ホーム北海道コンサドーレ札幌、スタメンは前節から2名変更。
ガブリエルシャビエル、福森に代わり、興梠、宮澤が入りました。
アウエー鹿島アントラーズ、スタメンは前節から3名変更。
鈴木、仲間、関川に代わり、エヴェラウド、土居、樋口が入りました。
■ハイライト
■総評
・ピッチの横幅を広く使った攻めで主導権握る
・決めきるところの課題はありつつも貴重な勝ち点1
・大黒柱不在の色濃く、見せ場皆無
・無失点は数少ない収穫
・上を目指すには痛すぎる勝ち点1
■感想
今年初の現地観戦は、見せ場乏しきスコアレスドローに終わりました。
アウエー席の1ブロック横で観戦していたのですが、雰囲気からはほぼほぼ隠れ鹿島サポ(ユニフォーム来てないという意味)に、地元のジュニアチームらしきちびっ子軍団が混じるというなかなかシュールな光景でしたｗ
現地な分、ある程度は楽しめたんですが、DAZNで観てたら寝てしまいそうな、ゴール前のスリリングなシーンがほとんどない退屈なゲームでしたかね。
主導権を握ったのはホーム札幌。
4バックなのに加えてSBも内に絞り気味な鹿島に対して、ピッチサイド一杯にポジションを取る金子、菅目掛けての斜めのサイドチェンジがズバズバ通っていた印象で、とりわけ右サイドの金子を起点にした攻撃が効果的な印象でした。
金子にはボールは渡るものの、利き足の左でのカットイン、右足でのクロスどちらも警戒されていた印象ではありますが、そこからのクロスは質が以前より上がった印象で、そこから得点が生まれてもおかしくはない感じでしたが...
興梠がいたとはいえ、収めどころとして中盤まで下がってくることも多い彼だけにフィニッシャーの役割を負わすことは役割過多であって、せめてもう一人ストライカータイプの選手がいて欲しいところで、個人的にはミラントゥチッチを我慢して使っていけばモノになりそうな予感がしているのですが...ペトロヴィッチ監督があまり好まないタイプな気がしてるんですよね...
攻撃では点を奪えませんでしたが、失点も与えずという点は収穫と言えるのかもしれません。
菅野が戻ってきたのもありますが、3バックの左に高嶺を配置したことも守備に安定をもたらした要因と言えそうです。
このポジション不動のレギュラーで、リーグ屈指のプレースキッカーとして絶対的な存在だった福森も、昨年ぐらいから怪我による離脱が増え始め、徐々に年齢的なマイナス面も見え始めていたように感じていました。
この日は60分過ぎからの出場で、3バックの左ではなくポジション的にはボランチながら、役割的にはフリーマンとして自由を与えられていた印象で、途中出場な分プレースキックも含めて動きがよかったように感じられました。
スタートからだとこんなことはできないので、今の福森を生かすには途中出場の方がいいのかもしれません。
アウエー鹿島ですが、大黒柱の鈴木優磨がベンチ外となり、体調不良と試合後の監督コメントがありましたが、連戦での疲労を考えての遠征非帯同と思われ、それほど深刻に考えなくてもよさそうです。
ただ、試合としては彼の不在の影響が色濃く表れていて、個人的にはエヴェラウドに鈴木優磨のようにサイドに流れてのチャンスメイク的な役割を期待しているのですが...コンディションがまだな状況にしても、この日の動きを見る限りはそれは難しいのかもな...と思わざるを得ず、まあこの日は上田綺世のように中央で待ち構える的役割だったのもあるんですが...
そして、勝ち切りたいシチュエーションでありながら起用されなかった染野に対する監督の評価も含めると、上田綺世が移籍した今、鈴木優磨に何かあると緊急事態だなってのがわかったゲームでした。
無得点でも決定機が作れていれば今後への期待が持てるんですが...後半のアルトゥールカイキのシュートが菅野に弾き出されたぐらいじゃないですかね、決定機。
最近増えていた失点がなかったのが数少ない収穫ではあるんですが、上を目指す上ではアウエーとは言え痛すぎる勝ち点1でしたかね。
■得点シーン
なし
■採点
北海道コンサドーレ札幌、次節は7/16(土)アウエーでの柏戦。
鹿島アントラーズ、次節は7/16(土)ホームでの神戸戦。
鹿島は週中に天皇杯ラウンド16が控えています。
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