ホーム北海道コンサドーレ札幌、スタメンは前節から2名変更。
荒野、菅野に代わり、青木、クソンユンが入りました。
アウエー鹿島アントラーズ、スタメンは前節から1名変更。
安西に代わり、常本が入りました。
■ハイライト
■総評
・動かしたかった札幌、動かされなかった鹿島
・主導権を握るも決定機は少なく
・相手を動かすための知恵が足りなかったのか、それとも...
・金子を封じられたのも大きかったか
・内容乏しき3連勝
・繰り返される原点回帰
■感想
両チームのサポーターである私が楽しみにしている年に一度の札幌ドームでの対戦は、ワンチャンスで奪った虎の子の1点を守り切った鹿島アントラーズの勝利に終わりました。
ちょうどゴールデンウィーク真っ只中の開催だったことに加え、5類移行を直前に控えていたことで日常が戻って来た感のある混雑ぶりで、私の陣取っていたバックススタンド側は9割近くは埋まってたんじゃないですかね。
それでも満員で4万人以上入るはずのところ2万人に届かなかったようで、確かにメインスタンド側は空席が目立ってましたかね。
声出し応援も解禁され、すっかりコロナ前の風景に戻った中でのゲームは昨年に続きホーム札幌が主導権を握る展開。
戦前の予測として、ここ数試合同様に相手のビルドアップには積極的に関与せず、4-4-2の3ラインをコンパクトにしてまずは失点しないことを最優先にした戦い方をしてくる鹿島に対して、札幌が如何にそれを揺さぶって動かしていく中でチャンスを創出していくかが勝敗の行方を握ると考えていました。
その予測通りの展開になり、動かしたかった札幌に対して動かされなかった鹿島が1点を守り切ったゲームとなりました。
主導権はほぼほぼ札幌でしたが、決定機までにいたるケースはほとんどなく鹿島の強固な守備に手を焼いていたことは明らかでした。
相手を動かすための知恵が足りなかったという見方がまずはできると思います。
札幌ではよく見られる逆サイドの裏を狙うような対角線のフィードがこの試合では少なかったり、この試合で数多く得たFKやCKのほとんどは高さ強さのある鹿島に対して放り込むだけだったりした点からそう感じることもできます。
一方で、両SBの積極的な攻撃参加が代名詞ともいえた鹿島とは思えないほど両SBの攻撃参加が少なく、サイドのスペースを埋められたことから札幌の武器が封じられたという見方もできるのかなと。
加えて、左SBに守備力に秀でた本職は右サイドの常本を起用してきたことで、札幌のストロングポイントと言える金子が封じられたことも大きかったように感じました。
相手が出てこず、強みを封じられた札幌はボール支配はするものの鹿島の厚い守備に阻まれた形で敗れ去ったゲームでしたかね。
一方、鹿島サイドから見ると、これで全てクリーンシートでの3連勝となりましたが内容的には勝ったこと以外は特質すべき点はなく、特に攻撃面においては相手のミスに乗じて1点を取ったこと以外は収穫ゼロと言っていいかなと思います。
ここ最近の戦いぶりそして結果に、「原点回帰」というキーワードが出てくるようになりました。
かつて常勝と呼ばれたころを思い起こさせる堅守速攻な戦い方からの「原点回帰」なのでしょうが、このスタイルでは進化を続ける現代サッカーでは戦っていけないと行き詰まりを感じたから変革路線に舵を切ったのではないのでしょうか?
2021シーズンにザーゴ体制が頓挫し、相馬体制になった際にも聞かれた「原点回帰」
耳障りの良いフレーズですが、結局は振り出しに戻っただけであり、耳障りの良いフレーズを現実から目を背けているようにしか私には思えませんけどね。
国内最多の20冠を誇る名門クラブはどこに向かおうとしているのか...
■得点シーン
/
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 3, 2023
なんと4試合連続得点⚽️⚽️⚽️⚽️
\
前半21分、#鈴木優磨 がペナルティエリア外から決めて #鹿島アントラーズ が先制🔥
🏆J1リーグ第11節
🆚札幌×鹿島
📺 #DAZN LIVE配信中#札幌鹿島#Jリーグ pic.twitter.com/vRkzUMBihn
ミスと言うか、中村桐耶の軽いワンプレーが失点に繋がってしまいましたね...
得点を決めた鈴木優磨がスペースに出したパスに逆サイドハーフの名古が反応したところが起点でしたが、名古の折り返しはずれて逆サイドの垣田も諦めた感じで札幌にとってのピンチは去ったかのように見えましたが、滑ってしまったとはいえ中村がもう少し余裕を持ってプレーしていれば防げた失点でしたね...
北海道コンサドーレ札幌、次節は5/6(土)ホームでのFC東京戦。
↓ランキングに参加しています