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【2023 J1 第22節】鹿島アントラーズ 3 - 0 北海道コンサドーレ札幌 大きな影響を与えた開始12秒での得点

 

ホーム鹿島アントラーズ、スタメンは前節から2名変更。 

広瀬、安西に代わり、須貝、溝口が入りました。

中断期間中にJ2甲府から新加入の須貝がいきなりのスタメンに名を連ねてきました。

 

 

アウエー北海道コンサドーレ札幌、スタメンは前節から4名変更。 

スパチョーク、金子、宮澤、菅野に代わり、小柏、菅、馬場、大谷が入りました。

4日前の天皇杯ラウンド16からは3名変更。

 

■ハイライト 

www.youtube.com

 

■総評 

・開始12秒での得点で勢いづいた鹿島、浮足立った札幌

 

鹿島アントラーズ

・中断期間がいいリフレッシュになった?

・セットプレーの強さを存分に発揮

・守備の強さが光る

 

北海道コンサドーレ札幌

・開始早々の失点でらしさを見失う

・工夫、頑張りは大いに見えるが、ピースが足りないのは明らか

・先行きの厳しさを実感させるリーグ再開初戦

 

■感想 

最近、このカードは札幌視点で観ることが多いのでその視点での話が主体になることを最初に申し上げておきます。

 

開始12秒というキックオフの流れでそのまま仕留められた札幌は、どこかふわふわして浮足立ってしまった印象で、そこから立ち直るのに前半45分を費やしてしまったことが大きかったのかなと観ていて感じました。

 

絶対的守護神菅野を欠いた影響というよりも、ファーストプレーで失点してしまったことで平常心を保てず、"らしさ"を見失ったという方が的を得ているのは、立て直した後半見られた、向上を感じさせる大谷のビルドアップからも感じました。

 

後半は札幌が押し込む時間が増え、堅守の鹿島の牙城を手を変え品を変え崩そうとする工夫、頑張りは大いに見えたんですが、ピースが足りないのは誰の目にも明らかなように私には感じました。

 

中断期間中に、個の力で違いを出せる絶対的存在であった金子が海外移籍し、菅野と守護神の座を争っていたクソンユンが京都へ。

金子の移籍により出場機会を増やすと予測された田中宏までも移籍してしまい、ただでさえ少数精鋭な札幌はさらに層が薄くなった印象。

 

予測されたことではありますが、金子の穴はやはり大きかったですね...

代わりに右WBに入ったルーカスフェルナンデスは十分及第点以上の動きを見せてくれたとは思いますが、金子の穴を埋めるまではいけず...加えてルーカスが右に入った分、左サイドでの突破力が劣り...とピースの足りなさを否が応でも感じざるを得ませんでした。

 

そして、孤軍奮闘が目立つ中でも決める可能性を感じさせた小柏が肩を痛めて途中交代し、先行きの厳しさが増した印象。

 

リリースが出ている菅野はしばらく戻ってこれないでしょうし、宮澤は4日前の天皇杯で負傷交代。

深井もコンディション不良という話もあったりと、頭数にも困るレベルなのかなと感じておりまして。

完全に安全圏と思われた残留争いも、この先の展開によっては巻き込まれる可能性もあり得る、それほどの危機感を感じた再開初戦でした。

 

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一方の鹿島アントラーズは、開始12秒での得点で勢いづいたのも当然あるんでしょうが、中断期間が出ずっぱりの主力陣にとっていいリフレッシュになったことが大きかったのかな、と特に鈴木優磨の動きにそう感じました。

 

樋口のプレースキックも冴えに冴え、鈴木、植田、関川に加え垣田と高さ強さに秀でた選手を揃え、強みであるセットプレーの強さも存分に発揮できたことが大きかったように見えました。

 

しかし、早い時間に動きが落ちる点は変わらず、速攻での追加点を狙って藤井、松村を続けて投入した後の戦いぶりはあまり整理されているとは見えず、チームとしての成長というよりは早い時間の先制という状況であったり、休養を取ったことにより主力の個の質が戻ってきたことの方に要因を求めるべきなのかなと感じましたかね。

 

■得点シーン

 

まさに電光石火の先制ゴールでした。

ありがちなロングボールを入れずにパスを繋いでいく選択をし、溝口からの楔を鈴木、仲間が連続フリック。

受けた鈴木が飛び込んできた岡村の裏スペースへのパスに抜け出した樋口がフリーでGKとの1対1を落ち着いて流し込む。

 

札幌としてはマンツーマンに付くところをことごとくワンタッチで交わされたことによる必然の失点ですかね...

 

 

いつの試合からなのかは不明ですが、優磨、植田、関川が固まってばらけるというセットプレーが見事にハマった追加点。

植田についていたのは最終的には岡村ですが、人を見ていた(見ざるを得なかった)岡村に対してボールの落下点を見ていた植田という違いがゴールに繋がってますかね。

 

それにしてもヘッド強烈でしたね。

 

 

2失点目の反省からか、マークではなくゾーンディフェンスに変えてきた札幌をあざ笑うかのような鹿島の3点目。

 

岡村と中村の間を狙った樋口のプレースキックの精度と、勢いをつけて飛び込んできた鈴木の巧さが光りますね。

 

 

鹿島アントラーズ、次節は8/12(日)アウエーでの名古屋戦。

北海道コンサドーレ札幌、次節は8/12(土)ホームでの鳥栖戦。

 

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