ついに連勝が止まりました。
勝ち続けることで采配が守備的になってしまう落とし穴にハマってしまった感のある敗戦でした。
そして連勝街道に貢献してきたメンバーを欠いていく中で起きた少しずつのずれは、同じメンバーで続けてきたこその躍進であることを感じさせ、まだまだこのチームは完成途上であることを伺わせました。
スタメンは前節から6名変更。
遠藤、荒木、レオシルバ、小泉、犬飼、杉岡に代わり、
名古、ファンアラーノ、三竿、山本、町田、永戸が入りました。
■ハイライト
■総評
・勝ち続けているが故の守りのスタメンが裏目
・エヴェラウド頼みでした
・まだまだ完成途上のチーム
■感想
この試合を乗り切れば次の試合まで一週間空くことから、あまり代えて来ないだろうとの私の予測はハズれ、半数のメンバーを代えてきました。
2トップのエヴェラウドの相棒は土居を負傷で欠く中、遠藤でも染野でもなく名古でした。
確かに前の試合で途中出場していい動きは見せていましたが、本職ボランチの選手をこのポジションで使うとは...と驚きの采配に私は思いました。
それも今振り返ってみると、前節スタメンだった遠藤は途中出場したこの試合でさっぱりな動きだったことから、疲労が残っていてコンディション的に問題があったであろうことがわかりますし、荒木だったり染野だと守備面で問題があるのかな...という消去法の末での名古だったんじゃと感じました。
そしてエヴェラウドも周りのサポートがこれまで以上に少なかったというエクスキューズを踏まえても動きにキレがなく、連戦中スタメンで身体を張り続けていた疲労が蓄積しているのは明らかで、ザーゴ監督も前半だけで交代させたのを疲労が理由であると試合後のコメントで明かしています。
[ ザーゴ監督 ]
--ハーフタイムでエヴェラウドと名古 新太郎を代えました。それは疲れもあったからでしょうか。どういう狙いがあって、それがどれくらいうまくいったと考えていますか?
エヴェラウドに関しては連戦の疲労があると前半で見受けられました。名古選手は残念ながらケガが繰り返しあったところで、いまのメンバーの中では一番試合に絡んでいないので、もしかしたらリズムや試合勘が足りなくて力を発揮できなかったのかなという部分があります。そこで決断して後半に入ったんですけど、ハーフタイムに出した指示・要望というのは、前でもう少しボールを収めてほしい。収めることでウチが前に行ける形になります。それが残念ながらできませんでした。もう切り替えて次のガンバ戦に合わせてみんなで準備を進められたらと思います。
https://www.jleague.jp/match/j1/2020/092714/live#coach
それでもエヴェラウドをスタメンで使わざるを得なかった理由は、本調子ではない彼がピッチ上にいた前半の方が、内容がよかったことからも明らかで、安定したポストプレーの安心感や的確かつ献身的な前線からの守備は、彼に変わって後半から出た上田綺世とは比べようもなく。
結局エヴェラウド頼みの糞サッカーやったんや(*`Д´)ノ
と言われてもしょうがないですよね...
そして、他にもレオシルバ、小泉といった攻守でいいアクセントになっていて連勝街道に貢献していたメンバーを欠いたこともこの試合の流れに影響を与えていたと思っていて、結局は同じメンバーで続けていたことによる連携面の熟成がもたらした7連勝だったのかなと感じています。
ザーゴサッカーの絵を共有できるメンバーが増え、多少メンバーが入れ替わっても質の落ちないサッカーができるようにはまだ時間が掛かると思われ、まだまだ完成途上のチームであることが実感できた8試合ぶりの敗戦でした。
試合の感想としては、強度高く試合には入っていけましたが、大分がドン引きで粘り強く守ってきたことで徐々にローペースに持ち込まれ、後半強度が落ちたところを仕留められてしまった感じなんでしょうね。
これを乗り越えられるだけの馬力がスタメン、ベンチ含めて足りなかったのかなという印象です。
■得点シーン
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) September 27, 2020
🏆 明治安田生命J1リーグ 第19節
🆚 鹿島vs大分
🔢 0-1
⌚️ 57分
⚽️ 小塚 和季(大分)#Jリーグ#鹿島アントラーズvs大分トリニータ
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/njYXyZs2ld
前線の網をサイドチェンジで掻い潜られ、数的同数の中で最初のシュートはブロックしたものの、セカンドを拾われての二発目はブロックに入った永戸にリフレクションしてコースが変わって沖反応できず。
確か岩政さんだったと思うんですが、ブロックで永戸が身体を逸らしてことを問題視してましたが...まあ確かにその通りではあって正面から受けてたら後ろには逸れなかったのかもですが...少なくても私なら同じ反応しちゃいますねw
🎦 ゴール動画
— Jリーグ (@J_League) September 27, 2020
🏆 明治安田生命J1リーグ 第19節
🆚 鹿島vs大分
🔢 0-2
⌚️ 80分
⚽️ 髙澤 優也(大分)#Jリーグ#鹿島アントラーズvs大分トリニータ
その他の動画はこちら👇https://t.co/JUEMOXumQp pic.twitter.com/mVO80Akz1I
CBを1枚削って同点、逆転へと前のめりになった矢先を突かれてしまいました。
突っ込もうと思えばいくらでも突っ込みどころはあるかとは思いますが、これは大分の方が一枚上だったと言わざるを得ませんね...
■採点
次節は10/3(土)アウエーでのガンバ大阪戦です。
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