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【2022 J1 第28節】鹿島アントラーズ 2 - 2 浦和レッズ 2点のリードを守り切れずも、見えた光明

 

スタメンは前節から1名変更。 

クォンスンテに代わり、沖が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・課題山積も光明見えた新布陣

・チームとしての積み上げではないことが明白な尻すぼみ感

 

■感想 

前の試合からGKが沖に代わったのみでフィールドプレーヤーは変更なしでしたが、前線の並びがこれまでと違うように見えました。

しばらく観察して見ると、

 

・中盤はディエゴピトゥカを底にしてその前樋口、和泉が横並びの逆トライアングル型

・前線は鈴木優磨を中央にして右:仲間、左:アルトゥールカイキ

・仲間、アルトゥールカイキはウイングではなくインサイドに絞り気味

・立ち位置的にはサイドはSBしかおらず、流動的に選手が入ってくる

 

こんな感じに見て取れました。

試合後の岩政監督のコメントから、これは「立ち位置の整理」と捉えることができます。

 

[ 岩政 大樹監督 ]
--前半は理想的でした。後半に失速してしまった要因は?
このハイペースのサッカーを90分間最初からできるとも思っていないですし、僕たちの道の途中ですね。

 

--以前、「パススピードや判断のスピード、強度の部分でまだ足りないと認識している」とおっしゃっていた。今日はよりスピード感や判断のスピードが上がっていた。どこが良くなってそういうものが出るようになったのか?
立ち位置の整理も1つですね。それによって見えやすい景色を作ったのが一番大きな要因ですかね。そこからトレーニングで絵が見えるような練習ができているということで選手たちが手ごたえを持って挑めたところはありましたね。先週から始めて2週間、結果で勝点1というのは、悔しさしか残らないんですけども、選手たちが取り組んでいることと、2週間でここまで行くんだという手ごたえに関しては思っていた以上に得られています。

引用元

 

鹿島としては相手を見て準備してきた布陣ではないですが、相手としては想定外だったことも作用し、前半は鹿島が主導権を握る展開に。

 

立ち位置が整理されたことで無駄な運動量が減り、強度を上げることができたことが前半の内容に繋がっているように感じ、この新布陣により先の光明が見えた一戦でありました。

鈴木優磨への依存度も下がったように見え、これで彼の負荷が下がり、点を取るところに注力してもらえるといいんですがね。

 

とは言え、これで全てが解決したわけではもちろんなく、課題山積な印象も受けました。

 

・守備時にラインが安易に下がり過ぎてバイタルエリアががら空きになる

・後半になるとガクッと運動量が落ちる

 

明白な部分はこの2点で、まずは攻撃面の整理を優先していることで1点目については手を入れられていない部分なのかなと感じました。

2点目については、先に引用した岩政監督の「このハイペースのサッカーを90分間最初からできるとも思っていない」にもある通り、ある程度は割り切っていた感があります。

 

そして、交代カードが全くと言っていいほど機能しなかったことで、前半の内容がスタメンの選手に依存したものであり、チームとしての積み上げではないことが明白になりました。

 

この試合だと、前線での駆け引きを続けていた仲間が退いてから一気に停滞感が出た印象で、当面は彼がキーマンになりそうな気がしています。

 

もうシーズンの終盤に差し掛かっていますが、岩政体制としてはまだまだこれから積み上げていく状況にあります。

どこまでどれだけ積み上げていけるかが、残っているタイトルを獲る上でのキーポイントになりそうです。

 

■得点シーン

 

左サイドでのパス交換からの樋口アーリークロスにアルトゥールカイキどんぴしゃヘッド。

カイキのヘディングの強さを存分に発揮した樋口のクロスの高さ、スピードが秀逸でしたね。

 

 

GK沖のフィードから鈴木優磨、アルトゥールカイキ二人でフィニッシュに持ち込みました。

相手GKに触って内側にコース変わってゴールインという形になり、DAZN実況ではGKの触り方で防げてたのではとの指摘も出ていました。

ゴール裏からの映像が観れなかったので間違っているかもですが、これ触ってなかったら外れてたんじゃ...

 

 

ゲーム的には、2点差にした直後のこの失点が大きかったですね...

深いところに起点を作られて戻されてという流れからでありましたが、それよりもボールに人が食いつき過ぎて、決めた松尾をフリーにしてしまった方が致命的でしたかね。

 

 

サイド深い位置からのFKにニアで逸らされてゴールイン。

相手としては仕込んでいる形で、どのチームも仕込んでいそうなよくあるセットプレーですが、立ち位置見てるとそこに対する対策はしてなさそうでしたね。

 

 

次節は9/10(土)アウエーでの京都戦。

週中には天皇杯準々決勝があります。

9/7(水)神戸戦です。

 

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