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【2021 J1 第37節】北海道コンサドーレ札幌 3 - 1 柏レイソル　ホーム最終戦はジェイへの餞別3ゴールでハッピーエンド

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スタメンは前節から3名変更。 

荒野、深井、青木に代わり、ミラントゥチッチ、菅、宮澤が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・5-4の厚い守備ブロックを打ち砕いたチャナティップの異次元パス

・勝敗を左右した後半早々の3点目

・コンディション調整の難しさを感じさせるシーズン最終盤

 

■感想 

試合数日前に発表されたジェイの今シーズン限りでの退団。

あわせて、ホーム最終戦後に帰国することもわかり、ジェイが主役の2021シーズンホーム最終戦となりました。

 

ジェイ ボスロイド選手契約満了・帰国のお知らせ

 

2017シーズン夏に移籍してきて、降格街道まっしぐらだった札幌を救ってくれたジェイボスロイド。

都倉とのツインタワーは破壊力抜群だったよな...と当時の自分の書いた記事を見返していました。

 

そのジェイはベンチスタートで、トップはミラントゥチッチが久しぶりのスタメンとなりました。

直近の試合では小柏がトップに入る機動力重視の布陣が多かったですが、この試合では相手の柏が守備ブロックを敷いてくるであろうとの予測から、高さのあるミラントゥチッチをトップに置いたオーソドックスな布陣にしたのだろうなと感じました。

 

そして、その予測は的中し、柏は5-4の2ブロックが待ち構え、札幌のビルドアップに対してはトップのクリスティアーノが追ってくるぐらいで、ハーフライン付近から2列目の4のブロックが襲い掛かるという図式でした。

 

柏の狙いとしては明確でした。

札幌にボールを持たせ、しっかり守備を固めてからのファストブレイクで相手の守備陣形が整う前にフィニッシュまで完結させる狙いで、序盤はそのゲームプラン通りの展開で、ここで失点していたら難しいゲームになっていたでしょう。

 

その柏のゲームプランを打ち砕いたのがチャナティップの異次元のパス。

先制点、追加点のアシストとなったのがいずれも中盤からのチャナティップのミドルレンジのスルーパスで、グラウンダー、浮き球という違いこそあれ、どちらもここしかないというピンポイントのパスで、守備ブロックを切り裂きました。

 

攻撃時は5トップ気味に中盤が薄くなる特徴がある札幌は、一発のロングレンジ、ミドルレンジのパスで局面を打開できる選手がいることで、攻めの幅を広げていますが、福森と並んでそれができるのがチャナティップだってことを久々に実感できたゲームでした。

 

追加点の後に1点返されて前半を終えた段階では、まだまだどちらにも転びうる雰囲気でしたので、後半早々に奪った3点目が勝敗を大きく左右したという意味で大きな追加点でした。

 

リードされた柏が前に出てきたところをマンツーマン気味に付いていっても剥がされるシーンや細かなミスも目立った印象で、雪も降るようになってコンディション調整が難しい、雪国チームの宿命ともいえるシーズン最終盤の難しさを感じていたので、2点差となる3点目がチームに与えた勇気が大きくて、それによりラストゲームとなるジェイや西野の出場機会を作ることができて、まさにハッピーエンドな2021シーズンホーム最終戦となりました。

 

■得点シーン

 

札幌陣内でボールを奪いきり、5-4のブロックの"4"が戻り切る前に取り切ったショートカウンター。

中盤で受けたチャナティップドリブルから、外に逃げ気味にフリーになったミラントゥチッチへ。

トゥチッチの左足でのトラップ&シュートで来日初ゴール。

 

 

札幌陣内でのスローインが起点。

スローインを受けたチャナティップが小柏の走り出しを感じ取って裏への浮き球。

持ち前のスピードでディフェンスより一歩前に出た小柏がバウンドを合わせてのダイレクトシュート。

 

ゴール後、柏が何やら抗議してるな...どこだろ...と思ってましたが、スローインを受けた際にチャナティップの手に当たってるように見えますね...

手に当たればすべてハンドではないですが...これは故意ではなく避けられないからノーファールなのか...それでも攻撃側がしていればハンドになるだったか...ちょっとルールを覚えきれていませんが、VARでもゴールと認められましたのでノーハンドなんでしょうね。

 

 

クリスティアーノのシュートがブロックに入った田中にリフレクションしてゴールイン。

菅野としてはノーチャンスで、これは運がなかったというしかない失点でした。

それでもこういうゴールで流れって変わるので...この時点では不安しかなかったですよねｗ

 

 

これは今シーズンのJ1ベストゴールじゃないですかね( ﾟ∀ﾟ)o彡°( ﾟ∀ﾟ)o彡°

金子から始まったダイレクトパスは駒井→小柏→チャナティップ→金子と繋がり、最後はミラントゥチッチがダイレクトで流し込むと。

これぞ完璧な崩しでの3点目でした。

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

2021シーズンも残すは1試合となりました。

最終節は12/4(土)、アウエーでの横浜FC戦です。

 

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