スタメンは前節から変更なし。
3日前の天皇杯3回戦からは8名変更。
■ハイライト
■総評
・またも魔の時間帯の失点
・パワープレーという悪手
・中断期間中に前線の最適解を見いだせるか?
■感想
コンサドーレ札幌時代からの聖地と言える厚別。
今シーズン最初で最後の厚別は来年から改修工事が始まる関係上、次は2026年としばらくお別れ。
そんな節目の試合は朝から雨が降り続くコンディションの中での試合となりました。
その悪コンディションんが影響したのか、前半は両チームともに見せ場がほとんどなく、凡戦と言ってよい内容でした。
新潟の攻めはスピード感に欠け、さほど迫力を感じさせず、やられそうな雰囲気はありませんでした。
一方で札幌も、ボールを奪う場面こそ多かったですが、相手陣地深く攻め入る前にロストするを繰り返し、それは悪天候、ピッチ状態の悪さも影響したとは思いますが、小柏離脱後の前線が機能不全に陥っていることの影響の方が大きかったように感じました。
マンツーマンディフェンスを機能させるという観点で、機動力重視でのスパチョークという選択肢は悪くないのですが、相手ディフェンスと対峙する攻撃時の強度の観点だとスパチョークは小柏に比べると明らかに不足していることがここ数試合で明らかで、タイプが違うのでそれ自体はしょうがないとして、それを他の選手で補えていないことが、ここ数試合での得点力に表れているのかなというのが私の見解です。
後半開始時点での浅野、金子、駒井という組み合わせが、金子が前線での強度不足を補えて、かつ最近マークが厳しすぎて全くと言っていいほど持ち味を出せていないワイドよりも金子のポテンシャルを引き出せているという意味で、今時点では一番しっくりきていたように感じました。
小柏が戻ってこれるのかもしれないですし、金子には海外移籍の報道もあります。
中断期間中に前線の最適解を見いだせるかが、後半戦のカギを握っていると思います。
試合は後半早い時間に失点した後、相手が一人少なくなった数的優位を生かし切れずの敗戦となりました。
前節の福岡戦でもそうでしたが、ここ最近の試合で顕著なのが後半早い時間から中頃、60~70分台での失点の多さ。
この試合でもそうだったんですが、後半立ち上がりの集中すべきと言われる時間帯を過ぎ、少し足が止まってきたなという時間帯で身体も心も緩む時間帯がチームとしてあるように感じて、それが魔の時間帯での失点の多さに繋がっているように感じています。
失点後、相手が一人少なくなったことで一方的に攻め込む展開になりましたが、80分に切られた交代カードのタイミングでのパワープレー大作戦が結果的には大失敗に終わったことが敗因でしたかね。
岡村を最前線に固定して、キムゴンヒとのツインタワーにしたわけですが、普段そういう練習全くしてないでしょ( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
というのがすぐにわかるぐらい、チームの意識統一が図られておらず、逆に新潟に攻め込まれる場面も増え、流れを自ら引き離してしまった印象でした。
パワープレー自体を悪手だとは思ってないのですが、どう考えても札幌のスタイルからは離れていて、簡単には放り込まなかったようにチームとしてパワープレーへの備えをしてこなかったことは明らかで、そういう点も踏まえて悪手だったのかなと感じた次第です。
逆に言うと、現在のチーム状態がパワープレーにすがりたくなるほどであるとも考えられ、中断期間中にどれだけ立て直してこれるかですね。
■得点シーン
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) July 15, 2023
🏆 明治安田生命J1リーグ 第21節
🆚 札幌vs新潟
🔢 0-1
⌚️ 53分
⚽️ 鈴木 孝司(新潟)#Jリーグ#札幌新潟 pic.twitter.com/q4zwYceVEA
札幌陣地深いところからのリスタートの流れで一気に仕留められました。
札幌は基本マンツーマンなので、そこで後れを取ると簡単にやられてしまうといういい事例ですねw
個人的には岡村に後ろの選手の位置取りを気にかけて欲しかった...
明治安田生命J1リーグは3週間の中断に入ります。
次節は8/6(日)アウエーでの鹿島戦です。
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