スタメンは前節から1名変更。
菅に代わり、宮澤が入りました。
■ハイライト
■総評
・痛かったキーマンの負傷交代
・悪くない勝ち点1と考える理由それは...
・覚醒の時を迎えつつある中村桐耶
■感想
今やチームのキーマンと言える小柏の負傷交代も響き、1-1の引き分けと終わりました。
前半24分で負傷交代した小柏は左足ハムストリングを痛めたようで、恐らく筋肉系で少なくとも数週間の離脱は免れないのではと私には見えました。
試合後のペトロヴィッチ監督のコメントからも小柏の負傷交代が大きな痛手だったことが触れられていました。
[ ペトロヴィッチ監督 ]
前半途中に小柏 剛選手がケガで交代しなければいけなかったのは、非常にわれわれとしては痛い交代であったと思います。彼のスピード、相手の脅威になるゴール前での動きというのはわれわれにとっての武器でもありますし、その選手が前半途中で退かなければいけないのはわれわれにとって痛かった。
引用元
小柏が持ち前のスピードで相手の脅威となることで周りの選手が活きていた印象があるので、この試合で見られた攻撃の手詰まり感は彼不在で迎えるであろう次節以降への不安材料と言えます。
前半は、札幌が鳥栖のビルドアップを上手くハメることで主導権自体は握れていた印象でしたが、崩しのところでの細かいミスが多かったですかね。
小柏がいない影響なのかはわからなかったのですが、攻撃時に選手間の連動が上手く噛み合っていなかった印象で、孤立しているように見える場面が多かったように感じました。
主導権自体は握れていたものの決定機もほとんどなく、セットプレーでの1点止まりで前半を終えると、後半は一気に相手ペースとなりました。
前半上手くハメられていた相手ビルドアップがハメられなくなって、セカンドボールが拾えなくなったことが大きな要因ですが、それは相手が守備の立ち位置を変えたことが、鳥栖 川井監督の試合後コメントから窺えます。
[ 川井 健太監督 ]
--後半は大枠を変えずに守備の立ち位置を変えた印象ですが、前半のどこを受けて何を修正したかったのでしょうか。
守備のところでやろうとするところをもう一度しっかりと確認しました。それよりも(守備で立ち位置を変えたように)そう見えたのはビルドアップのポジションを少し整理したので、そこから奪われたあともあまりカウンターというか、変な形にはなっていなかったので、守備の形が良いふうに見えたのかもしれないです。
引用元
Jリーグで一番走れるチームである鳥栖に主導権を奪われて走力勝負に持ち込まれ、一気に試合を持っていかれてもおかしくないシチュエーションでしたが、何とか踏みとどまれたことはチームの成長を表していると言ってよいと思います。
加えて、小柏の負傷交代、水曜日の天皇杯から中二日での遠く九州でのアウエー、慣れない蒸し暑い気候という条件も踏まえると、悪くない勝ち点1ではないかなと考えるわけです。
最後に、この試合1ゴール1オウンゴールだった中村桐耶について。
今シーズン序盤、不用意なプレーで一発退場になったゲームがありましたが、それを契機に不用意なプレーが減って安定感が出てきたように感じています。
ペトロヴィッチ監督の信頼も勝ち得たようで、確実に出番を増やしてきていて、何だか昨シーズンの岡村を彷彿とさせる覚醒ぶりを感じさせます。
前への推進力に加え、長身でレフティー、スピードもあるCBは希少価値があり、このまま経験を積んで成長していくと、ペトロヴィッチ監督が言うように日本代表選出の可能性もホントにあるんじゃと感じさせる可能性を秘めた選手だと思います。
■得点シーン
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 10, 2023
リーグNo.1の攻撃力を今日も発揮
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敵地でセットプレーから先制‼️
中村桐耶はリーグ戦初ゴールです👏
🏆J1第17節
🆚鳥栖×札幌
📺 #DAZN LIVE配信 pic.twitter.com/towsu47mB3
左サイド浅野FKからの得点でした。
ファーで競り勝った岡村の折り返しは逆サイドに流れますがそれを宮澤が再度折り返して中央中村ヘッドがゴール右隅に吸い込まれました。
宮澤の時点でオフサイドとセルフジャッジした鳥栖の選手達がボールウォッチャー気味になっていたのも大きかったですかね。
明治安田生命J1リーグは2週間の中断期間に入ります。
次節は6/24(土)ホームでのセレッソ大阪戦です。
中断期間中にルヴァンカップグループステージ最終節が開催されます。
6/18(日)ホームでの磐田戦です。
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