スタメンは前節から変更なし。
■ハイライト
■総評
・首位独走の相手に互角に渡り合う
・とは言え勝ち筋は存在しなかったか
・後半立ち上がりの失点が大きかった
■感想
昨秋、同じ等々力で演じた大番狂わせの再現とはなりませんでした。
前半終わった時点では、札幌の方がペースを握っていたかなと感じました。
意識的にペースダウンする時間を作ることで、試合の強度を落とした戦いに持ち込んで、ボール支配率だけでなくチャンスの数でも互角に渡り合った前半。
前の試合から中6日の札幌に対して川崎は中3日という試合間隔の差も影響はしていた印象ではありますが、今シーズンここまで16戦負けなしで首位を独走している相手に一歩も引けを取らない内容で、決定機のどれか一つでも決めていれば...という試合ではありました。
その1点がこの試合では遠かったわけで、惜しいシーンはありつつも入ってもおかしくないよな...と感じたのは後半の福森直接FKのみで、ありふれた言葉で言うと...
・決定力の差
・フィニッシュの精度を欠いた
と評されるところではありますが。
私の言葉で言うならば
・フィニッシュの即興感が半端ない
って感じなのかなと思うんです。
フィニッシュの即興感を突き詰めていくと、崩しの質にぶち当たるわけで。
オールコートマンツーマンディフェンスを標榜している守備面についてはある程度オートマティックに高い質でできているかなと思ってまして、それが川崎を大いに苦しめたのかなと感じましたが、攻撃面は得点パターンみたいなのがなかなか出てこないですよね。
守備に比べると攻撃面特に崩しの部分は個の質に依存する部分が大きいのは承知しているのですが、個のアイディアに頼り過ぎな印象が拭いきれない崩しに私には見えますね。
この試合での勝ち筋のなさは、札幌が抱えている課題から来るものかなと感じた次第です。
それでも後半立ち上がりに失点せずに、スコアレスの時間が続けられていればまだ可能性はあったように思いますが、この1点が気持ち的に大きかったのかなと。
前半の手応えを無にする得点だったのと、それが運も味方したと言える内容だったからで、試合終了直前の追加点もそうだったように、この日のサッカーの神様は首位チームに味方したようでした。
試合を通しての評価としては、自信を持っていい内容ではあるのですが、勝ち点を得られなかったというのも事実です。
試合後のペトロヴィッチ監督のコメントは、まるで勝ったかのような自画自賛な内容でしたが、内容がいくらよくても勝たなければ評価されないのがプロの世界であって、この敗戦から学ばなければチームとしての成長はそこで止まってしまいます。
この敗戦を糧にしてさらに上を見ていって欲しいと思います。
■得点シーン
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) May 16, 2021
🏆 明治安田生命J1リーグ 第14節
🆚 川崎Fvs札幌
🔢 1-0
⌚️ 49分
⚽️ 三笘 薫(川崎F)#Jリーグ#川崎フロンターレvs北海道コンサドーレ札幌
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/docSVcfCxk
三笘のシュート上手いですよね...まともに打とうとしたらブロックできたかも...なところを足先だけで打つことでワンアクション早く打ててゴールできたんじゃと感じました。
シュートは見事なんですが、アシストになった旗手のフリックは意図したものでなかったと思いますので...運も味方したのかなと。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) May 16, 2021
🏆 明治安田生命J1リーグ 第14節
🆚 川崎Fvs札幌
🔢 2-0
⌚️ 90+4分
⚽️ 小林 悠(川崎F)#Jリーグ#川崎フロンターレvs北海道コンサドーレ札幌
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/G5g3kEtG7W
一旦はオフサイド判定だったところをVAR確認でオンサイドに覆ったゴールです。
ピッチに入ったばっかりの小林悠がしっかり裏を取りに行ったことがゴールに繋がってはいるんですが、そのパスは狙ったものではないと思うんですよね...
運も味方につけるのが強いチームたる所以とは思うんですが、この試合では運にも見放されましたね...
■採点
次節は5/22(土)ホームでの清水戦。
週中にはルヴァンカップグループステージ最終節があります。
5/19(水)こちらもホームでの鹿島戦です。
↓ランキングに参加しています