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【2022 J1 第29節】北海道コンサドーレ札幌 4 - 0 ジュビロ磐田 文句なしの完勝で残留争いから大きく抜け出す

 

スタメンは前節から1名変更。 

荒野に代わり、金子が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・完勝

・局面で勝りチームとしても勝り

・怪我人が戻ってきたことによる個の質が上がったことが大きかったか

・交代カードが早ければもっと早く勝敗を決することはできたが

 

■感想 

今シーズン初の連勝で、残留争いから大きく抜け出す勝ち点3となりました。

 

総じて言うと、チームとしての地力の差が如実に表れたかなという内容及び結果だったように感じました。

 

相手の磐田に関してはわかりませんが、札幌は怪我人も戻って来て、個々の選手のコンディションも戻ってきている状態にあったことが窺える動きで、加えて前節の劇的勝利の勢いもあったのかなと感じました。

 

立ち上がりこそ、両チームロングボールが目立つ、残留争いの局面にあるチーム同士らしい慎重な入りでしたが、徐々に札幌のボール支配が目立ちだしたところでの福森直接FK弾での先制。

 

トップの興梠こそ今一つな印象でしたが、シャドーの金子、ガブリエルシャビエルが秀逸な出来で、特に2点目となるゴールを決めたガブリエルシャビエルは札幌来て初めて本領を発揮したと言えるんじゃないでしょうかね。

 

前半のみで退いたところ見ると興梠はコンディション面の問題があったのかもしれませんが、それなりに収め、オフザボールの動きでスペースを生み出したりと一定程度の役割は果たしてくれました。

でも、もっとできると思います。

 

札幌の1トップ2シャドーの圧力により、磐田の最終ラインを下げさせ、それにより生み出されたスペースを札幌が使い続けることで、時間を追うにつれ個々の局面でもチームとしても札幌の優勢が続く一方的な展開になっていきました。

 

ただ、VARオンフィールドレビューで取り消しとなったゴールを含め、いくつかあった3点目のチャンスを逃して、相手にとっても可能性が残る2-0での折り返しとなったことで内容以上に難しい試合となってしまいました。

 

内容は圧倒していても次の1点が相手に入っていればどうなっていたかわからない展開でしたが、一発レッドカードにより相手が一人少なくなったことも幸いしましたよね。

 

最終的には終了間際に立て続けに2点を加えたことで大差での決着となりましたが、それを引き出した小柏、スパチョークがもっと早い時間に投入されていれば、もっと早く勝敗を決することができたように感じました。

 

ですが、恐らくペトロヴィッチ監督としては、残留争いを占う大一番で、リードしている場面で攻めのカードを切ることで逆に流れを失うリスクを恐れ、引っ張れるところまで引っ張るという消極的な交代タイミングとなったのかなと推察しました。

 

これで勝ち点を34まで積み上げ、先に一歩抜け出していたもののそこから伸び悩んでいた清水を抜いての11位に上昇。

まだまだ油断できない差ではありますが、マリノス、川崎という上位陣に連敗してもまだ踏みとどまれる位置にまでは上げることができました。

 

この心理的要因をプラスに捉えて、上位相手に自分たちの力を出し切って欲しいですね。

 

■得点シーン

 

2020シーズン以来となる福森の直接FK弾。

壁の頭上抜けてゴール右上に突き刺さる、GKとしてはノーチャンスな一発でした。

 

 

右サイド田中駿の楔から始まった見事な崩し。

楔受けた興梠ワンタッチに右サイド裏取った金子折り返しにガブリエルシャビエル。

 

磐田ディフェンスラインが下がり過ぎ、その前のスペースで興梠が余裕を持ってプレーできたことが大きかったですね。

 

 

左サイドでの高嶺中心としたパス交換からのチェンジオブペース。

スパチョークとのワンツーで抜け出して深く抉った高嶺のクロス気味のシュートがディフェンスにリフレクションしてゴールインでした。

 

 

右サイドで完全に裏取った小柏が、角度ないところからニアぶち抜く。

敢えて角度ないところにボール置きましたが、それによりGKとの角度を作ったことによりゴールが狙いやすかったんでしょうね。

そのままだと恐らくGK目掛けて打つしかなかった感じに見えました。

 

あまりにもあっさり小柏に抜け出しを許してしまった印象だったのは、3点目で気落ちしたからなのかなと。

 

次節は9/18(日)アウエーでの横浜F・マリノス戦です。

 

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