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【2021 J1 第17節】柏レイソル 1 - 2 北海道コンサドーレ札幌 中二日、アウエーの厳しい条件で大きな価値のある勝ち点3

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スタメンは前節から4名変更。 

金子、深井、菅、宮澤に代わり、ルーカスフェルナンデス、荒野、青木、岡村が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・あわや世紀の大誤審となり得た決勝ゴール

・相手に救われた青色吐息の逃げ切り勝ち

・目立たないのが凄い田中駿汰 

・ビルドアップの貢献度に課題ある岡村大八 

 

■感想 

ルヴァンカップ含めてほぼ週2回のペースで8試合を戦い抜いた5月最終戦を勝利で締めくくりました。 

 

中三日、中二日でのリーグ戦3連戦、かつアウエー戦という状況下で、事前のスタメン予想はほとんど変更なしでした。

 

メンバーを固定しがちなペトロヴィッチ監督ならやりかねんな...(実績もあるし)と思ってましたが、ふたを開けてみると4名入れ替えと、さすがにペトロヴィッチ監督も学習したんだなwと感じながらキックオフの時間を迎えました。

 

最近の札幌は、意識しているのかいないのかペースダウンした戦いぶりが目立つんですが、この試合でもスコアが動くまでは同じ展開でした。

 

試合の緩急をつけられるようになったというのもあるんでしょうが、この日の柏のようにあまり前からハメてこず出方を伺うような相手には、無理押しせずに崩せる穴を探していくという考え方なのかなと感じています。

 

そして、相手の強度がまだ保てている前半は、ボール支配率では圧倒するものの、なかなか決定機までは持ち込めずに焦れた展開が多くなっているように思います。

この試合では前半に2得点が入りましたが、どちらも流れからのものではなく、CKの流れからの得点でしたしね。

 

アンデルソンロペスが離脱中で、得点力に欠けている現状で、取れても2点かな...と考えていた私の予想が的中した格好でしたが、流れの中で崩せたシーンは少なかったので、セットプレーの流れから取れたことが大きかったです。

 

その2得点の内、決勝ゴールとなった岡村のゴールは当初オフサイドの判定でした。

 

私も最初はよくわからず、この判定を受け入れたのですが、リプレーを見るとジェイがギリギリオフサイドだけど、彼はボールに関与しているようには見えないし...

そして岡村は間違いなくオンサイド。

 

ゴール直後に柏の選手達からもオフサイドの認識は全く伝わっては来ませんでしたが、主審はオフサイドの旗を上げた副審に状況確認して、プレーを再開するところでVARとの交信を始め、2分ぐらいだったかと思いますが、長い交信の結果実施されたオンフィールドレビューでゴールと認められました。

 

実際はどうなのかはわかりませんが、札幌側の異議がなければ普通にオフサイドでプレーが再開されていたように見えて、もし再開されていたらそこから判定が覆ることはできない競技規則らしく、あわや世紀の大誤審となったかもしれない決勝ゴールでした。

 

札幌側の異議に関係なく、VARが介入したんだとは思いますが、映像を見る限りではその辺はわからないので、DAZNで毎週火曜日に配信されているジャッジリプレイの番組で、その辺を掘り下げていただきたいものです。

正しくジャッジされたのはよきことですが、それが選手からの異議がきっかけだとすると、悪しき前例になりかねませんのでね。 

 

このジャッジ以外に、一時はタイスコアとなった柏のPKもVARのオンフィールドレビューで認められたもの。

こちらもジャッジに時間を要し。結果として残ったのは前半のアディショナルタイム10分というとてつもない時間でした。

 

正しいジャッジが導かれたことはよきことで、VARが導入されたことで誤審にならずに済んだのですが、どちらもここまで時間をかけるレベルの際どいジャッジではなかったと思うのですよね。

 

VARによって誤ったジャッジを見直すことができるようになったことで、審判団の質の低下もでているように感じているので、VARも良し悪しなのかなと感じました。

 

ゲームはいろいろあった前半からスコア動かず、札幌が逃げ切りに成功しましたが、決して盤石の逃げ切りではなく、連戦の疲れが一気に出た感じの青色吐息と言っていい薄氷の勝ち点3だったと感じました。

 

68分に3枚替えで疲れの見えた選手を早めに代えた采配が功を奏した格好ですが、相手の不出来にも救われた面も否めないかなと。

崩しの際に息が合わず味方のいない場所にパスしてしまったり、後は決めるだけのシーンで外してくれたりと、オルンガが移籍したことで一気に苦しくなっているチーム状態が表れている柏レイソルでした。

そろそろネルシーニョ監督のクビが飛んでもおかしくないような出来に私には見えました。

 

札幌側はジェイが守備に奔走したことが逃げ切りに大きく貢献しましたかね。

前半だけで退いた前節より明らかに身体が動いていて、いつもだと省エネモードに移行しがちな後半、逆に守備面での運動量が増していたように、暖かくなってきてコンディションが上向きなのかもしれません。

 

最後に2人の選手について触れておきます。

 

まずは田中駿汰。

フル代表に召集されたことがあることからも実力は誰もが認めるところですが、あまり目立つことがなくて、目立たないところが逆に凄いんだよな...と最近感じています。

ピンチを事前に摘み取るポジショニングであったり1対1での対応力だったりするんですが、いつもに3バックの右だとスペースがない中で窮屈なプレー振りが目立つところが、3バックの真ん中やボランチだと、より彼の良さが活きるんだなと実感しました。

 

そしてJ1初ゴールを決めた岡村大八。

DFに似つかわしくない得点力が魅力で、桜のチームに移籍した進藤を思い起こさせる存在ですよね。

 

そんなセットプレーでの得点力だったり、強さ速さを兼ね備えたディフェンスがストロングポイントなのかなと感じていますが、ビルドアップの貢献度に課題があるのかな...と感じていまして、それ以外の部分は十分なモノを見せてくれている中、なかなか安定して起用されないのは、札幌で求められている役割の中でビルドアップ力が大きなウェイトを占めるからなんでしょうね。

 

■得点シーン

 

福森のCK跳ね返された後の二次攻撃で仕留めました。

こぼれ球拾った高嶺から、オフサイドラインを見ながら位置取っていた青木へ。

青木からのグラウンダークロスはGKが飛び出すのが難しい位置、スピードで、そこにラインぎりぎりに飛び込んできた小柏ワンタッチと。 

 

 

PKを献上したのは青木で、そのシーンはハイライトに含まれていますが、裏に出たボールに対して相手と競り合ううちに前に入られ、後ろから倒してしまった格好で、VARオンフィールドレビューの結果、PKとジャッジされました。

パッと見PKなのは素人目にも明らかで、むしろこれを何でノーファールとジャッジしたのか理由を聞いてみたいところです。

 

 

こちらも福森CK跳ね返された後の二次攻撃で仕留めたものですね。

こちらはこぼれ球をダイレクトで打とうとした高嶺が打ち損ねたのを田中がヘッドで流して、岡村がグラウンダークロスという1点目と同じようなシーンでしたが、クロスがブロックに当たりコースが変わってゴールイン。

 

動画ではオフサイドですね...で終わっていますが、この後5分近くVARでの確認に時間を要した結果、ゴールが認められました。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

明治安田生命J1リーグは3週間の中断に入ります。

次節は6/19(土)ホームでの大分戦となります。

 

その間にルヴァンカッププレーオフステージ、天皇杯が実施されます。

 

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