように。
そこで3点目を奪って試合を決めようとする姿勢は悪くないとは思いますが、結果的に奪えずにいたところに1点返されて1点差となり、残り時間が短いこともあって、相手のイケイケムードに押され、バタバタしだし追いつかれてもおかしくない最後でしたね。
[ ペトロヴィッチ監督 ]
非常にハードなゲームでしたが、ただ2-0でわれわれがリードしている間は比較的われわれが試合をコントロールできていたと思っています。そういう中で3点目を取れるチャンスが何回かあったと思いますが、そのチャンスを決め切れない状況の中で、サッカーではよくあることですが、やはりチャンスを外していると罰を食らう。まさにそのような展開でしたけど、2-1で1点を返されてからは、少しバタついた展開になってしまったと思います。ただ試合を通してわれわれ札幌が勝利に値する試合はできていたのではないかと思っています。
https://www.jleague.jp/match/j1/2019/042804/live/#coach
ペトロヴィッチ監督も試合後に語っているように、2-0になるまで、なってから1点差に迫られるまでは試合をコントロールできてましたが、1点差になったことで慌てふためいてしまった感が否めませんでした。
4日前のルヴァンカップに出ていた選手も多く、 最後はスタミナ的に厳しい状況だったのもわかるのですが、状況に応じて戦い方を変える、例えば攻めに転じた時に無理に攻め切らず時間を使うなどが必要なんじゃないかなと。
3点目を取れなかった要因としては、アンデルソンロペスの負傷交代が大きかったですかね。
代わりに入った荒野は本来ボランチやWBの選手ですから、最後の得点取る部分での迫力がなくなってしまった感じですね。
▼'6 アンデルソンロペス(札幌) ジュビロ磐田 0 - 1 北海道コンサドーレ札幌
鈴木武蔵が前線でチェイスして奪ってからのショートカウンター。
チャナティップから右サイド進藤そしてアンデルソンロペスにディフェンスがついていったことで空いたスペースへのスルーパスにアンデルソンロペスが反応して、切り返しての左足でした。
正直アンデルソンロペスじゃなければ、あのコースのコントロールするのは難しく、その前の切り返しも多分相手に引っ掛けられたんじゃと感じざるを得ない、アンデルソンロペスの個の力による先制ゴールでした。
▼'45+2 進藤(札幌) ジュビロ磐田 0 - 2 北海道コンサドーレ札幌
福森のインスイングのCKに離れた位置から勢いを付けて飛び込んできた進藤ヘッド。
マークに付いていたディフェンスが甘かった感じもありますが...動き出しをぎりぎりまで我慢してから飛び込んでいった進藤のセンスが光るゴールだったとも言えますかね。
▼'83 アダイウトン(磐田) ジュビロ磐田 1 - 2 北海道コンサドーレ札幌
右サイド破られてからのクロスにアダイウトン。
最初のシュートはクソンユンが辛うじて弾きましたがこぼれ球を再度アダイウトンに押し込まれました。
クロスを上げられて福森そしてアダイウトンに前に入られた進藤ともに4日前のルヴァンカップに先発してましたが、足が付いていってない感じでしたね...
次節は5/4(土)ホームでの神戸戦です。
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